心の伊達市民 第一号
【爆発現場】
7月3日に新橋の繁華街の新装開店準備中の飲食店で、ガス爆発が起きた。
ネットニュースでは、この店は「ガスを使っていない」と言う。
翌日に新橋に用事のあった私は、現場を見に行った。
その時は現場検証の最中で、非常線が張られていて近くには行けなかった。
でも100メートルくらい離れた場所から見た現場は窓が吹き飛び、窓枠が垂れ下がっていて爆発の凄さが分かった。昼時だったので、野次馬のサラリーマンでごった返していたが、私もその中の1人だった。
【コラーゲン】
TV、ラジオ、新聞、雑誌などで、健康食品の広告が多いように感じていた。
特に『初回の方のみ・・・』と称して、値段を通常の3分の1くらいで提示する。
私はそれを見て、『元々、その値段じゃないの?』と思っていた。
ある時、ラジオを聞いていたら、M社がコラーゲン入りの飲料を14本、送料込みで、「初回の方に限り1000円」と宣伝していた。
最近になり、また股関節が少し痛くなって来たので、『1000円なら騙されてもいいかー』と思い注文した。届いた飲料を見た女房は、『コラーゲンは飲料からは摂取出来ないのよ!』と言った。
しかも飲んだら化学的な味がして不味かった。残りをどうしようかと迷っている。
【カメラ購入】
まだ2年半しか使っていないのに、愛用していたコンパクト・デジカメの寿命が来た。
そこで新しいカメラを買おうと考え、以前と同じ使い勝手の良いSONYのサイバーショットに決めていた。ビッグカメラで前のカメラより少しレベルの高い、「DSC-RX100M3」の値段を調べたら9万8090円だった。
ポイントが10%付いても、8万8200円である。試しに「価格.com」で調べたら、送料込みで7万2441円だった。同じものが1万6000円も安いならと、すぐに注文した。しかし条件が先払いなので、品物が届くか心配だったので「着払い」にした。
着払い料金は800円だったので、それでも問題なく安い。先方にしてみれば、「品物を送ったが入金が無かった」という反省から、「先払い」になったのだろう。どちらにとっても心配な取引である。
【ボックス・オフィス】
新型コロナウィルスの感染状況が「第9期に入った」と日本医師会が伝えていた。
私は毎日、外へ出る時はマスクをしないので、街で「マスクをしている人」の様子を見ている。最近ではまだマスクをしている人も多いが、70%くらいの人はマスクをしていない。
あれだけ大騒ぎした時に作られた、「ボックス・オフィス」がアチコチに残っている。
狭い1人用の有料書斎なのだが、あの中で仕事をする人は以前もあまり見掛けなかった。いまは「無用の長物」となり、行き場を失って「そこに置くしかない」状態である。
【雨にも負けず】
「雨にも負けず、風にも負けず、夏の暑さにも・・・」という中で、外国人観光客が築地市場に向かって行く。特に狭い築地市場には買い食いをする観光客ばかりで、食べ物を服に付けられないか心配しながら歩く。
築地市場を見終ると、豊洲市場に向かう外国人観光客が多い。
その為にバス停では、地元民がバスに乗れない「オーバー・ツーリズム」状況も起きている。雨が降ろうが気温が33度だろうが、彼らは休まない。
決められた短期間の海外旅行なので、なにがなんでも「観光する」のである。
築地場内市場が豊洲へ移転して、「築地は寂れる」と言われたが、以前より栄えているのは皮肉なものだ。
【お父さん預ります】
マンションの知り合いの「ばあちゃん」が、『テレビを買いたいので一緒に行って!』と電話して来た。翌日、約束の時間になったら、LINEで「体調が悪いので、また連絡します」と知らせて来た。そうなると予定が無くなってしまったので、仕方なく巣鴨地蔵通りの「朝顔市」に出掛けて行った。
現地に行ったら、なにもやっていない。「変だなー」と思い、スマホで調べてみた。
すると朝顔市は前日までだった。自分でも「バカだなー。調べてから来れば良かった」と思ったがもう遅い。
地蔵通り商店街を歩いていたら、店先に可笑しなお知らせが出ていた。「お父さん預かります」。お婆ちゃんの原宿では、ジジイは荷物と同じ扱いになっていた。
【早過ぎる蓮の花】
7月6日に「上野不忍池」に蓮の様子を見に行った。
例年の今頃のことを思い出し、「そろそろ蓮の蕾くらいはあるかな?」と思ったのである。ところが行ってみて驚いた。蕾どころか、花が咲いていた。
まだ満開ではないが、この調子だと7月中に花は終ってしまいそうだ。
これを「地球温暖化」と言いたくはないが、近年は桜も早い、アジサイも早い、そして蓮も早かった。なんでも早くなり、「そんなに急いで、どこへ行く」と言う感じなっている。
(おまけの話)
「梅雨はどうなった?」と感じるほど暑い日が続くが、今年も靖国神社の「みたままつり」に行ってみた。今年は7月13日(木)から、16日(日)までの開催である。
私には特に近しい関係で戦死者はいないが、なんとなく毎年、行くようになった。
靖国神社の「みたままつり」とは日本古来の祖霊信仰に基づき、終戦直後の昭和22年に開始された。民俗学の柳田国男によると、「古来、日本では正月と旧暦の7月15日に祖霊がこの世に戻って来て、子孫と時間を共にすると考えられていた」とある。
「みたままつり」は境内の参道の両側に吊るされた夜の奉納提灯がいいのだが、もうわざわざ夜に出掛ける元気は無くなった。そして初日の13日の午前中に、暑い中を出掛けて行った。
九段下駅を出て「大鳥居」のところに行くと、両側に大量の黄色い色の提灯が見える。
そこを進んで「神門」をくぐって後ろを振り返ると、七夕の飾りの向こうに提灯が見える。この提灯は誰でもお金を払えば、奉納できる。
この日は「みたままつり」の初日で、しかも熱中症警報も出ていたので、あまり人出はなかった。
「中門鳥居」をくぐり「拝殿」に進み、お参りを済ませる。
かなり前にその奥の「本殿」に上がったことがあるが、そこは全くの別世界だった覚えがある。神門の横にある「能楽堂」でなにかやっているようなので、用意された椅子に座って鑑賞する。この時は「剣舞」をやっていて、5人くらいが入れ替わりで舞った。
神門の方で音がするので行ってみたら、「かっぽれ」を舞っていた。
私の仏像教室の先生が「かっぽれ」を趣味でやっていると聞いたことがあるが、初めてシッカリと「かっぽれ」を見た。
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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