
心の伊達市民 第一号
ブログ閉鎖中の話題(2014年2月09日)
中学・高校時代の友人達と作っている「デジカメ・クラブ」で作品を発表する機会が出来た。同じく同級生で国立で大きな建築資材の販売をしているS君が、本社移転で空いた場所をギャラリーにしたのである。入館料は100円だが、自動販売機でコーヒーが無料で飲めるので、実質的には入館料はタダである
その場所を借りて、2月1日から22日までの長期に亘り「写真展」が開催された。
素人の我々だけではお客は来ないので、デジカメクラブの師匠であり、同級生であり、プロのカメラマンの大高明君の名前を借りることとなった。
館内に入ると右側が素人の我々で、左側が大高プロの展示である。
写真展のタイトルは「魂をゆり動かす写真家、大高明とその仲間展」である。
大高明君の写真は魂をゆり動かすかもしれないが、我々の写真は見る人の魂までは届かない。彼はライフワークとして「コロラド・プラトー」と「バルーン」を撮り続けている。
今回の展示は「コロラド・プラトー」である。
(大高明のHP) http://www.expos.jp/
(魂をゆり動かす写真家 大高明とその仲間展)
http://meisoujoukikan.net/archives/545
彼の写真は私も持っていて、寝室に飾っている。
圧倒的なアメリカの荒野である、コロラドの風景は見る者の魂をゆり動かす。
もうひとつのテーマである「バルーン」は、数年前に私もニューメキシコ州のアルバカーキに彼に連れて行ってもらったことがある。
さて、我々の写真である。 国立で行う写真展であるから、ギャラリーのオーナーの希望で「国立に関係する写真を最低でも1枚は出す」ということになっている。
11人の仲間が色々な写真を出しているが、そのテーマも色々で、見学者の同級生の話では「技量には大きな差がある」と言っていた。
でも、これは趣味なのであるから、自分が気に入っていれば、それが何よりなのである。
初日の終りに、会場でオープニング・パーティを開いた。
メンバー以外の同級生も参加してくれて、大いに盛り上がった。
でも彼らは写真の話は殆どしないで、昔話となってしまった。
年を取ると、昔話が好きになる。 これは仕方ない。 先が無いのだから・・・・・。
(おまけの話)
同級生が集まると近況報告となるが、大した近況報告も無いので、どうしても健康問題や親の介護の話となってしまう。 でも、会合に出て来られるのは健康な証拠なのだから、それも良しとする。
今回はデジカメクラブ以外の同級生も多く来てくれたので、話題も色々と出る。
その中で可笑しかったのがX君の話である。
彼は同級生なら誰でも知っているが、学生時代は「ワル」であった。
彼の話で私の知らなかった話もあった。
『修学旅行で家業の写真屋から持ち出したフイルムを同級生に売って、そのお金で修学旅行先で遊びに行った』、『立川の米軍基地で知り合った兵隊から買ったアメリカのタバコを、学校で同級生に売っていた』。
この話にはみんな驚いたし、飽きれた。 でも、いまとなると大笑いである。
その彼が今は更生・労働大臣から委嘱された「民生委員で、地区の委員長をしている」というから驚きである。
悪いことをしていたくらいの男の方が、世の中のことをよく分っていて、困っている人達の相談に乗れるのかもしれない。
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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マニアではなく科学する人 世羅繁宇氏の“ Stage 2 “〜自家焙煎ジャズ喫茶『COSSETTE COFFEE』
過去最長の書き上げ時間を要してしまいました…。 そのくらい筆者を悩ませた人、世羅繁宇氏が今回の主人公です。 お話を伺う限り、全てにエビデンスに基づく計算があるということを察しました。 きちんと科学する人でした。 実は感覚派の筆者には一番不得手なタイプ。 言い換えれば、一番興味をそそられるタイプ。 だからこそ、理解に時間がかかったという訳です。 「起業する前は大企業のエンジニアでした」。 全てが腑に落ちたご経歴の持ち主でした。 『COSSETTE COFFEE』をオープンされたのは2022年6月のこと。 会社員時代から珈琲焙煎は趣味でなんとなく行っていたそうです。 その時使っていたのは銀杏を炒る道具。 その後、当然のごとくエンジニアスピリッツがより良い焙煎機への開発へと繋がっていきます。 「珈琲焙煎という趣味は、アウトドアの趣味とは違い金銭メリットが生まれます。 料理もそう。遊びの中でメリットがある。そんな気づきが起業に結びつきました」。 世羅さんの言葉に、単に趣味が高じたわけではないというニュアンスを感じました。 「誰かに師事したことはありません。バイブルは『田口護 珈琲大全』のみです。 焙煎、ネルドリップの淹れ方はこの本で学びを深めました」。 この本の冒頭にはこのように書かれていました。 (引用) [コーヒーの焙煎は名人上手の専売特許ではなく、職人的なカンの世界などでもない。 理詰めの数学であり論理学の世界なのである。 生豆の選定から抽出までの流れを一つのシステムとしてとらえ、 各プロセス上に存在する複数の条件によって、 さまざまな味が生み出されるメカニズムに着眼した「システム珈琲学」。 