心の伊達市民 第一号

コーヒー談話

ブログ閉鎖中の話題(2014年11月14日)

私が社会人になった頃はまだ日本は豊かではなかった。
その一方で先に豊かになった人達はその証のようにヨーロッパのブランド品を持ち、
偉そうに自慢したり、その講釈を語るようになった。

(コーヒー1杯の値段を10年前と、2024年現在と比較してみた)


「PRONT0」(220円→352円)



私はそんな人達を苛立ってバカにして見ていた。
「自分では高くて買えない」というヒガミもあったのかもしれない。
「時計はオメガ」、「ライターはカルチェ」、「万年筆はモンブラン」などである。


「DOUTOR」(220円→250円)



それがしばらく経つと、時計はデジタルとなり1000円になった。
ライターは100円ライターとなった。万年筆は3本100円のボールペンになった。
そして、ブランドに拘っているのが恥ずかしい時代になってしまった。


「TULLY'S」(310円→360円)



それが現在では、「ライターは禁煙で不要」、「時計と万年筆はPCやスマホに付いている」ということで、ブランドの3種の神器は消えてしまった。
ところがそんな中でコーヒーは工業製品ではないので、講釈師も存在することが出来た。


「STARBUCKS」(370円→380円)


昔はコーヒーの銘柄に始まり、産地、焙煎、挽き方、淹れ方、飲み方まで偉そうに講釈を垂れる人がいて迷惑だった。あの時代には、それが文化人の証でもあったのである。
しかしドトールを初めとする庶民的なコーヒーチェーンが出来て来て、コーヒーもまた講釈師の出番が少なくなってしまった。


「VELOCE」(190円→280円)



今やコーヒーは文化人を気取る人の飲み物ではなく、気楽に飲めるものとなり、数え切れないほどのチェーン店や個人のカフェが出来た。
しかも多くの店ではコーヒー1杯が、200円~280円というところに収まっている。


「SAINT MARC」(200円→300円)



40年前にはコーヒー1杯の値段は80円~90円だったから、今がいかに安いか分る。
そこでウォーキングを兼ねてコーヒー店巡りをして、コーヒーの値段を調べてみた。
それぞれの店にそれぞれの特徴があるが、みんな努力をしているのが分った。

そんな中でカフェとは違い座ることは出来ないが、バカに出来ないのがセブンイレブンの100円コーヒーだった。


「ルノアール」(540円→800円)



(おまけの話)
私が初めて家でレギューラー・コーヒーを飲んだのは、かなり奥手で35歳の頃だったと思う。女房が料理教室の生徒からお歳暮でコーヒー豆をもらったのである。

我が家はそれまではインスタント・コーヒーばかりで、家でレギュラーコーヒーを飲む習慣が無かったので、豆の処理に困り近くのコーヒー豆店に行ってコーヒー豆を挽いてもらった。


珈琲豆店「ライブコーヒー」(220円→220円)



しかしプレゼントしてくれた人には、「私の家ではいつも自分で豆を挽き、ドリップ式でコーヒーを飲んでいる」というような嘘を言った。
そしてしばらくしたら、またその人からコーヒー豆をもらった。

そうなるともう店でもらった豆だけを挽いてもらうのが恥ずかしくなり、その店でコーヒーミルを買った。恥ずかしながら、それが私が我が家でコーヒーを飲むようになったキッカケなのである。


「樹の華」(680円→750円) ジョン・レノンが愛した喫茶店。



その店のオヤジがコーヒーに詳しく、世界中のコーヒーの産地に行ったことがあると聞いた。オヤジのお勧めで「トラジャ」というインドネシア産のコーヒーを飲むようになり、今に至る。先日のテレビ番組で見て初めて知ったが、「トラジャ」というのはインドネシアのトラジャ族という少数民族の名前であった。


「KRISPY」(290円→352円)。 ドーナツは160円。

記事の問題について編集部に報告

コメント

コメントを書く

伊達季節移住のススメ

心の伊達市民 第一号

北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

詳しくはこちら
ジャンル
娯楽・趣味
アクセス総数
1,432,796回

伊達季節移住のススメ

心の伊達市民 第一号

北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

詳しくはこちら
ジャンル
娯楽・趣味
アクセス総数
1,432,796回
Tag

ハッシュタグ

「むしゃなび」はこちらの皆様に支援して頂いています

  • 住まいのウチイケ
  • いぶり腎泌尿器科クリニック
  • 大高酵素
Popular Post

人気の記事

「楽しむ」カテゴリーのおすすめ記事