
心の伊達市民 第一号
デジタルな生活
最近の私の行動範囲には「デジタル」が氾濫して来た。
高齢者にとっては厄介なことかもしれないが、使い方によっては便利になったと思う。
このブログを書いている道具も、デジタルの代表格のパソコンである。
昔なら便せんに万年筆で書いていたが、それでは多くの人に見てもらえない。

ブログ「むしゃなび」
2021年9月1日に日本政府は「デジタル庁」という組織を立ち上げた。
政府の見解では『新型コロナウィルスの感染状況の把握も補助金などの手続きも遅れが目立ち、「デジタル敗戦」とも呼ばれる状況を打破するための組織です。行政のデジタル化を現場で担うのは民間企業ですし、社会全体のデジタル化が一気に進むかもしれません』
『デジタル庁が発足した背景には日本の省庁や自治体がこれまで個別に情報システムを構築して来たために、それぞれのデータのやり取りがスムーズに行えず、サービス利用者にとっても使い勝手が悪く、結果的にデジタル化が進んでいない状況があります』とある。

「デジタル庁」のホームページ
まあそれは置いておいて、私の身近かの「デジタルな生活」である。
先ずはコロナで取り寄せが増えたので、その支払いのカード決済や銀行振り込みである。
自宅のパソコンから注文する。以前なら電話か手紙だった。
品物が届くと代引きや、振込用紙が同封されていて、それを郵便局で支払っていた。
いま考えると、時間の進みがゆっくりとした長閑な時代だった。

インターネットバンキング(三菱UFJ銀行)
今では銀行へはたまにしか行かなくなり、ネットバンキングを利用している。
しかし毎日の生活では、どうしても現金が必要になる。
そこで1ヶ月に1度は銀行に行って、現金を引き出すことになる。
高齢者がATMを利用すると、銀行の係員が「オレオレ詐欺の振り込みではないか?」という感じで私を見る。「暗証番号は使い廻さないで下さい」と言われているので、番号を忘れてしまうのも厄介だ。

ラーメン「日高屋」の注文画面
次は毎日のランチに行く店でのデジタル化である。
私が行くラーメン屋の「日高屋」はデジタル化が進んでいて、お客は席に座ると目の前の液晶画面にタッチする。そこに現れたメニューから希望の品を選んで、「送信」を押して注文する。
たまに行く新橋の焼き肉屋「LIKE」も同じ方式である。
注文の品が運ばれて来て食べ終ると、伝票をレジに持参して代金を支払う。最後はデジタル化していない。

「焼肉LIKE」の注文画面
近くのコンビニでコーヒーを買ったが、最近はセルフレジが増えているので初めてだと難しい。
レジのところにコーヒーのカードが置いてある。そこからコーヒーの種類を選んで、センサーで読み取らせる。そして画面でカップの大きさを選ぶ。清算の前に「クーポン利用」、「ポイント・カード」、「支払い方法」などを選ぶ。
慣れていないと、かなり戸惑う。支払いが済んだら、コーヒーサーバーのところでカップを選ぶ。
そこで「ホット」か「アイス」か、カップの大きさは大中小で違う。私は分からず支払いは「小」でして、カップの大を取ってしまった。気が付いたが返却はコロナ感染を心配して、そのまま大カップでサーバーでは「小」を押した。

「ローソン」のセルフレジ
マンション1階のスーパーマーケットもセルフレジが増えたが、やり方はコンビニと多くは違わない。
私が良く利用する中央区の図書館でも、デジタル化は進んでいる。
自宅のパソコンで読みたい本を検索して、在庫があれば予約する。
その時に「予約数」が表示されるので、待たされる日数の大まかな感じがつかめる。
自分の番が来ればメールで「用意出来ました」と連絡が来るので引き取りに行くが、棚から自分で取り出してカードで貸し出しを押す。以前にこれをやらなかったら、出口でブザーが鳴り係員が飛んで来た。

中央区図書館のインターネット予約ページ
(おまけの話)
デジタル化が進むと、人と人のつながりが無くなって行く。
新聞にも出ていたが、コロナ騒動でリモートワークが進み、それにより会社員の孤独感が強まったそうだ。
なんでも「効率化」が優先される世の中になり、人の温かみが失われて行くように感じている。
買物も食事も映画も図書館もコンビニも、どこでも口をきかなくても用が足りるようになってしまった。
だからたまに見掛けるが、スーパーのレジで話し込む迷惑な高齢者がいる。きっと寂しいのだろう。

