5月に家族の誕生祝いで外食に行ったのが最後で、それからは家族で外食に行っていない。私は毎日のランチが外食なので、特に「外食したい」とは感じていない。

女房が言った。『外食も行かなくなると、どうということもなくなる。コロナが怖いからでなく、行かなきゃそれで済んでしまう。なんでも続けていると習慣になってしまうのねー』。
これではレストランが苦しくなるのも分かるような気がする。



エレベーターを降りると、そこは「頤和園」だった。


以前に「Go to eat」に行った時は、「ぐるなび」で予約した。
1回でもサイトで予約すると、その後は次々と案内メールが送られて来る。
それに誘われて行ったことは無かったが、その禁を破るほどの案内があった。
『中華の名店「頤和園(いわえん)」の豪華ディナーの1万3200円を、期間限定で6600円』とあった。



小さめの個室で落ち着く。


メニューを見ると、「フカヒレ」、「アワビ」、「イセエビ」と豪華な食材を使った料理だ。アワビは2回、出て来るようだ。他にも色々と出て来るので、食べ切れるか心配である。
しかも「完全個室」であるから、周りに気兼ねもいらない。

これだけの料理を出して、6600円では儲からないだろう。
しかも私は酒を全く飲まないのだし、今後もお客を接待することも無いのだから、お店は当てが外れである。



「活鮑の冷菜 特製胆醤油ソース」


午後6時に予約をして、銀座からブラブラと歩いて京橋の店に行った。
頤和園はビルの6階を占有していて、かなり大きな店だ。
エレベーターのドアが開くと、そこが店である。

マネージャーらしき男が出迎えて、席に案内してくれる。
3人だけの個室で、これから誰にも気兼ねは要らないし、マスクは外したままで済む。



「フカヒレの姿醤油煮込み」


先ず飲み物のメニューが出されたが、「お酒は飲めないので、お茶をお願いします」と言った。お茶であっても、ここでは急須に入って鉄観音が600円もする。

前菜にいきなり「活鮑の冷菜」が出て来た。久し振りに鮑を食べた。
次には「フカヒレの姿醤油煮込み」である。普通の大きさのフカヒレが「そのまま」の姿で出て来た。



「伊勢海老のフリッター くらま山椒仕立て」


3番手は「伊勢海老のフリーター」である。
「鮑」、「フカヒレ」、「伊勢海老」と豪華3横綱の揃い踏みである。
この3種類を食べたのはいつのことだったか? もう忘れるほど前のことだ。
その後も次々と豪華メニューが続き、最後のこの店の名物の「担々麺」は半分も残してしまった。

途中でマネージャーに聞いたら、『ここは殆どが法人がお客様なので、コロナで全く駄目です。しかもお酒も出せないので、半額メニューで家族連れに来て頂こうと考えています』と言っていた。
みんな苦労しているんだなあー。



「自家製干し鮑と黒豚スペアリブ 冬瓜のオイスターソース煮込み」


帰りは少し涼しくなったので、女房が『歩いて帰りましょう』と言った。
私はこの日も昼間は相当の距離を歩いているが、『疲れたから嫌だ』とも言えず、『そうしよう』と言った。久し振りの銀座の夜は、なかなか良い。午後8時を過ぎているので、デパートも閉まり、歩行者も少ない。

銀座からバスに乗るのかと思ったら、『家まで歩きましょう』と言われてしまった。家に着いて万歩計を調べたら、この日は1万8662歩を示していた。
すぐに風呂に入り、ベッドに向かった。



「名物担々麺」(この後にデザートが出て、全8品だった)


(おまけの話)
「Go to eat」という政府の経済活性化の政策があったのは、もうみんな忘れていると思う。私はそれで3回ほど食事に行った覚えがある。

その後、ネットが不得手な人の為に、紙の「Go to eat 食事券」の申し込みがあった。それに申し込んで食事券が手元に届いたが、コロナまん延で延期となった。
そして今年の1月に期限が来てしまったが、「無しのつぶて」のままだ。



「Go to Eat 引換券」


7月12日から「まん延防止」が「緊急事態宣言」に切り替わった。
これで4回目だが、もうみんなマンネリになっていて、あまり気にしていない。
特に高齢者はワクチンの2回接種も済んだので、デパートなどは週末は年寄りで溢れている。
三越デパート銀座店では、入口に「現在の全館の入場者数」という画面をリアルタイムで表示している。



銀座1丁目から4丁目方面を見る


一方で飲食店の経営はピンチを迎えている。
「酒の提供は禁止」、「酒の卸問屋は違反して酒の提供を続ける飲食店と取引するな!」、「銀行は融資先の飲食店との取引を考えろ!」など、政府も無茶苦茶なことを言い出した。

さすがにこれには反発が大きくすぐに引っ込めたが、政策は良く考えてから発表して欲しい。これでは菅内閣の支持率が落ちてしまうわけである。



「RALPH LAUREN」


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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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