心の伊達市民 第一号

SusHi Tech TOKYO 2024


どこで手にしたか忘れたが、「SusHi Tech TOKYO 2024」というパンフレットをもらった。これを最初に見た時には「寿司の新技術かな?」と思った。
ところがこれは「Sustainable High City Tech Tokyo」の略だそうだ。

私の受けた単語の感じでは、これは「少し奇をてらい過ぎ」である。
会場は4ヵ所に分かれていて、それぞれ開催期間は違うが5月26日まで開催されている。私はとりあえず、お台場の「日本科学未来館」に行ってみた。 


「SUSHI TECH 2024」の「日本科学未来館」会場入口



日本科学未来館」には入館料が必要で、シニア割引が無く630円だった。
私はここが割合いに好きで、何回も行っているので場所は知っている。
ところがである。入館は有料だが、「SusHi Tech TOKYO 2024」は無料であった。
私のように「SusHi Tech TOKYO 2024」だけを見たい人には、なんだか割り切れない気持ちだ。

入場すると案内係が列に並ばせる。なにかと思ったら、目の前の幕が開き中に入る。
幕が閉じて暗くなると、大きな画面に手塚治虫とアトムが出て来て会場内の説明をする。


最初に手塚治虫とアトムが案内する。



2~3分の映像が終り反対側の幕が開くと、そこが広い会場だった。
ホームページの解説では『想像力を刺激するテクノロジーやサステナブルな取り組みなど、東京の暮らしを変える多様な発明に出会えます。アイディアを形にするワークショップなど子供のたちのひらめく力を育みます』とあった。

私はよく知らずに行ったのだが、どうやらこのイベントは子供が対象のようだった。


 会場に大きな未来の盆踊り屋台がある。



でも私も年をとり子供返りをしているようで、別に違和感は無かった。
色々な展示があるが、間近で「ドローン」の飛行を見た。
それはドローンが荷物を吊り上げて、それを所定の箱に入れるのである。
この操縦を実際に子供にやらせるイベントだったが、私もやってみたかった。


ドローンで荷物を吊り上げる体験。



次は「おばけレストラン」に並んでみた。
子供連れの若い人たちばかりで、ジジイは私だけだった。
幕が開いて中に入り、長いテーブルに食事のセットが置いてある。
子供達がそこへ座り暗くなると、前方に白いおばけが現れる。

おばけがメニューの説明をすると、皿の上に料理が投影される。
これと未来のテクノロジーの関係が、よく分からなかった。


「おばけレストラン」



幕が開き会場に出ると、色々な動くものがある。
ゴーグルを付けてVRで未来の車に乗ったり、ペットのロボットなどがある。
子供の並んでいるところに私が並ぶのも恥ずかしいので、興味があっても我慢した。
そして会場の外へ出て、4階の常設館に行ってみた。

ここには何度も来ているので、こちらの展示は同じだった。
1階からも見える天井から吊り下げられた巨大な地球儀は、私はここでっ好きな物の1つだ。雲の動きに合わせて、雲が流れ地球を覆う。


 巨大な地球儀が天井から下がっている。



会場の奥へ進み、吹抜の下を見た。
そこには「空飛ぶタクシー」の展示が見えた。
これは近い将来には、本当に実用化するのだろうか?

他の3会場の様子は分からないが、5月17日に有明アリーナで行われる宇宙飛行士の「野口聡一さん」のスペシャルトークは予約してあり楽しみだ。


 「空飛ぶタクシー」



(おまけの話)
同じ日に近くの「東京国際クルーズターミナル」に船が入ると知った。
ここはクルーズ船の専用埠頭なので、クルーズ船は早朝に着岸し、夜間に離岸する。
だから私は写真を撮りたくても、来ることが出来ない。

ところがGWの関係か、「COSTA SERENA号」が午後1時30分に入港することになった。
そこで「日本科学未来館」を見た後に、そちらに向かった。歩いても10分も掛からない。


入港する「COSTA SERENA号」



客船ターミナルビルの4階に着いたのは、12時頃だった。
この辺りには全く食事を食べることが出来る店が無いのを知っていたので、事前にコンビニでおにぎりを買って来ておいた。クーラーの効いた中で、ゆっくりと時間を待った。

デッキで人の動きが激しくなったので、私も出てみた。まだ予定より1時間も早い。
「COSTA SERENA号」が東京湾から、こちらに向かって来るのが見えた。


ゆっくりと岸壁に近付く。



そこからが遅い。
「車は急に止まれない」という標語があるが、大きなクルーズ船はもっと止まれない。
遅々として近付かないクルーズ船だが、乗客の様子が見えて来た。
500メートルくらいの距離を、1時間もかけて着岸した。

4階のデッキから見た時はそれほど大きく感じなかったが、帰りに少し離れてから振り返ったら「巨大」であることが分かった。行きも帰りも都バスは「お台場」から「東京国際クルーズターミナル」まではガラ空きで、お台場では乗り降りする外国人観光客で満員だった。


 離れて見ると「COSTA SERENA号」の大きさが分かる。

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コメント

    Shinji

    Shinji

    昔、正月などの新聞の特別号に、未来はこうなる、というような記事やマンガが出ていた。そこには、新聞は紙に印刷ではなくテレビ画面を見てそれを自宅で印刷して見れる、電話は歩きながらできる、テレビは壁に掛ける絵画のようになる、とかいろいろなことが書いてあったが、そんな空想ばっかり書いていいのかね、と見くびっていたら、40年経たぬうちに実現してしまった。

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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