豆の種類から焙煎方法まで網羅した本格的珈琲実用書。 珈琲生産地の現状や栽培状況、味の特徴を決める焙煎、カッティング・抽出までを ていねいに解説する。焙煎技術書としてプロも活用可能]。 なるほど…。 この文章を読んだ瞬間に世羅さんに少し近づけた気がしました。 珈琲を科学する世羅さんにとって、焙煎機は最も重要な相棒。 なので、その制作にも理詰めの数学と論理的思考が働きます。 持ち前のエンジニアスピリッツも相まって、 とことんこだわるということなのでしょう。 「拘ったのは極力 “ 風 ”を入れず、温度管理を徹底させた香りの調整です」。 「え? 温度はイメージできますが、風もですか?」 「はい。現在、95%の焙煎は半熱風式で行われていると言われています。 大手さんになると熱風式となります。僕は難しいとされているほんの数%の隙間を狙った焙煎機を作りたかった。できるだけ豆本来が持つ香りをなくしたくない。 焙煎された珈琲って、3000~4000くらいの化学物質が生成されるのです。 それが、150℃位で香りの成分が気化します。できるだけその香りたちを封じ込める焙煎機を作りたい。それには風と温度の管理が最も重要です。 だから常に課題を見つけては一つ一つ改善する。ひとりPDCAをくるくる回す日々です」。 これは、機械技術者としての誇りを感じるお話でした。 弛まぬ研究から生まれた機械は、2007年に第1号機、2009年に第2号機、そして最新の第3号機が現在店舗内で稼働しています。 「現在「浅煎り」と呼ばれるものがブームですが、うちで煎り上がった豆は、一般的なカテゴライズには入らないと思います。 シティーロースト風シティーローストとでも言うのかな…。 正直、うちより香り高い珈琲は飲んだことがありません。『世界にひとつだけの珈琲』だと自負しています」。 この話しを聞いた時、筆者はこう尋ねました。 「それは、自分の舌への絶対的な自信ですか?」と。 当然。 「そういうことじゃない」。 と一蹴されました。 今思えば愚問でした。 あくまでも世羅さんの自信は科学的根拠に基づくものなのです。 「嗅覚で感じた香りは脳で増幅させられて味覚に刺激を与え、『味』を作ります」。 「なるほど…。 それをどう感じ、好みかそうではないかは味わう人次第ということになるわけですね」。 ネルドリップは筆者が一番好きな淹れ方です。 この素敵な膨らみ! 銅のポットから注がれるお湯で、 ネル袋のなかにふんわりと膨らむ豆を見るだけで興奮し、 既に口の中が美味しくなります。 マイセンの素敵なカップ&ソーサー いつまでも香りが鼻腔に残る美味しい「パナマゲイシャ」をいただきました。 常時8種類くらいを扱います。 ところで、店内を見回すとなんとなくレトロな雰囲気の調度品が目立ちます。 そこで尋ねてみました。 「レトロなものがお好きなのですか?」 「いいえ、これも計算です」。 「な…。なるほど…」。 「信頼している苫小牧の家具屋のオーナーがいらっしゃるんですが、話していると時代の変わりで生活様式も変化しているということを言っているんです。だから、その度に売るものを変化させて対応するんだそうです。その言葉を聞いて、インテリアにも気を配るようになりました。モードの時代は終わり、レトロデザインの時代が来ているんですよ。レトロなものは落ち着きますしね」。 「調度品にもデータに基づく根拠があるわけですね!」 日本のレトロとは違う、アメリカっぽい感じが若い層にも男性にも刺さりそうです。 筆者みたいなおひとり様好きな女性にも好まれそう。 「では、もしかしてオーディオも?」 「そうです。珈琲もそうですが、音についても僕はマニアじゃない。全て計算の上で選んでいます。現在置いているオーディオはアルテック605Aで、アビーロードスタジオで使用されていたものです。この環境に合うものを選びました。高音質をお楽しみいただけますよ」。 ハイクオリティーなモノへの追求は止まるところを知りません。 「もしかして焙煎機も4号機計画があったりしますか?」 少し間をおいて、世羅さんは力強く頷きました。 エンジニアスピリットを持つ珈琲焙煎士 世羅さんは、 空間コーディネーターとしても最善のトータルでお客様をお迎えする姿勢を持つ人でした。 店内にはジャズのレコードがずらりと900枚並びます。 圧巻。 最後に尋ねました。 「ジャズも計算ですか?」 「ジャズはもともと好きです。 ピアノならキースジャレット。オルガンならジミースミス」。 この答えをいただき、なぜかホッとした筆者でしたが、 正直、世羅さんをもっともっと掘り下げたい! そんな衝動を抑えながら、悶々と『COSSETTE COFFEE』を後にしました。 ん?? これももしかしてリピーターを生むための計算? ふとそんなことが頭をよぎりつつ、 今度はカレーを食べに行こう!と、決めていた筆者です。 ―COSSETTE COFFEE 情報― Web page https://cossette.theshop.jp Instagram https://www.instagram.com/cossette_coffee?igsh=MzRlODBiNWFlZA== 世羅繁宇氏FaceBook https://www.facebook.com/sera.shigetaka
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