時々、色々な場所で見掛けるが、迷惑老人が増えているような気がする。
以前から迷惑老人はいたのだが、それが増えたように感じるのは高齢者が増えたからかもしれない。

「駅員に怒鳴る」、「スーパーで大声を出す」、「バスで騒ぐ小学生に怒鳴る」、「歩きスマホに怒鳴る」など、何か気に食わないと所かまわず怒鳴るというのが迷惑老人の得意技である。


 水元公園に隣接している無料の「釣り堀」


そんな時にネットで「3分でわかる迷惑老人チェックシート」を見付けた。
それは下記の項目を読んで、自分にいくつ当て嵌まるかを調べるのであった。

1、自分はこだわりが強いほうだ。
2、新しいことを始めるのは面倒くさいし、苦手だ。
3、コレクションをしているものがある。
4、本当に心を許せる人はそんなに多くない


 趣味の釣りで、迷惑老人にならないかも?



5、SNSを見ている時間が長い。
6、人に話を聞いて欲しいと思うことがある。
7、会議などではよく発言する人間だ。

8、自分の知っていることはなるべく人に教えてあげたい。
9、お節介焼きなほうだ。
10、間違ったことをしている人を正してあげたいと思う。


 極度の老眼で「浮き」が見えないらしい。



11、最近のテレビはつまらないと思う。
12、体力はともかく、知識・経験では負けていないと思う。
13、ネット記事に批判コメントを書く。

14、「今の政権は・・・」とつい政治批判をしてしまうことがある。
15、まだ自分は迷惑老人ではない。


 私の目の前で、「ヘラブラ」を釣り上げた。



これらの項目の内に、自分はいくつ当て嵌まるかで迷惑老人度が分かる。
(5)以下なら、迷惑老人度は「0」である。
(5~10)なら、プチ迷惑老人になる。
(10)以上になると、完全な迷惑老人になる。

私の結果だが、この内の3つに当て嵌まっていた。
でも5以下なので、まだ迷惑老人ではないと分かり安心した。


釣り人は50人ほどで、高齢老人ばかり。



ここに上げた項目以外にも、迷惑老人度はあると思う。
そもそも日本が長寿国になって老人が増えてことで、老人であること自体が迷惑なのかもしれない。

私の子供の頃には、サラリーマンの定年が55才だった。
そして多くの人が60歳くらいになると、亡くなっていたように記憶している。だから迷惑老人になる前に、この世からいなくなったのである。


 釣り堀を嫌い、園内の池で釣る人(1)


「長寿はめでたい」と言われるが、本当にそうだろうか?
私自身で考えると、「もう十分に生きた」、「もうやりたいことも無い」、「世の中のお役に立てることも無い」、「これからは迷惑をかけるばかりだ」と思っている。

私の父は56才で亡くなったが、多くの人に「惜しい」と言われた。
母にとっても父は「何年経っても、56歳のまま」だった。
長生きして家族に迷惑を掛けるようになってしまうと、それまでの良い思い出が全て帳消しになるのが怖い。


釣り堀を嫌い、園内の池で釣る人(2)



(おまけの話)
国立社会保障・人口問題研究所が2017年に実施した「生活と支え合いに関する調査」によると、「長生きすることは良いことだ」という考えに対して、「とてもそう思う」と回答した人は全体の24.3%、「ややそう思う」は43.6%を合わせても67.9%に留まっています。

「つまり3人に1人は、長生きすることを良いことだとは思っていないことが分かります」とあった。しかしこれを年代別に見ると、70代になると61%に減る。70代になると、段々と現実が身近になって来るからだろう。


「九十歳。何がめでたい」★★★



「長生き地獄」という本を読んだ。
私が常に気にしている「長生きのリスク」に付いて書いた本である。
「長生きは孤独死や無縁仏より怖い」、「老いさらばえる中、ゴールの見えない人生を歩き続けるのは辛過ぎる」、「私達はタブーとされて来た(死に方を決める)という課題に直面している」、

「長生き=幸福という価値観は崩壊しつつある」、「死=(安楽死・尊厳死・自選死)という希望があるだけで、人を今日一日を頑張って生きられる」。私の思いを書いてくれたような本だった。


「長生き地獄」★★★



マンションの友人のXさんの話である。
時々、彼の車に同乗して、1~2泊の撮影旅行に行く。
車中では色々な話をするが、彼が私に聞いた。
Xさん『もし今度生まれたら、今の女房と結婚する?』
私  『しない。一度したから、次は違う女性がいい』

Xさん『ではそれを奥さんに聞いてみたら?』
私  『女房も同じ答えだと思う。あなたは?』
Xさん『夫婦で話したことがあるが、お互いにまた結婚したいと言った』
この答えを聞いて、『そうかい。良かったね』としか言いようが無かった。 


「今度生まれたら」★★★


伊達季節移住のススメ 心の伊達市民 第一号

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

コメント

  1. Shinji
    Shinji
    返信

    私は七つもありました!!迷惑老人度。

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