
心の伊達市民 第一号
補聴器を借りて1週間が経過したので、クリニックへ行った。
また診察をするのだが、たった1週間のことだから診察するような内容は無い。
だからこれはただの「決り」なのだろう。
耳鼻科の医師と補聴器屋の関係が、こんなところにも見える。
耳が遠くなったのは「病気」となっているので、診察をしないわけにはいかないのだろう。
視力が衰えて来ても医者に行って診断を求めないで、誰でも先ずメガネ屋に行く。
これは「仕方ない」と考えているからで、聴力が衰えて来ると補聴器屋に行くかというと、そうはならない。メガネが無いと文字が読めなくて困るから、メガネを買うのである。
でも聴力が落ちても補聴器を買いに行かないのはなぜだろう?
それは「テレビなら音を大きくする」、「会話では大声で話す」で、あまり困らないからだろう。困るのは自分ではなく、相手だからである。
補聴器専門店は少なく、多くが眼鏡屋が兼業している。
補聴器を借りている間に気が付いたことがあった。
それは『人間とは凄いし、巧く出来ているものだ』ということだった。
以前の正常な状態の時でも、友人との会話、読書などをしていると、不要な雑音は耳に入って来ない。
ところが補聴器を付けたら、今までは聞こえなかった不要な音でも増幅されて耳に入って来るのに驚いた。人間の脳は本人が知らずにいるが、「要・不要」を振り分けてくれているらしい。
音は耳からだけ入ると思っていたら、それは間違いだった。
それに気が付いたのは、補聴器をしたまま夕食に海老フライを食べた時だ。
口で噛むガリガリという音が、大きな音で補聴器の中に入って来てうるさいのである。
氷を齧ったり、煎餅を食べたりしても、同じことが起きる。
健常者の時は、それが「うるさい」と感じたことは無かった。
話は変り、世界の補聴器メーカーのことである。
世界の6大補聴器メーカーは、次の通りである。
「オーティコン」(デンマーク)、「リサウンド」(デンマーク)、「シグニア」(ドイツ)、「スターキー」(アメリカ)レーガン大統領が使用、「フォナック」(スイス)シェア世界一、「ワイデックス」(デンマーク)。世界の6大メーカーの中に小国のデンマークが3社も入っている。
日本には主要メーカーは8社あるが、世界の中ではマイナーだった。
最初に買うつもりだったニコンは日本補聴器工業会に入っていないので、日本の主要メーカーにも入っていない。
私の友人達も私と同じ年齢なので、「難聴の問題があるに違いない」と思い、メールで問い合わせてみた。
すると私の予想通りで、ほとんどの友人が補聴器を持っているか、考え中だった。
その理由が私と同じく、女房から「テレビがうるさい!」だった。
中にはテレビからケーブルを引っ張り、イヤホンで聞いている男もいた。
しかしながら聴力だけの問題では無いようで、『加齢と共に、色々な不具合が出て来ますが、だましだましの生活です』という知らせもあった。
マンションの補聴器を使っている友人は、「補聴器の先輩」なので、私は色々と聞くことになる。彼は先輩と言っても、たかだか「2週間の先輩」である。
それでも私の質問には丁寧に答えてくれる。
耳掛け式の高級なものを2週間、借りていたそうだだが、ハウリングと風の音がうるさくて『買うのを止めた』と言っていた。
そして彼が選んで買ったのは、リオンのポケット型補聴器だった。
今のところ、私もこれが良さそうだと考えている。
(おまけの話)【補聴器のその後】
補聴器を返却する日に耳鼻科に行ったら、また診察をされた。
診察と言っても、ただ耳の中を器具で覗くだけで、どう見ても再診の為に形だけだ。
今回の医師は前回の人とは違ったせいか、再度の聴力検査をさせられた。
最初と同じ電話ボックスのような狭い箱の中に入れられて、同じ検査をした。
これがどういう意味があるのか、私には分からない。
聴力検査が終り、待合室で待っていると名前を呼ばれた。
そして検査結果の知らせと思ったら、医師は『大丈夫と思うがMRI検査をしましょう』と言ったのである。
そこではMRI検査は出来ないので、銀座のMRI専門クリニックに紹介状を書いて、その場でMRI検査の予約をした。そして午後2時40分の予約で、三笠会館の向かいの「メディカルスキャニング」という名のクリニックに行くことになってしまった。
支払いの前に耳鼻科に出入りしている補聴器屋に、借りた補聴器を返却した。
彼は契約をしたかったようだが、私は『それどころではなくMRI検査となったので、補聴器の件はまた別の機会に』と言って断った。
そして午後2時40分にメディカルスキャニングに行き、MRI検査を行った。
金属のものは全て外してベッドに寝かされて、巨大な機械の穴に入って行く。
「ゴンゴン」、「トントン」、「ブァーン」など色々な音が鳴り響く中を、20分も掛けて検査を行った。
そんなことで、「補聴器を考える」は2回で終わる予定が、3回となった。
次回をお楽しみに・・・・。
