
心の伊達市民 第一号
9月9日のYahooニュースで、次のような記事が出ていた。
『今夏大きな話題になったのが、カブトムシの大量発生です。中でも新宿御苑では都心にもかかわらず、一時は1本の木に50匹近いカブトムシが集まり、樹液を吸っている姿がSNS上に投稿され、“伝説の木出現”などと注目を集めました』
『いったい、都会のオアシスに何が起こったのでしょうか。「集まっている樹種はクヌギやコナラ、シラカシが多いので、その樹種から推測すると、ナラ枯れが一つの原因として考えられるのかもしれないです」と、担当者は話しました』。
カブトムシには色々な思い出があったので、記事が出た日に新宿御苑に行ったのである。台風が去り湿気が多く、とても蒸し暑い日だった。カブトムシがいそうな感じがした。入口でシニア割引で250円を支払い中に入り、右手奥の目的の場所である「母と子の森」へ急いだ。
左手には大きな木がそびえ立っている。ここへ来ると、いつも記念写真を撮りたくなる。あまりの巨木なので、自分との大きさの差を記念に撮影するのが恒例となっている。樹齢は120年を越すそうだ。
更に進むと木道となり、その先に樹齢100年の「ラクウショウ」という木がある。
この木は気根という名の根が地面からタケノコのように生えていて、これは酸素を吸収するためのものだそうだ。
この気根を初めて知ったのは今年の2月のことで、それを2月のブログにも書いている。
「木が酸素を吸う」とは知らなかった。冬で周りに雑草が無い時は、特に奇景である。
「ラクウショウ」の手前で木道は二股に分れるので、左の道を行く。
木道はすぐに終り、砂利道となる。いよいよ森に入って来た感じがする。
ほとんど人と出会わないが、時々、見掛けるには欧米人だ。
どこの国の人達か分からないが、自然が好きなようだ。
森の中は薄暗く、逆光の中でカブトムシを見付けるのが難しそうに感じた。
少し先に「ハチに注意!」という大きな看板があった。
この左右が「母と子の森」で、ここにカブトムシがいるはずだ。
カブトムシが好きな木は「クヌギ」と「コナラ」なので、そこを重点的に見て廻る。
しかし同じ場所を2回見て廻ったが、全く見付けることが出来ない。
自然が好きそうな感じのカメラマンの男が、クヌギの木の上の方にレンズを向けていたので聞いてみた。
私『カブトムシはいますか?』
男『カブトムシの季節はもう終っているからいない』
カブトムシは子供の頃は、家の近くのクヌギ林で良く捕った覚えがある。
また私が夏の間、伊達市に行っていた頃は、トーヤレイクヒルGCの「羊蹄コース」の7番から8番への途中の木で見掛けたものだった。
ある夏、プログルファーのKさんの家族がコテージに滞在していて、私達は交流していたので、子供達にカブトムシを捕らせようと考えた。
そして前日の内に砂糖水を作り、その木まで行って掛けておいた。
翌日になり子供達を連れてその木に行くと、予想通りにカブトムシがいたのである。
Yahooニュースを信じて新宿御苑まで来たのにー! 全く腹が立つなー。
森の中を歩いていたら、先の方に地面に白いものが見えた。
「紙かなー?」と思い近付いてみたら、白いキノコだった。
これを調べてみたら 「オトメノカサ」という種類の食用キノコらしいが、素人判断は危険だ。
家に帰ってから新宿御苑のカブトムシをネットで調べたら、カブトムシは7月末から8月初めだった。「1ヵ月前のニュースを今頃出すのは、どうなっているんだー!」と八つ当たりしたいが当る先が無い。
(おまけの話)
カブトムシが駄目だったので、腹を立てながら公園の広い場所に出た。
天気が良くなり、とても暑い。湿気も多い。
桜や紅葉の時には溢れる外国人観光客も、この暑さで少ない。
振り返ると、新宿のビル群が見えた。ドコモタワーが特に目立っている。
私の周りを「赤とんぼ」が飛んでいた。秋が近いと感じる光景だ。
このまま帰るのもシャクなので、一番奥の「プラタナス並木」の様子を見に行った。
秋になると、ここはとても絵になる光景が出現する。
そして多くのカップルがベンチに座って、記念撮影をする姿が見られる。
いまは来る人も無く、緑の並木道はあまり絵にならない。
歩き疲れてしまったので、少しベンチで休んでから、帰りは「大木戸門」から外へ出た。万歩計を見たら、1万歩を越えていた。
森の中で拾った「栃の実」を持って帰り、猫のお土産にしたが喜ばなかった。
