いまから考えると現役の時は、いくつもの忘年会があった。
開催時間が午後6時以降だったので、誘われた場合はほとんど出席した。
酒を飲めない私には会費が高いと感じたが、業界関係の忘年会なので会社の経費で支払ったのであまり気にならなかった。たまに会う知り合いとの会話も楽しかった覚えがある。


 この日は大きな葬儀が行われていた(築地本願寺)



ところが引退し仕事から縁が切れると、忘年会とも縁が切れた。
いまはたった2つの忘年会しか、私には縁が無くなった。
どちらも趣味の会で、1つはマンションのデジカメクラブである。

この会は毎月1回の定例会「月1枚会」が続いていて、その時は前月に撮影した写真をそれぞれが持ち寄り、お互いに評価してもらうのである。


築地本願寺「紫水」のショーウィンドー



色々な機会に食事会も開いているので、もう忘年会で行く店が無くなってしまった。
そこで異色ではあるが、築地本願寺の「紫水」というレストランで行うことになった。
ジジイの忘年会は昼間であるから、みんなでランチを食べるだけとなる。

酒を飲める男は2人しかいないので、2人で勝手にビールを飲んでいる。
私は本願寺倶楽部のメンバーなので紫水では8%の割引になる。そこで私が一括支払いをして、その後に各自の清算をすることになった。


売店では数珠を売っている。



これが難しいのである。メニューは税込み価格だから、いきなり8%割引きにならない。その計算方式は「(メニュー価格-10%)×0.92+10%=各自の支払金額」となる。例えば1000円だったら、「(1000円-100円)×0.92=828円。828円×10%=82.8円。 支払額=828円+83円=911円」となる。

従って8%割引金額は89円の割引になる。
これを各自がそれぞれ違うものを注文し、ビールを飲む人もいるのだから、私には面倒過ぎて頭が混乱するので、若い女性会員に計算を頼んだ。


 「栗ぜんざい」(968円)築地本願寺カフェで



今回の忘年会で分かったことがある。それは8人のメンバーの内の、4人が本願寺にお墓を持っている本願寺倶楽部のメンバーだった。こういうのを「寺友」と言うのかもしれない。

ランチの後に同じ境内にあるカフェに行き、大いに盛り上がった。
だからかもしれないが、デジカメクラブの忘年会というのに写真の話は出ず、話題はお墓のことになってしまった。


 売店では仏教関係の本が売られている。



(おまけの話)
もう1つは中高時代のデジカメクラブから変化した「都心を歩く会」である。あまり熱心でない会長が続くと、会というものはなんとなく消滅してしまう。それが残念で、私は「都心を歩く会」を作った。私は会長なので、『忘年会をやろう!』と提案した。

メンバー7人が全員『賛成』となり、会場選びとなった。
みんなは多摩方面に住んでいるので、「都心を歩く会」で都心に出て来るのは嫌がらないが、忘年会では嫌がる。仕方ないので、中間点の新宿で探すことになった。


 居酒屋「天狗」(新宿西口)



なかなか会場が決らなかったが、私が思い出した会場があった。
それは新宿駅近くの居酒屋「天狗」で、私が仏像彫刻教室に通っていた時の忘年会の会場だった。酒を飲まない私は居酒屋をよく知らなかったが、いつの頃からか、居酒屋は昼間も営業するようになった。

これも高齢化社会の到来で、店側が「ジジイは昼間」と気が付いたからであろう。
そこでメンバーに「会場は天狗」と提案したら、異議は無かった。


7階の席からはJRの線路と歌舞伎町が見える。



JR新宿駅の「西改札口」に集合し、私が案内役で「天狗」に行った。
昼はランチ営業をっしているらしく、店内はかなりのお客が入っていた。
予約した席に座り、メニューからそれぞれが好きな食事を注文する。

忘年会といっても、みんなで一緒にランチを食べるだけである。
マンションの友人達と違い、このメンバーは中高を一緒に過ごした仲間なので話題も違う。


この時間帯は1人でランチの人が多かった。



『おまえは卒業時は、なに組だった?』と聞かれたが、全く覚えていない。
他の6人は『C組だった』と言うが、私は担任の先生が違うので「D組」だったようだ。
その後は先生の消息、同級生の消息の話になる。

会社経営者のTさんの話題になったら、『彼は弟に社長を譲り引退したら、ボケてしまった』と言っていたが、そうではなく『ボケたから弟に社長を譲ったのではないか?』と私は感じた。


 「サイコロステーキと肉豆腐」(1190円)



やはり最大の話題は「免許証の返納」である。
私とSさんは既に返納しているが、他の5人はまだ返納していない。
『まだ大丈夫だ』と言うが、それが危ないのである。
5人とも次の免許書き換えの85歳の時には、『返納する』と言っている。

あと3年を無事故で過してくれることを願うばかりだ。
『車の無い生活も、慣れると問題ない』と話したが、理解しただろうか?
マンションの友人達の忘年会の話題は「お墓」だったが、同級生では「免許証返納」だった。


誰も「飲み放題」は頼まなかった。


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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

コメント

  1. 居酒屋(Y)
    居酒屋(Y)
    返信

    ランチ時間の居酒屋に入り、その混雑ぶりに驚いた!独りランチや女性ランチ、中高年ランチと幅広い層がお客として来店している。「安い」「美味い」「少しのアルコール」これだけ揃っていれば千客万来もうなずける。2時間たっぷり話を交わして、満足の笑顔で「老人の忘年会」は終了した。mushanavi君の幹事が成功の秘訣でもある!

  2. Shinji
    Shinji
    返信

    人生は3幕ものの舞台。第1幕、青少年期。第2幕、壮年期。第3幕、老年期。第3幕老年期、第一場、免許書返納、第二場はお墓の検討。フィナーレは死。
    でも人によっては。第4幕もあります。死後の世界の場。そんなことを考えてしまいました。

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