
心の伊達市民 第一号
10月はいつもより多く、6本もの映画を見た。
その理由は「TOKYO FILM FESTIVAL 2023」があったことも関係している。
映画を見る時は、ネットで評判を確認したり、ラジオの文化放送で流れる映画評論家のコトブキツカサの解説も参考にしている。
【旅するローマ教皇】
10月最初の映画は「旅するローマ教皇」であった。
これは良く調べないで見に行ったのが悪かったが、ドキュメンタリー作品だった。
【洞窟】
毎月1回は必ず「HERMES」銀座店で映画を見る。
HERMESは儲かっていることもあるが文化活動に熱心で、10階にミニシアター「ル・ステュディオ」がある。そこで土曜・日曜に予約制で古い映画を無料で上映している。
10月は「洞窟」という、ドキュメンタリー映画だった。
ほとんど音声の無い、ただ洞窟を探検して行く映像だった。
【トオイと正人】
東京工芸大学が創立100周年を記念して、所属教授の制作した映画を無料で公開した。題名は「トオイと正人」である。この映画はドキュメンタリー風で、「タイの小さな町で残留日本兵とベトナム系タイ人の間に生まれた少年トオイが、父の帰国に合わせて福島県にやって来る。トオイから正人になった少年が大人になり、自分の中に眠っているトオイを探す記憶の旅に出る。
【OCEAN'S ELEVEN】
この映画は「オーシャンと11人の仲間」のリメイク版で、2001年の作品である。出演はジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、マット・デイモン、ジュリア・ロバーツなど、錚々たるメンバーである。ラスベガスのカジノの金庫を狙う1人の話である。演出と画像の荒唐無稽さが楽しめる。
(TOKYO FILM 2023)
【プロミスト・ランド】
この映画「プロミスト・ランド」は2012年の作品で、マット・デイモン主演である。あるアメリカの田舎町でシェールガスの採掘権を安く手に入れようとするエリート社員が、農民との交渉の中で人生の岐路に立たされる話で面白かった。アメリカの田舎の事情がよく分かった映画だった。(TOKYO FILM 2023)
【ドミノ】
この映画「ドミノ」は、映画評論家のコトブキツカサが推薦していたので見に行った。刑事ダニーは公園で目を離した隙に、娘が行方不明となる。娘の行方不明に関与している男を追い、現実と見紛う世界に踏み込んで行く。少し難解な筋である。
最後に娘を助け追い詰めた男を殺すが、字幕の後に男は生き返る。
続編を予定しているようだ。
たまに見たい映画があると、新宿武蔵野館まで出掛けて行く。
ここは待合室が狭いが、色々とお楽しみが用意されている。
私が気に入っているのは、突き当りにある一画である。
そこにはその時のテーマにより、色々な画像が貼られている。
今回はヒッチコックで、写真撮影用にディレクターズ・チェアが置いてあった。私は恥かし気もなく、椅子に座ってタイマーで自撮り写真を撮ったのである。
(おまけの話)
10月23日から11月01日まで、「東京国際映画祭」が開催された。
上映会場は銀座・日比谷・有楽町・丸の内など10ヶ所くらいの映画館と、特設会場である。ホームページを見たら、映画によっては普段より相当高い価格で、一番高い映画は3000円もした。
私は普段はシニア割引で1300円で見ているので、3000円も出して見たくないと思った。映画館以外の上映場所では、無料で公開する映画があった。ミッドタウン日比谷の前の広場には巨大なスクリーンが立てられていて、その前には折畳み椅子が並べられていた。
10月30日にたまたま通り掛かったミッドタウン日比谷では、午後3時から「OCEAN'S ELEVEN」を上映すると分り、時間調整をしてから見ることにした。会場の横では缶コーヒーメーカーの「GEORGIA」がボトル・コーヒーを無料配布していたので、それをもらった。上映時間が近付いたので会場に行くと、またボトル・コーヒーを渡されたので、今度はラテをもらった。
翌日の放映予定を見たら「プロミスト・ランド」で、見たことが無かったので、31日にも見に行った。この日は早めに行ったので、またボトル・コーヒーをもらった。その横で行っていたイベントを覗いていたら、係の女性から「マイボトルを作りませんか?」と誘われた。
これは私の写真を撮って、それをボトルに貼ってくれるサービスで、時間があるのでお願いした。そして画像処理をした自分の顔が貼られたボトル・コーヒーが完成した。
