7月29日(土)に、4年ぶりに隅田川花火大会が開催された。
私がまだ元気の良かった頃は、浅草まで行って近くで花火を見たものだった。
今では混雑を考えると、とても見に行く気がしなくなった。

今までに3~4回は吾妻橋の近くで、打ち上げ花火を見たことがある。
花火の良いところは、「ドーン」と腹に響くその轟音にもある。


まだ暗くならない内に始まった



小学生の頃だと思うが、父親に連れられて家族で隅田川花火を見に行った記憶がある。
その頃は今と違って、「両国花火」と言っていたように覚えている。
花火のことはほとんど記憶に無いが、大混雑の中で迷子にならないか心配したことだけを覚えている。いま考えると、父は家族を大事にしていたように思う。 


やっと暗くなって来た



4年ぶりの隅田川花火大会だが、私の家族は誰も『見に行こう』などと言い出さない。
テレビでは連日のように『危険な暑さ』と報じているのだから、「家でテレビで見ればいい」と考えているようだ。我が家の居間の窓からは、遠くにだが隅田川花火が見える。

ここへ越して来たばかりの頃は、墨田側花火が遠くだが良く見えた。
それが次々と途中にビルが建ち、今では微かに見える程度になってしまった。


手前のビルが邪魔だ(かなり拡大した)



前週の土曜日には「足立の花火大会」が、やはり4年ぶりに開催されたようだ。
例年は居間の窓から見ていた。こちらの花火は窓の正面に上がり、隅田川花火より良く見えた。

ところが連日の暑さでクーラーの効率を考えて窓のカーテンを下ろしていたので、花火に気が付かなかった。窓が二重ガラスになっていることもあり、外の音は全く聞こえないのである。


手前のビルの上に上がる花火は少ない



今回も花火を見るために、夕食は食べやすいように女房は「稲荷寿司」を用意していた。「おかず」はワンプレートで、それぞれが自分の「おかず」と稲荷寿司を食べながら花火を見るようにしてあった。実物の花火はガラス越しなので、音は聞こえない。
そこでテレビを付けて、実物と画面の両方で花火を見て楽しむことにする。


上空にはヘリコプターが飛んでいる(この日は9機だった)



午後7時に花火が始まったので、部屋の電気を消してテレビを点ける。
窓から見える隅田川の向こうのビルの横から、花火が打ち上げられたのが見えた。
しかし音はしない。テレビでは2秒遅れくらいで、花火が上がり音がした。

花火会場と我が家は直線距離で6キロ半くらいだが、2秒も掛かるのである。
多分、電波は一瞬で来るのだが、音速が遅いので電波を音に合わせているのだろう。


クライマックスが近付いて来た



遠くの花火をガラス越しに見て、2秒遅れでテレビで同じ花火を見る。
普通は実物が大きくて、テレビ画面で見るのが小さいのであるから不思議な感じがする。今回は気前良く、2万発の花火が打ち上げられた。ネットで調べたら、「尺玉」で8万円だそうだから、今回の花火大会での費用は幾らだったのだろう?

ウクライナ戦争の影響で火薬の値段も20%上がり、警備の人件費も上がり、実行委員会も予算獲得に苦労しただろうと察する。1時間30分の満足の「SHOW TIME」だった。


 クライマックスは大きな花火



(おまけの話)【うどん屋】
TVの「下町ぐるめ」で「うどん屋」を取り上げていた。
すると私の知っている森下にある、「こがね製麺所」が出て来た。
そこでいつも昼にはうどんを食べる私なので、花火の日に久し振りにランチに行った。

「こがね製麺所」という名前からして、「美味しいに違いない」と思わせる名前だ。
地下鉄大江戸線の「森下駅」で降りて、「A1番」出口を出ると店は目の前にある。


 茹で釜が煮立っていた



この店は「讃岐うどん」の本場の香川県が本社で、年間150万人もの来客があるそうだ。マンションの友人に聞いたら、彼は『60年以上も前に東京に出て来たので知らない』と言った。

そして『うどんは子供の頃は食事ではなく、おやつだった。うどんは「かけ」に決っているのに、東京では「冷たいうどん」もあるので驚いた』と言っていた。
私は色々な店に「うどん」を食べに行っているので、それぞれの店の特徴を知っているが、この店は美味しい。


 列に並んで天婦羅を取る



この日はTVで取り上げていた、「おろしぶっかけ」を自販機で買った。
天婦羅は全て同じ値段なので、自販機では「天婦羅1」とか、「天婦羅2」などのチケットを買う。私は列に並んで、「うどん」の提供窓口に進んだ。
そして「おろしぶっかけ」を受け取って驚いた。熱いうどんが出て来たのである。

私は当然、冷たいうどんが出て来ると思っていたが、友人のFさんが言ったように「普通はうどんは熱い」方なのであった。『冷』と言わなかった私が悪いので黙って食べたが、暑い日に熱いうどんは熱かった。


「おろしぶっかけ(小)」(380円)


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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

コメント

  1. Shinji
    Shinji
    返信

    昭和30年頃、九段坂の隣の中坂のてっぺんで、道路に座って両国の花火を見物しました。音は聞こえませんが、当時は高い建物などさえぎるものはなく、よく見えました。

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