心の伊達市民 第一号

集団接種会場を見る散歩 

5月17日に女房が、マンション1階にあるクリニックでのコロナワクチンの接種の予約をしてくれた。
中央区は4ヵ所の集団接種会場と、28の開業医のクリニックでワクチン接種が行われている。


クリニックでの接種は、今後、更に数が増えるようだ。
開業医はコロナで患者の来院数が減っているので、これは経営的にはプラスだろうと思う。




中央区の集団接種会場の案内状

 

私のワクチン接種の第1回目は6月9日とかなり先だが、予約をしただけで接種を済ませたような気になってしまっている。接種予約に関しては、色々と問題があるようだ。


高齢者には「スマホ予約は無理だ」と言うのも分からなくはない。
電話をすれば「全く繋がらない」というのもある。
他にも色々とあるが、なにしろ初めてのことなので大目に見てあげたい。




築地本願寺の本堂(この真下に私の入る納骨堂がある)

 

そこで今回は区内にある4ヶ所の集団接種会場の中から、散歩で行ける3ヶ所の会場を見に行った。
ロスに住む親戚のSさんがこれを読めば、「暇人ですねー」と言うかもしれない。
「その通り」で、リタイアして、更にコロナ騒動の今は全くの暇人なのである。


この日の散歩コースは「図書館」、「築地本願寺」、「聖路加国際病院」、「石川島記念病院」、「アート晴海」の予定である。




聖路加国際病院の分室の「集団接種会場」

 

出掛ける時に小雨模様だったのでバスで築地まで行き、そこから図書館まで歩く。
しばらく閉鎖中だった図書館が開いたので、借りていた本を返した。
次に私の菩提寺である築地本願寺に行き、自分用の納骨堂年次冥加金を支払う。


そして久し振りに納骨堂に行き、私がいずれ入るロッカー式の納骨堂を見て来たのである。
この真上に本堂があるので、本堂に行きしばらく瞑想する。




佃の隅田川沿いにひっそりと営業している佃煮屋「天安」             近くに2軒の佃煮屋がある。

 

本願寺の裏門から出て、次は「聖路加国際病院」に向かう。
接種会場は本院ではなく、私が贔屓にしているコーヒー豆屋の斜め向かいの分院だった。
すでに接種の為に次々と高齢者が来ていて、係の人が案内していた。


部外者は中に入れないので、様子は分からなかった。
股関節の骨折で入院中のIさんに電話したが、リハビリ時間中なのか電話に出なかった。




集団接種会場の「石川島記念病院」

 

次は「石川島記念病院」に向かう。
佃大橋を渡り老舗の佃煮屋の前を通るが、以前のような観光客は全くいない。
石川島記念病院の前に行ったが、それらしき看板は無い。


間違えたかと思い案内状を確認したら、ここは第2日曜日しか開設していないと分った。
仕方ないので、次の「アート晴海」に向かう。




集団接種会場の「アート晴海」

 

アート晴海は朝潮運河を渡った中央区の外れにある。
ここは第4日曜日しか開設しないので、まるでワクチンの雰囲気は無かった。
腹が空いたので、「豊洲ららぽーと」へ寄り道し、フードコートで天丼を食べた。


アート晴海の向かい側には「東京BRT」の始発停留所と、車庫の「晴海BRTターミナル」がある。
ここからBRTに乗って10分で、私の住むマンション前に到着した。
万歩計を見たら、「1万2089歩」だった。




東京BRTの始発停留所「晴海BRTターミナル」

 

(おまけの話)
5月17日から大手町合同庁舎でも、国が運営する大規模接種の予約が始まった。
この会場で接種をする人は自衛隊の医務官で、24日から接種が始まる。


私はこの会場での接種に興味を持ていたのだが、女房がマンション1階のクリニックを予約してしまったので、行く機会が無くなった。でも興味自体が無くなったわけではないので、わざわざ見に行った。




日本一のビジネス街の大手町は、意外と緑が多い。

 

この会場は大手町にあるので都バスで東京駅に出て、そこから丸の内無料シャトルバスに乗って経団連で降りれば目の前が大手町合同庁舎である。ところがシャトルバスはコロナの影響で「当分の間、休止」と張り紙があった。仕方ないので、小雨の中をトボトボと歩く。


現地に着いたら入口に係員が待ち構えていて、「ワクチン接種ですか?」と聞いた。
私は「女房が来るので下見に来た」と惚けたが、関係者以外は中に入れなかった。
そんなわけで中でどんなことが行なわれるかは残念だが見られなかったが、どうやら外に作られた仮設テントの中で行われるらしいと分った。




大手町合同庁舎は高速道路の入口にある。

 

予定外に時間が余ったので、近くの「将門塚」を見に行った。
今回、久し振りに来たら、スッカリ新しく整備されていてビックリした。
将門塚の説明をすると長くなってしまうので、簡単に説明すると『平将門は反逆罪で関東で討ち取られ、首だけ京都の河原にさらされた』。


『しかし腐ることも無く夜な夜な「胴体と首をつないで、もう一戦しよう」と叫んだと言われている。そして胴体を求めて空を飛んで来て、首が落ちたのがこの場所と言われている』。
怨念の場所のせいか現在でも祟りがあり、一等地にあるこの場所だけ再開発を免れているのである。




「将門塚」は今年の4月26日に改修整備されたばかりである。

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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