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じもとブロガー
糸をつむぐように
これは教室を週に2回していた頃、
母と同い年の生徒さんが言っていた言葉だ。
彼女は既に亡くなっているが
今でも時々その言葉を思い出す。
織りの最中に経糸が絡まる事は、
よほどやっかいな糸を使わない限りないと言っていい。
織っている時に経糸が絡まるようなら、
その織物は完成できないという事になる。
(開口しない)そうならないように経糸には十分に気を配るが、
あえてやっかいな糸を経糸に使いたくなる時がある。
完成したら苦労した分だけ良い作品ができるからだ。
絡まった糸をほどくのは緯糸に使用する為だ。
絡んだ糸は時間が有る時にほどいて使おうと思って
放置していたものである。
おおむね早く解こうと思って力を入れ過ぎた時は
絡み→結びになり再利用は不可能になる。
それまでかけた時間は無駄になる。
全捨てという事だ。
力を入れず柔らかくほどけば
時間はかかるが
使用可能な糸が帰ってくる。
そのコツは糸紡ぎと似ていると思う。
力は入れない方が良い。
急がば回れって事だ。
編み糸と違って織りの糸は硬く単糸が多い。
人間関係も同じようなものだと思う。
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それでも人生は進んでいく 糸をつむぐように
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引用元:洞爺湖周辺地域マガジン「むしゃなび」
https://mushanavi.com/author/itogurama/blog2/enjoy/entry-20357.html
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それでも人生は進んでいく 糸をつむぐように
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