栃の実は思い出がある。かなり前だが洞爺湖の周遊道路の温泉街の反対側で、道路にたくさんの栃の実が落ちているのを見付けた。それを拾って帰り、「栃餅」を作ろうと考えたことがあった。伊達市の農家の人に聞いてみたら、『それは無理だ。アク抜きだけで1週間はかかる』と言われて諦めたことがあった。
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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心の伊達市民 第一号
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02/12(金) いま、お馬さんと密な関係になってみた!LAKE TOYA RANCH
こちらの特集版にご訪問くださり、どうもありがとうございます^^ / 今後月に2~3回ほど、編集部のライターとして、皆様のお目目にかかることになりましたRiettyです。 この場では、私が出会った「好き」や「楽しい」や「いいね!」を皆様におすそわけさせていただきたいと思っています。 いろんなモノ。 いろんなコト。 いろんなヒト。 楽しむための情報の一つとして。 どうぞ末長くお付き合いくださいね ♡ さてさて。 国道230号線を留守都村方面に向かって車を走らせた時。 この看板を見かけたことはありませんか? 私、実はず〜〜っと気になっていたのですが、ついに曲がってみました。 すると…。 まずお迎えしてくれたのはこの子。 プードルのラヴィン君です。 まだ子供なので、「お客様だ〜!」とはしゃぐ姿がとても可愛い。 北海道弁では「おだつ」感じ。 そして誘導されるように歩くと…。 たくさんのお馬さんたちがのんびりお食餌中でした。 ここは、洞爺湖にほど近い月浦町にある「LAKE TOYA RANCH」さんです。 おっとり優しいお馬さんに跨り、ホーストレッキングや引き馬などを体験できるところです。 早速、体験してみました。 乗せてくれたのはヨーロッパ系ハーフリンガー&どさんこのミックス、大食漢のマックス君。 男子ですが可愛い顔立ちです。 山岳馬なので体力があります。 まずは「よろしくね ♡」とご挨拶。 そして、マックス君の相棒はアメリカ産クウォーターホースのローラちゃん。 カウボーイが乗るお馬さんです。 でも、ここで乗っているのはとても素敵な美人インスタラクターさん♡ トレッキングに出かける前に、「進め」「止まれ」「ターン」の手綱捌きを教わりました。 とても良くトレーニングをされているお馬さんたちなので、的確なアドバイスのもと、少しの練習と、「仲良くなりたい!」という気持ちがあればすぐに乗れるようになれます。 さあ! いざ! トレッキングに出発〜! 緊張と興奮でワクワク&ドキドキ☆ 親切なインストラクターさんは、ほとんど後ろを見た状態で爽やかに優しく指示をくれます。 上り坂は前傾して。 下り坂は後ろに反り気味に。 軸を保とうとするので、インナーマッスルが鍛えられそうです。 太腿の内側も締まりそう。 なかなかの運動量です。 二次的効果を密かに期待してしまいます。 途中、雪が降り出しました。 グリーンシーズンも良いけれど、白い雪原や山道を歩くのは本当に気持ちがいい ♡ お馬さんが一緒にいると、見慣れたはずの洞爺湖の景色が非日常なものに変わります。 お馬さんとの密なトレッキング。 元気に迎えてくれるラヴィンちゃんと、穏やかなお馬さんたちと、親切なスタッフさんたちに優しい時間をいただきました。 もちろんワイルド&イケメン社長 高橋洋一さんも、はにかみながら歓迎してくれます ^^ / 最後に地元密着耳寄り情報!!(地域外の皆様にはごめんなさい) 絶対にお得!! 絶対におすすめ!! 見逃さないでね♪♪ 帰りは高橋社長とラヴィン君が見送ってくれました。 レイクトーヤランチ情報 電話 0142-73-2455 住所 虻田郡洞爺湖町月浦44番地(カーナビ住所検索はうまくいきませんので、レイクトーヤランチと入れて検索してください) アクセス 洞爺湖温泉街より車で5分 E.mail toya@jphorseriding.com ※記事の内容は取材時の情報に基づいています(取材2021年) ※シェア、リンク等大歓迎です!
Rietty
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