糸をつむぐように

モンゴル旅行記(10)

2005年の2回目のモンゴル行の結婚式の新婦は、
当時のモンゴル・ベンツクラブ会長の娘さんだった。
遠くから会場めざして5台のベンツが並んで走って来る。
上面にビッシリ花を飾って。
なかなか見られない光景だ。
これが成金趣味と言わないで何と言うのだろうか。

結婚式が済んで私たち夫婦のゲルに行く。
馬乳酒やウオッカを飲んだのでダルい。
少し眠っていたようだ。

騒音で目が覚めた。

プロのミュージシャンを呼んでたらしく、
朝までガンガンやっていた。
趣味ではないので
私たちは顔を出さなかった。
うるさくて眠れなかったが、
気がついたら静かな朝になっていた。

10年間モンゴル経済は急成長していた。
ウランバートルには次々にビルが増えていた。
都市集中だ。

前回のホテルのようにバルコニーはなかった。
窓はスライド式ではなく上に開く。
鉄筋コンクリートのビルに窓は全部木製だ。
私たちの部屋の窓は一度開けたら
よほど力を入れない限りもとに戻らない、
おそまつな窓だった。

2回目のモンゴルのホテルの内装もまったく憶えていない。
それくらい木製の窓が強烈に記憶されたのだ。

写真を撮る気にならなかった部屋だったのは確かだ。


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