久し振りに「池袋」に行った。
大江戸線を「上野御徒町」で降り、そこから都バスで「池袋東口」で降りる。
暇人なので、バスで時間が掛っても問題無い。

バスを降りると、目の前に巨大な「西武デパート」が見える。
このデパートは買収によるゴタゴタで8月31日にストライキを行ったが、私の行った9月6日はその欠片も感じられなかった。


東口は西武デパート、西口は東武デパート



今回はコロナで休止中だった「全日本山岳写真展」の案内ハガキが来たので、それを見に池袋まで行ったのである。
会場は池袋駅西口を出たところにある、「東京芸術劇場」の中のギャラリーである。

ここは立派な会場で写真展だけでなく、絵画展も2ヶ所でやっていた。
山岳写真は風景写真なので分かり易く、美しいのが良い。


「全日本山岳写真展」の案内ハガキ



東京芸術劇場の前には広場があり、真ん中に円形に吹き出す噴水がある。
それも水量が少なくしているので、中を歩く人もいる。
池袋という場所は駅の東口と西口では、全く雰囲気が違う。

しかし西口は左右で、二極化している。
西口の左手は東京芸術劇場があり、そこを通り過ぎて先に進むと立教大学があるからかもしれない。


「東京芸術劇場」の外観 



東京芸術劇場の建物の館内に入ると広い空間があり、中央が地下から天井まで吹き抜けている。1階からエスカレーターで2階に上がると、次に乗り換えるエスカレーターは一挙に5階に上がれる。エスカレーターから見る様子は、美しく組まれた鉄骨構造が明るい光で館内を照らしている。


エスカレーターから見た館内    



5階に上がると、そこも広い空間がある。なんとも贅沢な作りである。
天井には丸い凹型の天井画が3ヵ所にあり、この光景が私は好きだ。
その突き当りが写真展の会場となっているが、残念なことに「撮影禁止」である。

写真展は国内の山は「上信越」、「秩父」、「北アルプス」、「南・中央アルプス」、「八ヶ岳」、「富士・箱根・伊豆・丹沢」、「北陸・近畿・中国・四国」、「九州」で、他に「海外」とに分けられて展示してある。


太い柱と、丸い天井画(突き当りが写真展の会場)



第2会場には一般公募写真もあり、両方で274点もの作品があるので、見る方も大変である。写真を見て、「ここ知っている」という場所もあった。

第2会場へ行く途中に、アート作品が飾ってあった。
タイトルは「犬も歩けば足の上」という、なんともふざけたような題名だった。
他にもいくつかの作品があったが、相変わらず「アートは難解」だった。


アート作品「犬も歩けば足に上がる」



いま池袋では「東京芸術祭 2023」を開催している。
そのテーマは「世界を反転させて、陽気になる方法」とかなり難解である。
東京芸術劇場がその中心で、9月1日から10月29日までの期間に、歌舞伎、演劇、パフォーマンス、音楽などが繰り広げられるようだ。

アチコチに「世界を反転させて・・・」とポスターなどがあるが、私にはその意味が分からない。やはりアートは難解だ!


「東京芸術祭 2023」の巨大なポスター



(おまけの話)
ついでに昨年の11月に廃業となった、佐久間製菓は「どうなったか?」を調べに行った。現地に行ったらビルは解体されていて風景が変っているので、どこだったか良く分からなかった。広い通りに出たら、変なバスが走っていた。

家に帰って調べてみたら池袋を走る「IKEBUS」だそうで、国産の電気自動車だった。
運賃は1回100円で、一日券は250円となっている。
中央区の「江戸バス」よりお洒落で、時間があれば乗ってみたかった。


池袋コミュニティバス「IKEBUS」



池袋駅西口を出て左に行くと「東京芸術劇場」や、その先に立教大学がある。
そのせいか、なんとなく落ち着いた感じがするような気がする。
右手に行くと、以前は「佐久間製菓」があった。

しかしこちらは雑然としていて、夜は安心して歩けないような感じがする。
昼間から私は3ヵ所で、客引きの女性に出会った。声には出さないが、パネルに書いた誘い文句を見せられた。
そもそも通りの名前からして「ロマンス通り」なのだから、怪しいはずだ。


 通りの名は「ロマンス通り」



写真の順番が最後になってしまったが、都バスを「池袋東口」で降りた時に昼になったので、どこかでランチに麺類を食べられる店を探した。
ウロウロと歩き廻って見付けたのが、中華料理店の「一番館」だった。
店先の看板に「ざる冷やし麺」と書いてあったので、地下一階の店に入った。

しばらくして出て来たのは、初めて食べる料理で味も初めてだった。
中華麺に付いて来たのが和風の汁で、「ワサビ」も付いて来た。
なにか違和感を感じながら食べ進んだが、量が多過ぎて半分は残してしまった。


「ざる冷やし麺」(500円)


伊達季節移住のススメ 心の伊達市民 第一号

アクセス総数:1,396,131

北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

コメント

  1. Shinji
    Shinji
    返信

    新宿には東口、西口共によく行ったし、その発展の過程もよく見てきましたが、池袋はさっぱり縁が遠かったです。東口は西武デパートの火事や、三越池袋店のオープン、駅前の人生座映画館でやっていた、当時の大ヒット映画、明治天皇と日露台戦争(父たち、大人が見ていた)などが思い出されます。あとは昭和30年代でも戦後の雑然とした店が並ぶ街でした。

コメントを書く
お名前 必須

名前を入力してください。

メールアドレス
(表示されません)

正しいメールアドレスを入力してください。

コメント必須

コメントを入力してください。

コメントに不適切な言葉が含まれています

パスワード必須

パスワードを入力してください。

パスワードは半角小文字英数字で入力してください。

Cookie

心の伊達市民 第一号からの関連記事

伊達季節移住のススメ 心の伊達市民 第一号

アクセス総数:1,396,131

北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

心の伊達市民 第一号のよく読まれている記事(直近期間)

心の伊達市民 第一号のカテゴリー

心の伊達市民 第一号のハッシュタグ

心の伊達市民 第一号のアーカイブ