私の好きな映画館でもデジタル化は進んでいる。
良く行くのは「TOHOシネマ」、「シネスイッチ銀座」、「ヒューマントラスト有楽町」である。
ネットで見たい映画の上映館のHPで、日時、座席を選んでカード支払いをする。
当日は映画館の発券機で、送られて来た番号を液晶画面で押す。
そして発券されたチケットを持って、入口から係員に見せて入場する。
渋谷の「BUNKAMURA」は進んでいて、ネットでQRコードが送られて来るので、それを入場の際に読取り機に当てると入場できる。

TOHOシネマの座席予約ページ(赤色は私の予約)
デジタルな生活を強いられていると、「アナログ生活も悪くなかった」と思う時がある。
浅草に行くと、昼は「めんまる」でラーメンを食べることが多い。
ここは食券だけが自動販売機で、デジタルとはほど遠い。
ラーメンが出来るとオヤジが呼ぶので、自分で受取り店の外に出てそこにあるテーブルで食べる。
デジタルに囲まれ過ぎた生活の中で、ここに来るとなぜかホッとするのである。
このままデジタル化が進むと、人類は無口になってしまう。

駅の切符自動販売機は導入が早かった。
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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『心地よい毎日』へのキーワードは『整える』こと 〜La Flice代表 小野友美氏の思いとは
・『La Felice』代表 小野 友美氏 ・室蘭市出身 現在は伊達市在住 ・二児の母 『La Felice』とは、イタリア語で「心地よい」という意味だそうです。 代表の友美さんは、誰もが心地よい暮らしができるように、様々なアプローチで活動をされています。 今回は、友美さんが思う、より心地よい暮らしについてお話を伺いました。 友美さんは、約24年前から看護師のお仕事をされています。 けれども、子育て期間の6年半はお仕事を休んでいました。 友美さんの感心するところは、資格を取得したら直ぐに誰かに試してやってみて、直ぐに仕事にするところ。 しっかりとPDCA(Plan Do Check Action)を回すことです。 これって誰でも出来そうで、意外と出来ない人の方が多いこと。 友美さんの最大の強みのような気がします。 さて。 『La Felice』のロゴには 〜アロマとおかたづけ〜 と書かれていますが、実は友美さんの活動はそれだけではありません。 現在行なっている講座メニューを書き出すと… 1. アロマアナリーゼ 香りの心理分析 2. アロマテラピー講座 3. アロマハンドトリートメント 4. 片づけ心理学 5. おかたづけのきほん講座 6. おかたづけ相談・訪問 7. 片づけオンライン訪問 8. 方眼ノート1dayベーシック講座 9. 地元ラジオ番組「ときめきテラス」パーソナリティー こんなに色々なことをされています。 やはり直ぐやる課! ^^ 友美さん曰く「やる!と決めることが大事」なのだそう。 「やろうと思ったけれど」 「やるつもりだったのに」 これは筆者の得意のセリフ…^^; それではダメなのですよね。 わかってはいるのだけど…。 あ。これもダメなセリフ 笑 ふむふむ…。 なるほど〜。 実体験に基づいたお話は説得力があります。 そんなに良いものならば、一度体験してみよう〜!! ということで、筆者、「方眼ノートメソッド」を体験して参りました! 正直なところ、まだ出会ったばかりなので絶大なる効果を感じるまでには達していませんが、方眼ノートの活用によって、目指すゴールに向けての道筋が見えやすくなり、段階ごとの考えがスルスルと出てくる感覚はありました。 うん。 これはなかなかよいかも…。 現在、東京のある公立中学校では教員全員がこのメソッドを学び、生徒にも方眼ノートの書き方を指導し、生徒一人一人にとって何がどの程度わかり、何がどの程度わからないのか?を、誰にも見える化出来たことで、中間テストも期末テストも廃止したという実践報告もあるそうです。 公立学校でもそこまで出来るということには正直驚きました。 〜と、これまでご紹介したことを図式化されていました。 さらにさらに友美さん。 ワイラジオのパーソナリティーもされています。 番組名は「ときめきテラス」 お友達とお二人で30分の枠で様々なお話をされていいます。 パーソナリティーを始められたことで、話す訓練にもなっていることを実感しているそうです。 一見、多方面で活動されているように見えますが、実は「整える」というキーワードで全てが繋がる。 『全ての方が心地よい毎日を過ごしてほしい』という願いを込めた友美さんの活動なのでした。 ―La felice 情報はこちらから― おのともみFB https://www.facebook.com/tomomi206 La Felice Instagram https://www.instagram.com/lafelice_aroma.shuunou?igshid=YmMyMTA2M2Y HP https://la-felice.com/
Rietty
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