心の伊達市民 第一号

小さな発見(19)

【街路樹のキクラゲ(続き)】
昨年の7月に「有楽町の街路樹にキクラゲが生えた」というニュースを知り、現地に行った。そしてその様子を7月11日のブログ「徒然なるままに(126)」に書いた。
その後に見に行った時はキクラゲは切り取られ、もう生えて来ないように街路樹は麻の布で巻かれていた。

すっかりそのことは忘れていたが、たまたまその道を通った。
なんとキクラゲは布を突き破り、表面に以前以上に生えているのが見えた。
人間と違い、「自然は強いなー!」と感心した。さあ「どうする?中央区区役所」


 街路樹にまた生えたキクラゲ



【銀座の光景(1)】
銀座に行くためにバスに乗ったら満員だったので、シルバー席の前に立った。
すると70歳は過ぎていると思われるおバアサンに、席を譲られそうになった。
私は丁寧に『大丈夫です』と断ったが、彼女から見るとそんなに年寄りに見えるのかなー?

若ぶっているつもりはないが、この日はこの事件でかなり落ち込んだ。
少し前には外国人女性から、席を譲られたこともある。最近は譲るより、譲られることが多くなった。


銀座4丁目交差点を走る都バス



【銀座の光景(2)】
銀座通りを歩いていたら、前方からかなり格好の良い男性2人が歩いて来るのが見えた。
背も高く服装もお洒落で、サラリーマンではない。私の横を通り過ぎたので、振り返ってもう一度、見た。そうしたら2人は、仲良く手を繋いで歩いているのが分かった。
東京でもこういうカップルが増えているようで、堂々としていることが許される時代になったのだ。
(プライバシーの関係で、写真は無い)


  逆光の銀座通りを歩く



【銀座の光景(3)】
次に歩いて来たのは変なオヤジだ。サラリーマンではなく、年金生活者だろう。
なにか食べながら歩いて来るのだが、なにか見えない。近付いて来たので見たらバナナを食べていた。銀座通りをバナナの皮付きを食べながら歩くオヤジとは、どんな人なんだろう。変なものを見た私は、口直しにその先の資生堂ギャラリーに入った。

この日の展示は「しゅく(宿)」で、作者の解説が難解で、まだ40歳なのに巨匠クラスだった。説明では「翁は面を付けることで人間に神が宿り、自然への祈りの舞を捧げ、面を外して再び人間に戻る演目で、人間・神・自然の環境的な関係が現れる」とあるが、作品は長い流しに蛇口が並んで水を出していた。資生堂ギャラリーの展示は、いつも私を悩ませる。        


  作品名「宿」(資生堂ギャラリー)



【伊達市からホタテ 】
伊達市の「心の伊達市民」の第1号になって、もう20年は経っているだろうと思う。
私の女房は第2号だが、「第」を省略して「二号」と言うと怒る。
毎年、私は特産品の中から「ホタテ貝」を選んでいる。

殻から取り外すのは女房がやるが、これが結構面倒なようだ。
それでも新鮮なホタテ貝を食べられるので、我慢してやっている。
ホタテが届いたその日の夕食は、「刺身」と「フライ」だった。どちらも満足の一品だった。


 伊達市から届いた「ホタテ貝」



(おまけの話)【日本尊厳死協会の講演】
私は夫婦で10年以上も前から、「日本尊厳死協会」の会員になっている。
死ぬ時に要らぬ治療をして欲しくないからだ。12月に協会から案内状が届いた。
東京大学「伊藤謝恩ホール」で、講演会を行うということだった。

そこで私は少し早めに行って、東京大学の構内を散策した。
東大は古い建物ばかりなので、写真を撮るには良い被写体が多いのである。


 東京大学(本郷)



校内は意外に思うが、一般人も多く歩いている。
若者は東大の学生だろうが、制服姿の女子高校生も歩いている。
彼女たちは受験の下見に来ているのだろう。
見掛ける若者は普通の学生に見える。特に頭が良さそうな顔をしているわけではない。

過去の卒業生らしきジイサンが、通りすがりの女性学生にカメラのシャッターを押してもらっていた。  冥途の土産かな? 



午後1時から「伊藤謝恩ホール」の地下2階で、講演が始まった。この日の参加者は50名くらいだった。講演のタイトルは「良き死とは」で、3人の専門の講師が登場した。
それぞれの内容は「日本人における望ましい死とは」、「緩和ケア医の考える良き死とは」、「在宅医の考える良き死とは」であった。

講演内容は「死についての価値観は極めて多様。しかし共通するのは、苦痛が無いこと、最後まで尊重されること、望んだ場所で過ごすこと」であった。
私にとっては身近に迫った問題なので、非常に有意義な講演会だった。


 日本尊厳死協会の講演会(東京大学)

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コメント

  1. 尊厳死(Y)

    尊厳死(Y)

    返信

    「心の伊達市民」第一号くんから八王子市で「尊厳死協会」の講演会があるとのお知らせが届いた。早速参加する事にした。死に直面した時に過剰な生きるための処置をしてもらいなくない。大勢の孫たちに囲まれて意識のある内ににこやかに笑って天国へ行きたい。

  2. Shinji

    Shinji

    返信

    銀座通りでの人間ウオッチング、色々な人間観察は面白い。

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伊達季節移住のススメ

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

詳しくはこちら
ジャンル
娯楽・趣味
アクセス総数
1,452,578回

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