心の伊達市民 第一号

徒然なるままに(90)


話題が無くなったり、1つの話題で紙面を埋められない時には「徒然なるままに」となる。今回もそれである。

【金木犀】
少し前に「リバーシティ」の入口の佃公園に植えてある金木犀を見に行ったが、その時はまだ匂いがしなかった。そこで1週間後に、同じ場所に行ってみた。
すると予感通りに、近くに行くと甘い香りが漂っていた。

この匂いは以前の家の庭にあった金木犀を思い出させる。
香水にも使われているようで、「春の沈丁花」、「夏のクチナシ」、「秋の金木犀」と言われている。この匂いが嫌いな人もいるようだ。


金木犀の香りが漂っていた



【あめちゃん】
大阪のおばちゃんは、常にバッグに「あめちゃん(飴)」を入れていて、なにかというと「あめちゃん」をくれるイメージがある。
最近の私も大阪のおばちゃんみたいに、常に飴を持っている。

歩き疲れた時や、ランチでソバなどを食べて喉が辛いままの時に飴を舐める。男も高齢化して来ると男女の境が無くなり、ジジイはおばちゃんになるのかもしれないなー。


「森永あずきキャラメル」



【100円のマイクロレンズ】
以前に100均で買ったスマホ用マイクロレンズを、マンションの友人にプレゼントしたことがある。その後、友人がそのレンズで撮影した画像を見せてもらったが、その威力に驚かされた。「100円ショップ、恐るべし」である。

その時、私が買ったもう1つを使うことも無くカバンに入れていたことに気が付いて、今回はそれで撮影してみた。私のスマホはカバーを取り付けてあり、それが外せない。だから友人が撮影したような画像にならなかった。


 マイクロレンズで撮影



【ぶどうジュース】
以前に信州信濃の旅に行った時に、奈良井宿の宿泊先の「HYAKU Narai」で頂いた「ぶどうジュース」がある。缶入りはすぐに飲んでしまったが、瓶入りがもったいなくて飲んでいない。細長いお洒落な瓶に入っていて、なんだか高級そうな感じがする。

瓶ジュースは立派過ぎる瓶のためにいまだに飲めずにいる貧乏性の私だ。
なにか良いことがあった時のために、残しておこう。


 奈良井宿の「ぶどうジュース」



【Googole Map】
以前にも書いたが、スマホの「Google Map」は老眼で白内障気味の私には、画面が小さ過ぎてよく見えない。銀座に出ると外国人観光客の大部分は、「Google Map」で行き先を調べている。だから昔のように、私が親切に道案内をすることも無くなった。

Googleがせっかくのコミュニケーションの機会を奪ってしまった。ある時、いつまでも同じ場所でGoogle Mapを見て動かない老夫婦がいたので、私は声を掛けた。彼らは私にスマホの画面を見せたが、私は画面が小さくて彼らの行く先が分からなかった。


 スマホで地図を見る外国人



【銀座8丁目の神社】
銀座8丁目の裏通りを歩いていたら、新しい小さな神社が出来ていた。
神社は狭い路地の角にあるので、全て丸見え状態である。
神殿の前にある榊の枝を立てる「榊立」に「Dr.コパ」と名前が彫ってあった。
アコーディオン奏者の「COBA」なら知っているが、どうも違うようだ。

またネットで調べたら、最初に「脱毛」が出て来た。次に「風水」が出て来て、これらしいと分った。HPには色々と書いてあったが、どうやら息子が自分のオヤジを神様にしたように感じたのである。


「三宅宮」のMr.コパの「榊立」



【オオスカシバ】
マンションの前に管理組合の植栽グループが、色々な花を植えている。
紫色の花が綺麗なので、近寄ってみた。
すると蜂のような昆虫が、蜜を求めて花から花へと飛んでいた。

私は思わずカメラで撮影し、家に戻った時に「Google Lens」で調べてみた。
そしてガッカリした。蜂ではなく、オオスカシバという名の「蛾」だった。
花も調べてみたら、「サルビア・ラウカンサ」という名前だった。


 「オオスカシバ」は蛾だった。



(おまけの話)【天使の梯子】
私の書斎とは言えないような小さな場所は居間の片隅にあり、そこから東京タワーが良く見える。ビルの上から富士山が、少しだけ顔を出している。
そこからは大島へ出て行く連絡船の桟橋や、隅田川を行く屋形船も見える。

夕方になり南風の時は、羽田空港へ向かう飛行機も見える。
夕陽が落ちる時間が私は大好きで、時々、綺麗な夕焼けが見える。


 「天使の梯子」(1)



昼間は晴れているのに夕方になると、なぜか雲がビルの上にかかる。
なかなか夕焼けを見るチャンスに恵まれないが、その雲が時には素晴らしい光景を見せてくれる。それが「天使の梯子」である。

夕闇が迫り、空を覆っていた雲にわずかな隙間が出来た。
そこから太陽の光が、白い光線となって地面に向かう。


「天使の梯子」(2)



これを欧米では「天使の梯子」(angel's ladder)と言うそうだ。
「天使の梯子」は雲に切れ目があるだけでは起きないようで、雲の下にたくさんの水蒸気が浮遊している時だけに起きる現象だそうだ。

「天使の梯子を見ると、幸運の予兆」と言われているそうだが、この日に東京で見た人は無数にいるはずだ。確かなのは、その後の私に特に幸運は訪れていない。


暗くなっても「天使の梯子」は出ていた。

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コメント

    気づき(Y)

    気づき(Y)

    年齢を経ても小さなことに気付く感性の細やかさを褒めたい気分です。歳を取るほど必要なことと思った。

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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