水元公園に「オニバス」などを見に行く時に、都バスは「亀有警察署前」という停留所で停まる。その時に「こちら亀有警察署」とかいうマンガのことを思い出す。
そしていつもバスの窓から目を凝らして、マンガの主人公の銅像を探すが見付けられない。そこでネットで銅像の場所を調べてみた。


    マンガ「こちら葛飾区亀有公園前派出所」


するとそもそもマンガの題名が違っていた。私はマンガを読まないので、知識不足だった。正式な題名は「こちら葛飾区亀有公園前派出所」というものだった。
更に調べると、この名前の派出所は実際には無いそうである。
でも銅像は亀有駅前にあると分かり、雨が降っていたが写真を撮りに行くことにした。


  実在の「亀有警察署」


亀有駅に都バスで行くのは、かなり面倒である。
マンション前から「亀戸駅」行きのバスに乗り、「本所吾妻橋」で降りる。
そこから「金町」行きのバスに乗り換えて、「亀有警察署前」で降りる。
ここまで来るのに1時間30分も掛かっている。次に京成タウンバスに乗って15分で「亀有駅」に着く。


「両津勘吉」、「中川圭一」、「秋本・カトリーヌ・麗子」像


「こちら葛飾区亀有公園前派出所」(略称・こち亀)というマンガの作者は「秋本治」で、「週刊少年ジャンプ」に1976年から2016年まで連載された化け物みたいなヒット作だそうだ。私は1回くらいは読んだ覚えがあるが、内容は忘れてしまった。

私は元々、若い頃からマンガはほとんど読まない。
そうかといって、マンガやそれを読む人をバカにしているわけではない。
ただいい年をしたサラリーマン・オヤジが、電車の中でエロいマンガを読むのは勘弁して欲しい。


金色の「両津勘吉」像


亀有駅に初めて来たが、思ったより賑わいのある町だった。
バスの発着所が何ヵ所もあり、バス乗り場の目立つところに「こち亀」の銅像が建てられていた。家に帰ってから登場人物を調べたら、主人公は「両津勘吉」で、脇役に「中川圭一」と「秋本・カトリーヌ・麗子」がいる。

その3人の銅像はマンガのように、原色に塗られていた。
この前を通り過ぎる人達は、誰も銅像を見ない。逆に雨の中で写真を撮っている私を不思議そうに見ている。


ベンチで記念撮影が出来る「両津勘吉」像


折角来たので、他にもないかと探したら、「金色の両津勘吉」像があった。
その他にベンチに座った「両津勘吉」がいて、一緒に記念撮影が出来るようになっている。

これで終りと思ったが、念の為に駅の反対側に行ってみたら、私の予想通りに1体の「両津勘吉」像があった。「こち亀」でどのくらいの人数の観光客が来るのだろう?
各地の街は色々な手段で「町興し」に一生懸命だ。


  駅の反対側にもあった「両津勘吉」像


このブログの原稿を用意している時に、ロサンゼルスの親戚のIさんからアメリカでのマンガ情報が届いた。そして写真が何枚も添付されて、次のように書かれていた。

『サウスパサデナ図書館の外観です。 マンガセクションは「グラフィック・ノヴェルズ」のカテゴリーに入り、市民権を得ています。手塚治虫、辰巳ヨシヒロ、つげ義春は簡単に見つかります。「おいしんぼ」もありました。みな英文で、本は「右綴じ」です。普通英語文の本は左綴じですが、漫画本は右綴じで、右ページを読んでから左ページを読みます。英文は左から読むので、少し不自然です』。


アメリカの図書館に所蔵されている日本のマンガ


(おまけの話)
亀有駅は東西線で、隣の駅は「金町」であることは現地に行って初めて知った。
そこで「金町駅が隣なら、柴又帝釈天が近いから行ってみよう」と思った。
「金町駅」から1駅で「柴又駅」に着く。ここは「男はつらいよ」の映画で有名になった、柴又帝釈天の入口である。
駅前には「寅さん」(渥美清)を見送る「さくら」(倍賞千恵子)の銅像が立っている。


柴又駅前の少し離れて「寅さん」像と「さくら」像


駅からすぐの柴又帝釈天参道商店街を歩く。
あいにくの雨とオミクロンのせいか、歩く人は「パラパラ」ともいかず「パラ」であった。先ずは土用丑の日に「うなぎ」を食べなかったので、少し遅れたがこの日に「川千家」で食べた。
久し振りの「川千家」の「うな重」は、以前ほど美味しくなかった。
これは多分、私の問題だろう。


参道の商店街は観光客がいない(左側が川千家」


突き当りの帝釈天で簡単にお参りをした。
雨が酷くならない内に戻ろうと考えたが、やはりここまで来たら「高木屋」の「だんご」は外せない。なんたって、映画ではこの「だんご屋」が「寅さんの実家」なのであるから。

広い店に入ったら、お客は私だけで誰もいなかった。1人で名物の「草だんご」とお茶を楽しんだ。この「草だんご」は、相変わらず美味しかった。「400円」だった。


 山門から見た「帝釈天の本堂」


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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

コメント

  1. Shinji
    Shinji
    返信

    架空の人物が実際の場所で生きているような錯覚をさせるのが、ポピュラーな映画や小説、漫画などのなせるわざです。柴又に行けば、必ずや寅さんやさくらさんに会えそうな気がする。長崎のグラバー邸に行った時は、ここでオペラの蝶々夫人が暮らしていたのだとさえ思ってしまった。

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