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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今回の主人公は加藤亮子さん。 声楽家としての軌跡を追いました。 お話を伺ったのはグランドピアノが置かれたご自宅でした。 窓辺にはウルトラマンがいました。 棚には亀さんたち。 大きな窓からは空と海と夕陽が見えました。 「ウルトラマンは子供の時から好きで、特にウルトラセブンが好きです。お話が今見ても深いんですよ。怪獣とかも何故地球を攻撃するのか?とか。人間同士の信頼を無くせば勝手に滅んでいく…とかね。」 ふむふむ…。 なるほど…。 「亀は何かゆっくり可愛い。水の中を気持ちよさそうに泳ぐ様子、卵を産むときの様子、陸亀の孤高感、なんとも言えないのですが好きなんです。」 物語のプロローグは音大受験失敗から 小さい頃から音楽好きだった亮子さんが大好きなテレビ番組は、『ミッチと歌おう』(放送1963~1965年)でした。 これは、アメリカNBCの人気ミュージカル・バラエティー番組をNHKで放送したものです。 指揮者のミッチ・ミラー率いる26名の男性コーラスグループで、「クワイ河マーチ」や映画「史上最大の作戦」のテーマソングは日本でも大ヒットをしたので、筆者も覚えています。 そしてもう一つの番組は、『アンディウィリアムスショー NHK』。 便利な時代です。 オンデマンドで視聴することができました。 今観ると、とってもオシャレで温かくて面白くてカッコいい。 https://www.youtube.com/watch?v=mFPID7igH1c なるほど〜。 ストンと来ました。 なんとなくオシャレでカッコいい亮子さんのルーツがわかった気がしました。 さて、小学生だった亮子さんの元にある日ピアノがやってきました。 なんと、酔った勢いでお父様がピアノを買ってきたと言うのですから驚きます。 そしてお母様の勧めでピアノを習い出したのでした。 音楽家への道の第一歩でした。 ピアノ科を目指していた頃 「ピアノは高校三年生まで習っていました。音大を目指していたのですが残念ながら落ちてしまいました。ピアノは決して嫌いではなかったのですが、人前で弾くのは本当に苦手でした。本番になるとアガってしまうんです。」 通っていたピアノの先生は、受験に失敗した亮子さんに遠藤道子先生を紹介しました。 「当時、遠藤先生は札幌ショパン協会会長をなさっていて、ピアノの先生としては3本の指に入る怖い方と有名でした。だから、受験のためとは言えもう怖くて怖くて…正直嫌々でした。」 通い出してみれば案の定怒られてばかり。 「私からしたら『あの人上手いな〜』と思う人でさえ、ものすごく怒られているのですから、本当に怖い…。」 そしてとうとう。 「あなたみたいな生徒は初めてです!!!」 と、言われてしまいます。 今までの生徒さんは、直線的にどんどん上手になっていくというのに、亮子さんの場合は波がありすぎる曲線だったらしく、とうとう先生は呆れてしまったのでした。 ところがその怖い先生は、何故かとても亮子さんを可愛がってくれました。 しかも亮子さん本人にはまったく自覚がない可愛がり方。 それというのも、他の生徒さんには見せないプライベートな一面を亮子さんには見せていたのだそうです。 それは、他の仲間が「信じられない!」と驚愕するエピソードでした。 きっと、怖い先生に対してもガードや壁を作らない、お茶目で素直でカッコつけない亮子さんが愉快で面白かったのだろうと、筆者は勝手に想像しています。 「けれどもレッスンはとにかく容赦無くて…。初めから『あなたはピアノが下手!基礎からやり直し!!』と言われ、ソルフェーズの指の基礎練習の猛特訓を受けていました。ところがある日、その勉強中にピアノではなく声を褒められたのです。なんと、『あなた、声は出るわね!声楽科に転科しなさい!』と勧められてしまったのです。」 ついに、亮子さんにとっての転機がやってきました。 声楽家としての門を叩くことになったのです。 声楽科への転向 短大ではカナダ人の先生に声楽を学び卒業をした亮子さん。 なぜか小学校教員の道を選びます。 「10年間、教員として勤めました。子どもたちから『先生っていつも歌ってるね♪』と言われていました。自覚はなかったんですけどね。そんなこんなで、あんなに頑張って学んだ声楽から20年くらいブランクがあり、気づいたら40歳を過ぎていました。」 