心の伊達市民 第一号

渋谷はアートが満載


数年前だと思うが、J子さんから「プレバトが面白い」と知らせがあった。
その時の私は「なんのことだか」分からなかった。
そこでネットで調べたら、木曜日放送の6チャンネルのテレビ番組の「プレバト」であった。

午後7時から始まる番組なので、その時間は丁度、我が家では夕食時間である。
夕食の時にはテレビを消すことになっているので、私は最初からは見られない。


「プレバト」水彩画展の会場



一度見てみたら面白かったので、その後はほぼ毎週見るようになった。
食後に見るので、その時は番組はすでに後半になっている。
「プレバト」というのは、「プレッシャー・バトル」の略だそうだ。

出演の芸能人が俳句、水彩画、色鉛筆画、ゴム印画、スプレーアートなどの腕を競うのである。「天は二物を与えず」という言葉があるが、この番組を見ると「天は二物を与えるんだー」と感じる。私は俳句の時間が好きなので、食後に見られるので助かる。


左の絵は(209,000円)「+アートギャラリー」



少し前の同級生との忘年会のお礼のメールに、Kさんが『帰りに渋谷に行って「プレバト」の水彩画展を見て来た』と書いていた。そんな企画があるのを知らなかった私は、早速、渋谷に見に行った。開催場所は「東急プラザ」の3階で、12月31日までやっていた。

初めて東急プラザに入ったが、どうやら新しいビルのようで、全館がアートを打ち出している。2階には「デジタル美術館」というよく分からない有料施設があり、3階にはアートギャラリーと、今回のイベントである「プレバト水彩画展」の会場がある。


左の絵は(198,000円)「+アートギャラリー」



エレベーターで上がると目の前が「+アートギャラリー」なので、中に入ってみた。
現代ア-トなので、やはり難解だった。
係員が1人いたが誰も見に来ていないので、なんだかやり難いのですぐに出た。

そしてその先の「プレバト水彩画展」に行った。
こちらは大盛況で、大勢の人が見に来ている。A4ほどの大きさの水彩画が多数、展示してある。


 歴代名画「TOP7」



水彩画の前は人だかりで、二重三重の人垣で水彩画が良く見えない。
他人の頭の間から覗き見たが、テレビ画面と違い、本物は凄く上手だ。
細かいところまで筆が入っていて、「本当に本人が描いたの?」と思ってしまう。
絵はまるっきり駄目な私は、ただただ驚いている。


 歴代4位から6位の水彩画



会場の奥には「歴代名画TOP7」が飾ってあった。
これは特に上手だった絵を1位から7位まで飾ってあるが、さすがに上手だ。
しかし混雑の為に絵に近寄れず、諦めて帰ったのである。
出口ではこれらの水彩画のカレンダーやハガキなどを売っていた。

今までに何度か「スプレーアート」の話をブログで載せたことがあるが、その時はそちらは広い場所だったのでゆっくり見られた。水彩画展で「プレバト」番組の人気を、改めて感じたのであった。


 歴代1位は「光宗」、2位は「ナイツ土屋伸之」



(おまけの話)
渋谷に行く時は、最近は大江戸線で「六本木」に出て、そこから都バスに乗るのが便利だと分った。都バスは「忠犬ハチ公」とは線路を挟んだ反対側に停まる。

目の前はいま人気の「スクランブル・スクエア」がある。その屋上の「SHIBUYA SKY」は入場料が2500円もするのに、とても人気があるようだ。ハチ公側に行くには通路で線路を越すので、迷路のようだ。渋谷駅は改良されたが、まだとても分かり難い。


 「SHIBUYA SAKURA STAGE」(1)



ハチ公側に出たら、相変わらず外国人観光客で大混雑をしていた。
「ハチ公」と一緒に写真に納まる人達、スクランブル交差点を嬉々として渡る人達。
日本人というか、東京に住んでいる者には理解し難い現象が起きている。

こんなものに外国人が喜ぶなら、全国にはもっと色々な観光資源がありそうだ。
そして地方にも外国人観光客に行ってもらい、東京のオーバーツーリズムを解消して欲しい。


 壁の電飾「SHIBUYA SAKURA STAGE」(2)



東京プラザの近くのサークル状の横断歩道を渡ったら、その先に派手なビルが目に入った。近付いてみたら「渋谷サクラステージ(SHUBUYA SAKURA STAGE)」というビルで、11月30日に仮オープンしたばかりだった。ビルの外装もアート風だし、通路の仮囲いにも絵画が飾ってある。

その先の広場にはアート風のモニュメントもある。2024年2月が本オープンのようだが、ここには「オフィス・商業施設・住居・文化施設」が出来るようだ。
それにしても、最近の渋谷はアートで埋め尽くされている。


ビル内通路仮囲い「SHIBUYA SAKURA STAGE」(3)



「渋谷サクラステージ」に来て気が付いた。
「坂の途中で、会社から山手線が見えた」という記憶から、ここは以前に私の会社の取引先の「N産業」のあった場所に違いないと思った。
「あの会社はどうなったか?」が気になり、家に戻ってからネットで調べてみた。

いまの時代はなんでもネットで調べられる。それによるとN産業は新橋に移転し、あの豪快な社長も引退していた。私が引退して20年も経つのだから、N産業だって社長は変るのが当り前だ。もう「我々の時代は終った」と感じた、渋谷アートの旅だった。


渋谷駅近くの「モアイ像」の横で募金活動をする救世軍

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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