私は現役の時のランチはいつも外食だった。会社で取っていた弁当屋の昼飯が嫌になるほど不味かったからである。
引退してからは女房に昼飯の面倒を掛けたくないので、いつも外食である。
そんな外食でいつも疑問に思っていることを書いてみたが、みなさんはどう思うだろうか?   *値段は全て「税込み」

【うどん】
従来の町の日本蕎麦屋は「蕎麦」も「うどん」も出す。カレーライスも出してしまう。
夏は「ざる」、冬は「かけ」だが、讃岐うどんの故郷から上京し、同じマンションに住む人が言っていた。
『子供の頃は「うどん」はおやつだった』、『「冷たいうどん」は邪道』と言ってた。

オーストラリア産の粉を使っていても、「讃岐うどん」と名乗っているのはどうなのか? 最近のチェーン店では「小、並、大」が選べる店があるので、私はいつも「小」を注文する。それに天婦羅を1つ付けても、500円でお釣りがくるのが嬉しい。


「かけ(小)+イカ天」(400円)/(はなまる)



【うなぎ】
私は食べ物の中で一番くらいに好きなのが「うな重」である。
「白焼き」や「うまき」は好まない。「ひつまぶし」は好きだが、出汁は掛けない。
以前は「野田岩」に行っていたが、築地市場の「はいばら」で食べて以来、こちらに行くことが増えた。

「うなぎ」自体には大きな差は無く、たれにそれぞれの好みがあるので、どの店が良いかは難しい。中央区から高齢者に1万2000円分の食事・買物券を送られてきたが、なぜか「野田岩」も「はいばら」も利用不可であった。なぜなんだろう? 利用店に参加しない理由が知りたい。


「俺のうなぎ」(しばらく行かなかったら、21年2月に閉店していた)



【焼肉】
焼肉は割合に好きな方だ。でも以前から疑問に思っていることがある。
メニューに「カルビ」、「ロース」などと載っているのはいいのだが、調理していない肉だけ出すのに目方が書いてない。
これでは店によって量が違ったり、知らない間に量を減らされているかもしれない。
誠に不明瞭な業種である。

そこへ殴り込みを掛けたのが、急速にチェーン展開している「焼肉LIKE」である。
新橋に店があるのでたまにランチに行くが、肉の量が表示されていて量により値段も変る。安いので肉質を問題には出来ないが、ライスも「少な目」があって私には合っている。


「上ロース&ハラミセット150g」(1350円)/(焼肉LIKE)



【寿司】
生魚があまり好きではない私は、滅多に寿司は食べに行かない。
そもそも寿司屋も昔から不明朗な業種で、「お好み」で食べると幾らになるか分からずドキドキしながら食べることになる。勘定の段になると板前が女将さんに、符丁で「ゲタ」なんて言っているが私には分からない。

それに異議を唱えて業界のシキタリを変えたのが、回転寿司である。
値段が明朗、ネタは新鮮、今では回転して来るのを待たずに、液晶画面から注文も出来る。いまや町の寿司屋のオヤジが回転寿司屋で握っている。


「ランチ寿司」(1100円)/(築地・玉寿司)



【中華料理】
中華料理も好きな方だ。ラーメンを中華料理とは言えないが、少しお金を出せば1人でも中華料理が食べられる時代となっている。
ランチに大皿の料理を注文する人はいないので、1人前の料理を出すようになった。

夜は相変わらず大皿料理だが、これが問題で「一品料理」の量が分からない。
値段が書いてあるのに量が分からないというのも、考えてみれば変なことだ。
小売店で何かを買う時に量が書いて無ければ、誰も買わないだろう。
こんな変な業界の慣習も、お客のことを考えて間もなく終りとなるはずだ。


「ランチメニューから」(1500円)/(新橋亭)



【日本蕎麦】
ランチに蕎麦は良く食べる。夏は「もり」、冬は「かけ」である。
以前には良く行っていた有楽町駅近くの「俺の出汁」で、「海苔胡麻もり」というランチメニューがあった。
値段は500円だが量が多く、入口で「少な目」を同じ値段で注文していた。

それでも食べ切れず、半分近く残していた。
最近は人件費削減のためか、自動販売機になったら「少な目」が無くなった。
食べ物を残すことに罪悪感を感じて育った私は、「俺の出汁」に行けなくなってしまった。


「かき揚げソバ」(490円)/(歌舞伎そば)



【カレーライス】
日本ではカレーが2種類ある。本格的なインド人が経営する店と、チェーン店で出される日本カレーである。私はかなり前にインドに絶滅寸前のベンガルトラの撮影に行った時に、1週間を毎日、毎食、カレーを食べさせられたことがある。
それ以外のメニューが無いのだから仕方なかった。

カレーライスはたまに食べる。
本格的なカレーはあまり好みではないので、外で食べる時はチェーン店である。
日本ではカレーは「日本食」となっているが、本場のインド人が日本のカレーを食べて『美味しい』と言っている。
外国へ行くと変な和食があるが、あれも認めなければならないのであろう。


「ポークカレー(小)」(440円)/C&C



(おまけの話)
以前にブログに登場した「なんでも鑑定団」の為に姉に貸し出した鈴木信太郎の絵のお礼に、家族3人が寿司屋の名店である「久兵衛」に招待された。行った店はホテル・ニューオータニの中だった。

銀座の本店の方が近いし良かったのだが、姉はニューオータニと仕事の関係があるらしく、どうしてもそこを利用したかったようだ。
都バスで東京駅へ出て、JR中央線に乗って「四谷駅」で降りた。そこから歩いて10分ほどだ。このホテルに歩いて来る人はあまりいないようだ。


 四谷駅から歩いて「ホテル・ニューオータニ」へ。



一階ロビーの右奥に「久兵衛」はある。約束の時間である12時丁度に店に入ると、既に姉の家族の3人が来ていた。
店はこじんまりしていて、カウンター席が12人、テーブル席が2つである。
我々はカウンターの角に3人づつで座り、みんなの顔が見える配慮がされていた。

姉は『好きな物を注文してね』と言って、「お好み」をオーダーした。
我が家の3人は魚ではなく「貝類」が好きなので、私は板前に『貝類はなにがあるの?』と聞いた。


 「久兵衛」(ホテル・ニューオータニ店)



彼は『ホタテ、アワビ、平貝、北寄貝、アオヤギ、赤貝、ミル貝、ハマグリがあります』と言った。私は『それを全部出して』と頼んだ。その他に「コハダ」、「イカ」を2回、「ヒラメ」、「巻物」を食べた。
姉たちは別の物を注文していたが、6人でそれぞれ勝手に注文したので、いったい幾らの支払いになったのだろう。

最低でも1人3万円はするだろうから、6人なら18万円かー。もっとかなー?
その後にガーデンテラスでお茶もご馳走になったので、かなりの出費だったろう。
「鈴木信太郎の絵」の貸出し料としては、高いか?、安いか?


左上から時計回りで赤貝、アオヤギ、ハマグリ、アワビ。


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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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