新橋駅から続く「汐留」には私はよく行くようになった。
それは東京BRTが開通したからで、これが出来る前は新橋は面倒で滅多に行かなかった。いまはマンション前から東京BRTに乗れば、たった4分で汐留まで行ける。私にとっては一番近い隣町となったのである。

汐留で私がランチになると、いつも行くのは「うどん屋」である。
うどんを食べ終ると、隣のシャトレーゼへ行って、ソフトクリームを食べるのがお決まりのコースになっている。


「アドミュージアム東京」の特別展会場



近くのカレッタ汐留に「アドミュージアム東京」という施設がある。
この施設は電通の4代目社長の「吉田秀雄」を記念して作られた。

展示品は大昔の広告から始まって、現代までの広告の移り変わりが分かるように展示してある。ただ1回見ると動きがないせいか、「何度もは見たくはない」という施設である。


「江戸時代」の広告展示コーナー



そんなことからか、展示品の入れ替えと空調設備の更新のために、しばらく休館となっていた。私は近くへ行くと、時々、「そろそろ開館か?」と思い覗いてみるのだが、いつまで経ってもオープンしなかった。それがやっとオープンしたので、中に入ってみた。


「デジタル・テーブル」



この施設のコンセプトは『いつも、あなたに、新しい発見を』である。
「人間のもつ普遍的な面白さ、愛おしさを表現して来たたくさんの広告は、人の心を動かすアイディアの宝庫。笑いや涙、驚きや共感。心を惹き付けるものは、時代をこえて、根っこの部分でつながっている』


「明治~昭和初期」の広告展示コーナー



『人が生み出してきたたくさんの広告を通して、気づきや、新しい発見と出会って欲しい。広告って、やっぱり面白い。アドミュージアムへ、ようこそ」と電通らしい上手な文章が出ていた。

中に入って気が付いた。以前とあまり違いが無いのである。
広告の歴史を見せる施設なので、新しいことを取り入れるのは難しいのだと思う。


「資生堂」と「国鉄」(昭和初期)



少し変わったのは、デジタル技術を使って、「動く映像」が出来たことだ。
ところどころに「デジタル・テーブル」というものが置かれていて、画面に触るとその映像が大きく映し出される。壁の面にはポスターの間のところどころに、小さな液晶画面がはめ込まれていて説明が見られる。


「戦後~平成」の広告展示コーナー



中央には「視聴ブース」というのもがあり、天井から吊るされている。
そこに入ると正面にある小さな液晶画面に画像が現れ、横から小さな声で説明が流れる。

でもあまりに小さな声なので、高齢者難聴の私には聞こえない。
広告はポスターが主流の時代だったので、懐かしいポスターが色々とある。
それを見て昔の感慨に耽るのが、ここの場所での過ごし方だと思う。


「視聴ブース」(4つのきもち)



(おまけの話)
入口でパンフレットを渡されたので、それを見た。
そこには『テクノロジーは孤独なのかもしれない、と思った。どんな革新的な技術も、目的がなければ動けない。でも、誰かのため、何かのための強い想いと出会えたら、その想いを乗せ、テクノロジーは高く飛び立てる。テクノロジーは今日も、誰かの愛を待っている』と書かれていた。

どうもアドマンは言葉を飾り過ぎて、私には意味が分からない。


「愛と出会える」らしいが・・・。



会場に入ると「背中を押す」、「気づきを与える」、「歴史を守る」、「暮らしを彩る」というコーナーになっている。
中ほどに葛飾北斎の浮世絵「神奈川沖浪裏」があった。

よく見たら、波がゴミを巻き上げている。
「海に流れ込むゴミを減らそう」という意味かもしれないが、あまり好きな絵ではない。


 「浮世絵にゴミが舞う」



あるコーナーで画面を見ていたら、係の女性が近付いて来た。
そして説明を始めた。『これは監視カメラの画像ですが、この模様のものを持つと、その人だけ感知されません』。なにもしないとカメラは人を認識して、その人を四角で囲む。

模様入りのバッグを持つと、その四角が消えて、その人だけ認識しない。
でも私がやってみたら、四角が消えなかった。まだ完成の域に達していないのか、私は透明人間になれないのか? でも、これがどんな役に立つのだろうか?
また近い内に、もう一度、行ってみようと考えている。


 「人を感知しない布の模様」


伊達季節移住のススメ 心の伊達市民 第一号

アクセス総数:1,396,442

北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

コメント

コメントを書く
お名前 必須

名前を入力してください。

メールアドレス
(表示されません)

正しいメールアドレスを入力してください。

コメント必須

コメントを入力してください。

コメントに不適切な言葉が含まれています

パスワード必須

パスワードを入力してください。

パスワードは半角小文字英数字で入力してください。

Cookie

心の伊達市民 第一号からの関連記事

伊達季節移住のススメ 心の伊達市民 第一号

アクセス総数:1,396,442

北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

心の伊達市民 第一号のよく読まれている記事(直近期間)

心の伊達市民 第一号のカテゴリー

心の伊達市民 第一号のハッシュタグ

心の伊達市民 第一号のアーカイブ