山手線の「大塚駅」には、時々行く。それは都電「荒川線」に乗るためである。
荒川線の始発駅は「早稲田」だが、ここへ行くのは結構、面倒くさい。
終点は「三ノ輪橋」だが、ここも私には行き難い。

どんな経路も私には面倒なのだが、その中でも「大塚駅」から乗るのが一番良いと思う。大江戸線で「春日駅」で降りて、都バスの「大塚駅」行きに乗ればいいからだ。


大江戸線の「春日駅」から都バスで「大塚」へ



6月30日に「大塚」に行った。大塚は豊島区にある。
今回の目的は、バッティング・センターの営業最終日の様子を見に行くためである。
私は野球は趣味ではないが、このバッティング・センターは58年の歴史があり、現存する「日本最古」と知ったからだ。

地図で調べてから行けば良かったが、TVニュースでは「大塚駅前」と告げていたので油断した。駅前に行って見渡したが、それらしき建物が無い。
駅の反対側にはありそうな雰囲気だったので、そちらを歩き廻ったが無かった。


大塚バッティング・センターは2階



また元のところに戻ると、左の方に交番が見えた。
そこで聞こうと思い交番の前に行ったら、右手にバッティング・センターが見えた。
どう見ても、そこは駅前ではない!

1階はパチンコ店なので、2階のバッティング・センターに階段を上って行った。
営業最終日のせいかお客が多く、打席は8席あるが満席だった。 


2階に上がると、「閉店のお知らせ」がある。



料金は「20球で300円」と高くない。球の速度により、打席が分かれている。
ビギナーは85キロ、ワールドクラスは130キロである。
アメリカで活躍中の大谷翔平の東急速度は150キロ以上なので、ここの機械が古いと分かる。

夕方のニュースの為にテレビ取材班が来ていて、打席から出て来た人にインタビューしていた。しばらく見ていたが打席が空かないので、打つのは諦めた。


 打席では女性も頑張っていた。



昼時になったので、日本蕎麦を食べることにした。
大塚で日本蕎麦と言えば、駅近くの「みとう庵」である。
ここのソバは「香り」、「のど越し」を味わってもらうために江戸時代から続く「包丁切りソバ」だそうだ。

ここの「鴨汁せいろ」が好きで、何回か食べに来ている。今回のブログの為にHPで調べたら、驚くことに参議院、外務省、財務省の中でも営業している由緒正しい店だった。
暑い日だったので、私は「かき揚げせいろ」を注文したが、安くて美味しかった。  


  「かき揚げせいろ」(680円)「みとう庵」



大塚に来ると、私はもう1軒、行く店がある。それは和菓子屋の「千成最中」である。
ここもHPで調べたら、『千成もなか本舗は、昔ながらの手作りの味にこだわった「もなか」の専門店でございます。1937年(昭和12年)の創業以来、合成保存料を一切使わない方針を貫いております』と書いてあった。

私がここで買うのは「日本のパンケーキ」と名付けられた、どら焼きの餡無しである。
要するに「皮だけ」である。これが人気で、少し遅く行くと売り切れになっている。
6枚で210円だから、1枚は35円となる。これではいくら売れても、あまり商売にならないだろう。


「日本のパンケーキ」を買う「千成もなか本舗」



ランチを食べ、お土産の「日本のパンケーキ」を買って、次は都電「荒川線」に乗る。
地方に行くと路面電車は珍しくないようだが、東京で残っているのは荒川線だけである。これは珍しいので、桜の季節、バラの季節には満員御礼ほどの人が乗車する。
普段でも庶民の足となっていて、いつも混んでいる。

私は一番前か、一番後ろに乗って写真を撮りたいのだが、なかなか空いている時が無い。駅から出発の時は「チン・チン」と音を出すので、やはり今でも「チンチン電車」である。


 JR「大塚駅前」を走る都電「荒川線」



(おまけの話)
下町の話を書いたので、ここでは少し「ハイソ」な食べ物の話にする。
勝どき駅近くに「よし田」という日本蕎麦屋がある。
私は昼頃の時間は勝どき駅近くにいないので、行く機会が無かった。

最近の私は「うどん」が多いが、ある時、その機会がありランチに「日本蕎麦」を食べに行った。ランチメニューから「せいろとかき揚げ丼」を注文した。
蕎麦は旨い。かき揚げ丼は海老天が山ほど入っていた。満足のランチだった。


  「せいろとかき揚げ丼」(よし田)1500円



私は昼飯の面倒を掛けないように、日曜日以外は必ず外食と決めている。
女房は毎日の夕食のメニューを考えて、買い物に行き、料理を作る。
これはとても大変なことだと思う。だから彼女は友人達とランチに行く時は、豪華な食事をしているようだ。

そんな中から銀座5丁目にある中華料理店「喜記」がお勧めと言い、珍しく家族でランチに行った。この店は香港では有名店のようで、ここが日本1号店だそうだ。
昔の日本風中華料理に慣れている私には、本格的過ぎて美味しさが分からなかった。(3人で7800円)


入口右側にガラス張りの厨房が見える(喜記)



銀座4丁目交差点近くに「うなぎ」の「竹葉亭」があり、昼時はいつも行列が出来ている。しかしそこから10分ほど歩いたところに本店がある。
私は本店には初めて入った。外から見ると料亭の構えで、値段も高そうである。
メニューを見たら「うなぎ丼A」と「B」だけなので、高い方の「うなぎ丼B」を頼んだ。

私は「丼」と聞くと安物、「重」と聞くと高いと感じるが、この店は構えは立派だが「丼」を使っている。味はまあまあだったが、問題は丼は食べ難い。重のように角が無いから、浅い塗りの丼ではご飯が逃げて行く。
なぜ「丼」に拘っているんだろう?


  「うなぎ丼 B」(3520円)


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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

コメント

  1. Shinji
    Shinji
    返信

    "浅い塗りの丼ではご飯が逃げて行く。"この表現生き生きとしています。やはり体験した人の実感から出ていますね。

  2. 多摩自慢(Y)
    多摩自慢(Y)
    返信

    「うなぎ」といえば、多摩の自慢は「うなぎの藤田」である。先日、妻の墓参りに妻の姉妹が豊田にやってきて「うなぎの藤田」へ行きたいとのリクエストに応えて念のために予約をいれておいた。11時30分に開店なのだが早く到着して店の前で待つことにした。既に開店前だというのに十数名が待っている。「うなぎ」の人気に驚いていたら、もっと驚いたことが起きた。
    開店時間前の店頭に「今日のうなぎは売れきれました。予約のある方だけご入店できます。」
    とある。相変わらず国産・浜名湖産のうなぎに拘る店主の真骨頂が垣間見れた。

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