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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大滝区で「アイスプラント」という珍しい野菜を栽培する白戸和夫さんが引き継ぎ手を探しています。 南アフリカ原産のアイスプラントは多肉植物の一種で、サクッとした歯応えとプチプチした食感、塩気のある味が特徴のオシャレな野菜。中性脂肪の抑制や血糖値を下げる効果のある成分が含まれており、近年注目を集めています。 白戸さんがアイスプラント栽培を始めたのは13年前。当時は市場でも希少で、栽培方法も確立されていなかったそう。たくさんの研究と試行錯誤を重ね、独自のノウハウを開発しながら育ててきたのだとか。現在およそ3千株のアイスプラントが元気いっぱい育っています。出荷先は札幌方面のスーパーでサラダなど生食用として好評だということです。 詳しくは特集記事をご覧ください! https://mushanavi.com/specials/4448/ 育苗ハウスの中。なんだかかわいい! アイスプラントの苗。種から栽培しています。 ビニールトンネルが並ぶ白戸さんのアイスプラント畑 アイスプラントの収穫時期は6月〜11月。ポットで育てるため耕作機など、大型の農機具は不要。ハウスがあれば栽培でき比較的手軽に始めることができます。 栽培のポイントは土!貝殻や海砂などを混ぜ込んだ白戸さんオリジナルの用土がなんといってもよく育つ秘訣だそうです。農薬は使いませんが、独特の塩味を出すために夏と秋に数回、塩水を撒きます。 今シーズンもそろそろ終わりという時期ですが、ビニールシートの中では、はちきれんばかりに元気なアイスプラントがたくさん茂っていました。 うまく育つようになるまでに、多くの失敗と苦労があったそうです。このみずみずしさは長年の研究の賜物!葉を少しちぎって食べてみると、シャキシャキした歯応えとまろやかな塩味がとってもおいしかったです。 研究熱心でお元気な白戸さんですが、年々、体力的に大変になってきたため、苗や用土を譲り受けて代わりに育ててくれる方を探しています。伊達周辺の若手農家の方でアイスプラント栽培に興味のある方、白戸さんにご連絡ください(ハウスを一棟以上持っている方が望ましいそうです)。 匠の大地 白戸和夫 北海道伊達市大滝区優徳町 電話0142-68-6747 記事の内容は取材時の情報に基づいています(取材2021年11月)
むしゃなび編集部
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『心地よい毎日』へのキーワードは『整える』こと 〜La Flice代表 小野友美氏の思いとは
・『La Felice』代表 小野 友美氏 ・室蘭市出身 現在は伊達市在住 ・二児の母 『La Felice』とは、イタリア語で「心地よい」という意味だそうです。 代表の友美さんは、誰もが心地よい暮らしができるように、様々なアプローチで活動をされています。 今回は、友美さんが思う、より心地よい暮らしについてお話を伺いました。 友美さんは、約24年前から看護師のお仕事をされています。 けれども、子育て期間の6年半はお仕事を休んでいました。 友美さんの感心するところは、資格を取得したら直ぐに誰かに試してやってみて、直ぐに仕事にするところ。 しっかりとPDCA(Plan Do Check Action)を回すことです。 これって誰でも出来そうで、意外と出来ない人の方が多いこと。 友美さんの最大の強みのような気がします。 さて。 『La Felice』のロゴには 〜アロマとおかたづけ〜 と書かれていますが、実は友美さんの活動はそれだけではありません。 現在行なっている講座メニューを書き出すと… 1. アロマアナリーゼ 香りの心理分析 2. アロマテラピー講座 3. アロマハンドトリートメント 4. 片づけ心理学 5. おかたづけのきほん講座 6. おかたづけ相談・訪問 7. 片づけオンライン訪問 8. 方眼ノート1dayベーシック講座 9. 地元ラジオ番組「ときめきテラス」パーソナリティー こんなに色々なことをされています。 やはり直ぐやる課! ^^ 友美さん曰く「やる!と決めることが大事」なのだそう。 「やろうと思ったけれど」 「やるつもりだったのに」 これは筆者の得意のセリフ…^^; それではダメなのですよね。 わかってはいるのだけど…。 あ。これもダメなセリフ 笑 ふむふむ…。 なるほど〜。 実体験に基づいたお話は説得力があります。 そんなに良いものならば、一度体験してみよう〜!! ということで、筆者、「方眼ノートメソッド」を体験して参りました! 正直なところ、まだ出会ったばかりなので絶大なる効果を感じるまでには達していませんが、方眼ノートの活用によって、目指すゴールに向けての道筋が見えやすくなり、段階ごとの考えがスルスルと出てくる感覚はありました。 うん。 これはなかなかよいかも…。 現在、東京のある公立中学校では教員全員がこのメソッドを学び、生徒にも方眼ノートの書き方を指導し、生徒一人一人にとって何がどの程度わかり、何がどの程度わからないのか?を、誰にも見える化出来たことで、中間テストも期末テストも廃止したという実践報告もあるそうです。 公立学校でもそこまで出来るということには正直驚きました。 〜と、これまでご紹介したことを図式化されていました。 さらにさらに友美さん。 ワイラジオのパーソナリティーもされています。 番組名は「ときめきテラス」 お友達とお二人で30分の枠で様々なお話をされていいます。 パーソナリティーを始められたことで、話す訓練にもなっていることを実感しているそうです。 一見、多方面で活動されているように見えますが、実は「整える」というキーワードで全てが繋がる。 『全ての方が心地よい毎日を過ごしてほしい』という願いを込めた友美さんの活動なのでした。 ―La felice 情報はこちらから― おのともみFB https://www.facebook.com/tomomi206 La Felice Instagram https://www.instagram.com/lafelice_aroma.shuunou?igshid=YmMyMTA2M2Y HP https://la-felice.com/
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