声楽から遠ざかっていた亮子さんに再びスイッチを入れたのは、娘さんのピアノの先生でした。 それはちょっぴりお調子者(失礼…)の素質が見えるエピソードでして…。 ピアノではあんなに人前でアガってしまうのに、なぜが歌ではアガらないとい亮子さん。 「ちょっと歌ってみたら?」 とさり気なく誘われてイタリア歌曲をいきなり歌ってしまいました。 「超楽しい! まだイケるかも♪」 スイッチオン! そしてこんなことも。 誘われて、小さな教会でTUBEの曲をノリノリで歌いました。 「めっちゃ楽しい!!」 そう。 久しぶりに人前で歌ったことが着火剤となってしまったのです。 これらがきっかけで声楽家としての火が再燃。 やっぱり人の前で歌うことが本当に好きなのだと実感した瞬間でした。 そうこうするうちに自宅で歌を教える様になりました。 「声楽を学んだとは言え、20年以上もブランクがある中で、ただ歌うのが好きというだけで人様に教えるのは正直不安でいっぱいでした。自分はまだまだ下手だと思っていましたし指導法にも自信がありませんでした。もう一度学び直したい!と、教室を探したのですがなかなか見つからず…。諦めかけたころ、ようやく東園己先生と出会いました。55歳になっていました。」 歌は筋肉です!! ようやく素晴らしい先生と出会い、レッスンをしていただけることになり、いよいよ初レッスンという日、なんと亮子さんは雪まだ残る早春の道で事故を起こしました。 「中山峠へ向かう途中、車がドリフトして路外に飛び出してしまったんです。ところが、なんと細い木2本に支えられ、体は無傷でした。そして偶然通りかかった方にドアを開けていただき助かったのです。木に支えられたこと、偶然通りかかった方が助けてくれたこと、体も無傷だったことなど、運の良さを感じました。」 ハプニングからスタートしたレッスンでしたが、東先生との出会いも運が良かったとしか言えないエピソードがありました。 「最初のレッスンで言われたんです。『あなたは癖で歌っている』と。おまけに『その癖を直すには2〜3年は掛かる』とも言われました。そして、歌いやすくなるための “体の使い方” も徹底的に直されました。先生のレッスンはとてもわかりやすく、学生時代には理解できなかったことが30年経ってストンと腑に落ちました。もう必死で学びました。するとその効果あってか、直すのに2〜3年はかかると言われた歌い方の癖が1年で『直った』と言われました。嬉しかったです。」 体の使い方?とキョトンと驚く筆者に。 「歌は筋肉よ!!」と答えた亮子さんは、おもむろに筋トレ式発声法の仕方の一つを教えてくれました。 今年でレッスンに通い始めて14年になりますが、自分の発声に少しずつ自信が持てる様になった10年目の頃、亮子さんはある目標設定をしました。 それは〜。 「トスカの『歌に生き恋に生き』を歌いたい!!」 でした。 それにはB5(シ)の音が出せる様にならなければいけませんでした。 そしてそれは無謀とも言える挑戦でした。 ところが奇跡は起きました。 65歳になった亮子さんに奇跡の日がやってきました。 B5(シ)の音が出たのです。 それまで何度も口にしていた「私って怠け者だから。お尻に火がつかないとやらないの」という台詞の意味がわかりました。 亀さんのようにのんびりと構えながら。 本当の本気が出るまで力をためるタイプ。 まるでウルトラセブンがジュワッと変身する様に。 力むことなく。 カッコよく。 おしゃれ。 だから女性から見てもちろん、男性から見てもカッコよく映るのだと思います。 最後に次の目標を伺ってみました。 「二つあります。一つは死ぬまでにオペラのアリアをできるだけたくさん歌いたいということです。もう一つは完璧だとは思わないで常に高みを目指すということ。どちらも絶対に諦めたくないです。こんなもんだと思ったらだめだと思っているんです。」 いざという時にウルトラセブンになれるように。 亀の様に辛抱強く。 梅番茶で喉ケアをしながら。 今日も亮子さんは歌っています。 「声をかけていただければ、たとえ、たった一人のためでも、どこにでも行きますよ〜!」 声楽家 加藤亮子 情報 洞爺湖芸術館FB https://www.facebook.com/toyakomuseumofart 加藤亮子 FB https://www.facebook.com/ryoko.kato.9699 Instagram
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