屋形船東京協同組合は1月15日と16日に「お江戸の川遊びへおいでなんし~Edorip AR~」というイベントを開催した。


主催者側の説明では『かっての江戸の風景をAR(拡張現実)を使って、楽しむことの出来る体験です。お手持ちのスマホやタブレットで、目の前を花魁が通ったり庶民の様子を見れたり、まるで江戸時代にタイムスリプしたような体験を楽しんで頂けます』とあった。


参加費用は無料で屋形船に乗ってARでも楽しめるらしいと分かり、12月にすぐに申し込んだ。
いつもなら誰かを誘うのだが、オミクロンの今は1人で行くしかない。



「二天門桟橋」から乗船する。


多くの人が申し込むと思ったので、抽選になるだろうと予想した。
連絡が無いので諦めていたら、1月になり主催者からメールが届いた。『乗船前にPeatix内にあるリンクからAR体験で利用するアプリインストールのご協力をお願いします』とあった。


そしてその下に外部リンクのPeatixのURLがあり、そこへ接続して正式に乗船申し込みをするようだった。
最近のチケット申し込みは主催者が外部の会社と提携していて、その会社経由で申し込むケースが増えた。
なんとかPeatixに接続し、1月15日(土)午後12時15分、浅草・二天門桟橋からの乗船を申し込むことが出来た。



最初はやり方が分からず船内に和船が来た。


するとすぐに返信メールが届き、『下記イベントの申込みをありがとう御座いました。Peatixアプリがチケットです』とあり、その下にURLで『アプリでチケットを見る』という項目があった。
でも私はパソコンで申し込んだので、当日にデスクトップ型のパソコンを持って浅草には行けない。


そこでそのメールをスマホに転送してみたら、スマホでチケットが見られるようになって「やれやれ」である。なんでもスマホの時代になってしまい、老眼の私には文字が小さくスマホが嫌いな私には困った時代となった。



隅田川に多くの和船が見える(墨田川と後方は現実の風景)


当日は早めに浅草まで行って、時間調整をして二天門桟橋に行った。
既に15名くらいの人が並んでいた。スマホのQRコードのチケットを見せ、係の者が検温をする。
しばらく待って乗船した屋形船は100人以上は乗れそうだが、今回の乗船は限定の30人くらいだった。


席はグループごとに決められていて、1人で参加したのは3人だけだった。
テーブルの上には「福袋」と書かれたお土産が並んでいて、その他にお饅頭とペットボトルのお茶があった。



現実とARの区別がつき難くくなる。


出発前にテーブルの上に置かれた説明書で、AR利用の為のアプリのインストールを行う。
私も自分のスマホのカメラでQRコードを読み取ると、利用の画面が出て来た。
ところが私のスマホの画面にはなんと、『お使いのデバイスはこのバージョンに対応していません』という表示が出た。私は焦った。これでは何のために浅草まで来たのか分からない。



屋形船が橋の下をくぐると、ARの和船もくぐる(和船以外は全て現実風景)


近くにいた係の女性に私のスマホの画面を見せたら、よくあることなのか奥に行ってタブレットを持って来て、それを私に貸してくれた。お陰で私は大きな画面で楽しむことが出来るようになったのは、かえって良かった。


12時45分になり、屋形船は桟橋を離れた。
画面の地図で自分が一番近い場所のボタンをタップすると、江戸時代の船が行き来する様子が映し出された。
初めてのAR体験なので、やり方が良く分からずに席に座ったままでいた。



タブレットを隅田川から船内に動かすと、和船が窓から入って来る。


すると係の女性が呆れたように、『タブレットを川に向けて』と言った。
隅田川と対岸の風景がタブレットに映し出されたら、そこに江戸時代の和船が通り過ぎて行った。
現実の風景の中に沢山の和船が往来している。時々、花火も打ち上げられる。面白い。


船内にタブレットを向けたら、座敷の中を和船が進んで行った。
その画面を自分のカメラで撮影したが、画面のガラスに光が反射してしまい納得の写真は撮れなかった。
これは屋形船組合の起死回生の企画のようだが、これは外国人観光客に受けると思う。



屋形船は両国辺りを進んで行く。


(おまけの話)
AR屋形船を楽しんだ後に、昼飯を食べる為に浅草寺の方に行ってみた。
デルタ株が収まった昨年末や元旦には、仲見世通りは以前の賑わいを取り戻していた。
それがデルタがオミクロンに変異し、しかも正月明けから感染者が急速に増え出した。


コロナで右往左往させられる観光客もそうだが、それより気の毒なのが店を開いている人達だ。
人気商売が駄目になる時は「段々と」という感じだが、コロナの場合は一瞬であるのが良く分かる。



寒い日だったので、人力車は商売あがったり。


先ずは浅草寺にお参りすることにした。
仲見世通りは新型コロナウィルスが登場した時は全くと言っていいほど観光客はいなかったが、今は以前の半分くらいの観光客が来ているように感じた。「オミクロンは大したことはない」と思う若者が多いようで、ここでも若者の姿が目立つ。お参りを済ませてから、六区に行ってみた。



雷門の先の仲見世通りは人出が多かった。


こちらは少し人出が少ないが、それでも町内の人達が観光客用に道路に休憩用のテーブルと椅子を出す準備をしていた。新仲見世通りに入り、いつも私がマスクを買う店の前に来た。
以前は1箱100円だったマスクは、かなりの値上がりで195円になっていた。


私が都営浅草線の「浅草駅」に着いたら、続々と若者が電車から降りて来た。
これでコロナ感染者は増えるだろうが、もうこうなったら増え続けて集団免疫になるのを待とう。



貸衣装の和服の若い女性が多い(宝蔵門)


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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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