心の伊達市民 第一号

「土用丑の日」は・・・。

7月23日は「土用丑の日」だった。
私は「最後の晩餐」は「野田岩のうな重」と公言していたのだが、年のせいかこれを取り消す。段々と食べ物の好みも変って来て、最近では『最後の晩餐は北海道米の「ななつぼし」の塩ニギリ』になった。
だから土用丑の日だからといって、特に「うなぎ」を食べたいとも思わなくなった。


 暑い中を作業員はファン付きの作業衣で


23日の朝に女房に頼まれた。『築地市場に行って、海苔と寒天を買って来て』と。
そこで朝から晴天で暑かったが、リュックを背負って歩いて行った。築地大橋を渡ると左側では、相変わらず都道2号線の工事が行われていた。

最近の作業員は暑いのに長袖の作業衣を来ている。よく見ると、殆どの人が「ファン付き作業衣」である。「これを開発した会社は儲かっているだろうなー」と思う。


スプレーアート第6位(こがけん作)

築地市場は土曜日のせいか、大賑わいである。外国人観光客も増えて来た。
うなぎ屋の「はいばら」の前では、入店待ちの行列が出来ている。買い物を終えて先を急ぐ。暑くて堪らないので、ローソンで100円のアイスコーヒーを買った。

図書館で予約した本を借り出し、築地川銀座公園で竜舌蘭のその後を見る。そして私の今日の目的地の豊洲に都バスで向かった。 


スプレーアート第5位(土屋アンナ作)


毎週木曜日の午後7時から、テレビで「プレバト」という番組がある。
我が家の夕食は午後7時なので、食後にテレビを点けるとこの番組を放送している。
私は時々、見るのだが、いつもは俳句をやっている。芸能人の作った俳句を先生が採点し、「才能あり」、「才能なし」などと評価するのである。
7月21日の放送では「スプレー・アート」をやっていた。


スプレーアート第4位(キスマイ千賀)


これは芸能人がスプレーを使って、あまり賑わっていない商店街のシャッターに絵を描くのである。それを先生が評価するところは、俳句の回と同じである。
私は2年ほど前だがスプレー・アートの回の放送を見て、実際に赤羽の近くの「桐ヶ丘商店街」にアートを見に行った。

閉店となっている店のシャッターに描かれた、スプレー・アートが素晴らしかった覚えがある。今回の放送では場所が「豊洲」であったが、場所は非公開となっていた。


 スプレーアート第3位(千原ジュニア)


豊洲は我が家からそう遠くはないし、歩いても行ける場所である。
「なんとか見たい」と思ったが、豊洲というだけでは範囲が広くて分からない。
そこですぐにネットで調べたが、分からない。

私の予想では「見た人が必ずネットに上げる」と思ったので、翌日になってもう一度検索してみた。やはり私の予想通りに、見た人が場所を示していた。


スプレーアート第2位(光宗薫)


豊洲には「ららぽーと」という大きな商業施設がある。
そこの裏にある駐車場の入口前が大規模に再開発をされていて、その工事現場の白い防護壁にスプレー・アートはあった。
最近は工事現場の壁にアートがあるケースが増えているように思う。

現地では7枚のアートが壁に貼ってあった。
6枚が芸能人の作品で、1枚が先生の見本だった。私はアートと一緒に記念撮影をした。
この道は歩いて通る人は殆どいないのでアートがあることにも気が付かず、私の他には女性が1人だけ見ていた。アートづいている私には、とても良い機会だった。


スプレーアート第1位(レイザーラモンHG)


(おまけの話)
スプレー・アートを見たら、もうやることが無い。
そこで次の計画として、「ランチを買って、豊洲大橋の下の日陰で食べよう。そして図書館で借りた本を読もう」と決めた。

氷入りの水は常に持ち歩いているので、「おにぎり」と「デザート」を買った。
そしてカンカン照りの中を運河沿いに、「豊洲ぐるり公園」の遊歩道を歩いて行った。
こんな日でもジョギングをしている若い男女がいることに驚かされる。


 「豊洲ららぽーと」の広場には暑くて人がいない。


晴海大橋をくぐり、豊洲大橋へ急ぐ。Tシャツは汗びっしょりになった。
やっと辿り着いた橋の下の、階段状の最上段の3段目のベンチ席に座る。
ここが私の定位置で、買って来たランチを食べる。

「涼しい」とまではいかないが、時々、レインボーブリッジの方角から吹く海風が気持ち良い。私の目の前では若者が釣りをしているが、全く釣れていない。
それでも構わないという感じがする。


「豊洲ぐるり公園」の遊歩道から晴海方面を見る


食後に借りて来た本を取り出し、読もうと思ったらメガネを家に忘れて来てしまった。
こうなると全くやることが無いので、考え事をすることになる。
『毎日出掛けているのに、もう2年半も新型コロナウィルスに感染していない。体には小さな不具合が色々とあるが、熱中症にもならない。こんな生活をいつまで続ければいいのか? いつになったらお迎えが来るのか?』などと考える。

「小人閑居して不善をなす」という言葉があるが、私の場合は「老人閑居して不善をなす」である。


 豊洲大橋の下で休む

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コメント

  1. Shinji

    Shinji

    返信

    うな重から塩にぎりめし、への変更、わかります。10年経ったらこうしよう、などと言う計画はたぶん有効にはならないのでしょう。そのときはもうそれをする体力気力が衰えているのが、現実だあ、と予想します。

  2. 加藤耕平

    加藤耕平

    返信

    最近、見るとはなしに見る様々なTVドラマに、あの目立つマンションが映り、橋本さんを思い出します。

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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