心の伊達市民 第一号
【日本橋の修行僧】
日本橋の上を通る、高速道路の撤去作業が始まっている。
橋の上にはかなり前から、修行僧らしき男がいるのを見掛けていた。
1年中、同じ場所にいて托鉢をしている。
ほとんどの人は僧侶などいないかのように、その前を通り過ぎて行く。
体温を越えるような暑さの中で座る僧侶に、私は「ご苦労さま」と言いたくなった。
いつかタイミングが合えば、彼と話をしてみたいと思っている。
【一粒万倍日】
日本橋の「福徳神社」の前を通ったら、暑い日なのにお参りの人が多かった。
神社の前に「おみくじを吊るしてあるな」と思い注意して見たら、「一粒万倍日」と書いてあった。更によく見ると、『榮太樓で一粒万倍日に販売している「一粒万倍もち」を購入し、その日にもらえる「一粒万倍絵馬」を持って福徳神社に行きお参りし、絵馬を飾ると願い事が万倍になる』と書いてあった。
榮太樓と神社とのコラボで、これは2022年5月から始まった新しいビジネスモデルだった。万倍日は1年に49日もあるが、多過ぎないか?
【三越のアートピアノ】
涼しい場所を求めて日本橋三越一階ホールに行ったら、極彩色に塗られたピアノがあった。説明文を読んだら『「ふつうじゃない」それはきっと可能性だと思う。知的障害のある「異彩」の作家たちと「異彩」の職人たちとが出会い、まざり生まれた』
『多彩な色と圧倒的なエネルギーが解き放たれる ちょっと「ふつうじゃない」百貨店。異彩の花よ、咲き誇れ。創業350年の夏』と書いてあった。
お堅い三越らしくない文は、きっと伊勢丹と合併した効果なのだろう。
【LONGCAHMP】
銀座通りの4丁目交差点からも近いところに、「新しい店がオープンした」と思った。
派手な装飾で変な名前なので、以前からあるなら私が知らないはずがないと思ったからだ。大きな看板には馬が跳ねていて、「TOILET CHAMP LONG PAPER」と書かれている。これには驚いた。「TOILET CHAMP」なら、「便所のチャンピオン」で、「LONG PAPER」なら、「長い紙」だ。
銀座のど真ん中で、「長いトイレット・ペーパー」を売っているのかと思った。
家に帰ってからネットで調べたら「LONGCHAM」は「ロンシャン」と読みバッグで有名なブランドで、「TOILETPAPER」はイタリアの有名なアート誌のようだ。
この2社がコラボして、新しいバッグを売っていると知ったのである。でも変だ!
【資生堂ギャラリー】
銀座8丁目の資生堂ビル地下一階で開催されている、写真展を見に行った。
タイトルは「あいだにあるもの」という、よく分からないものだった。
解説によると1970年代の資生堂を代表する化粧品の雑誌広告150点を展示してある。
受付の白人女性に聞いてみた。『写真を撮ってもいいのですか?』
彼女は流ちょうな日本語で、『いいですよ』と答えてくれた。
懐かしい男性用「MG5」などの広告を見て、昔にかえった「ひと時」だった。
【床屋】
マンションの友人(Fさん)と話していたら、「床屋」の話になった。
Fさんは私より6歳上で、頭にはほとんど髪の毛が残っていない。
今までは「早い・安い」のQBハウスに行っていたが、混雑時には店の外にある椅子に座って待たされた。
この危険な暑さの中では無理なので、『どこか安い床屋を知らないか?』と聞かれた。私の通っている床屋は彼には「高い」と言われた。
そこで近くで調べてみたら、月島には3軒もの床屋があった。その1軒は完全予約制の上に、「新規予約は受け付けていない」と日本語の他に、英語、中国語で書かれているのでビックリした。
(おまけの話)【ドメインとURL】
色々なことで分かっているようで詳しくは知らないことが、私にはかなりある。
そこで今回は「ドメイン」と「URL」の話である。
ネットの「ドメイン」に「co.jp」、「or.jp」、「ne.jp」、「go.jp」などの表記がある。
これを取り上げたのには理由があり、以前に友人のYさんが「.cn」から送信された「Amazon」を名乗る詐欺メールに引っ掛かったかもしれないからである。
Amazonを名乗っていてもメールアドレスの最後の部分に「.cn」とあるのは、「cn」は中国のドメインだから、中国から送信されたので詐欺メールと分かる。
ところで「ドメイン」と「URL」に付いての話である。
「ドメイン」というのはインターネット上の住所で、URLは特定のホームページの住所である。例えば、このブログで解説すると、
「https://mushanavi.com/author/jiyujin/blog2/see/entry-20484.html」が「URL]で、「mushanabi.com」が「ドメイン」である。
「URL」は「Universal Resource Locator」の略だそうだ。私宛に送信されたAmazonを騙る詐欺メールの「URL」は、「uecanujbq@hotmail.com」であった。
Amazonが「hotmail」など使うわけがないから、私はすぐに詐欺メールだと分かる。
ドメインの文字の意味を解説するが、「jp」を管理しているのは「日本レジストリサービス」(jprs)という会社で、希望者は代行業者がそこへ登録してくれる。費用は登録代行会社により違うようだ。私は民間会社が、商売でやっているとは思わなかった。
「jprs」が2000年にこの商売をいち早く始めたのを知り、「巧いことをやったなー」と思う。
なおよく知られたドメインである「.com」と「.net」を管理しているのは、アメリカの会社「ベリサイン」である。更に驚くのは、これ等の会社のドメインを世界的に管理している組織があり、その名は「ICANN」という非営利団体である。
「co.jp」は日本で登記されている会社を意味し、「co」は、「commercial」の略である。「jp」は日本を意味するから、外国では登録できない。
「ne.jp」の「ne」は「network」の略である。「go.jp」は「government」の略で、政府機関である。「or.jp」は「organization」の略で、「組織」である。
「co.jp」の取得費は2460円、1年ごとの更新料は3780円である。(登録業者により差がある)「ne.jp」は20000円と5000円、「go.jp」は10000円と5000円、「or.jp」はどちらも3780円である。
みなさんも詐欺メールには気を付けて下さい。
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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