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じもとブロガー
心の伊達市民 第一号
マンションの友人が、『桜の時期の飛鳥山は桜が綺麗だ』と言っていた。
飛鳥山に行ったことはあるが、桜の季節は知らないので行ってみることにした。
大江戸線で春日駅に出て、そこから都バスで大塚駅に出る。
次に都電「荒川線」に乗って、「飛鳥山」で降りる。
家からそこへ行くのは大変なので、なかなか行く気になれなかったのである。
大塚駅から都電に乗ったら、大混雑だった。
都電は出発する時には、昔のように「チンチン」とベルを鳴らす。
「チンチン電車」の雰囲気をわざわざ残していて、なかなかスマートである。
それが「飛鳥山」に着いたら、ほとんど降りた。
『なんだー。みんな花見に行くんだー』と納得した。
都電を降りると、正面に「飛鳥山」の桜が見える。
横断歩道を渡ろうと思ったら、数人のカメラマンが都電と桜のアングルを狙って、階段の途中で待っていた。私も今回の目的が「桜と都電」であるから、仲間に入った。
都電は「飛鳥山」の停留所を出ると、左に曲がり専用の鉄路から一般道に出て来る。
都電は5分おきくらいにやって来るので、撮影を失敗してもすぐ次がある。
何枚かの写真をここで撮り、次に横断歩道橋の真ん中で撮る。
真ん中のアングルも悪くない。
次に横断歩道橋を渡り下に降り、そこから桜越しに都電を撮る。
モニターで確認しても画面が小さいの、どの構図が良いか分からない。
都電の撮影を終り、公園内に入って行く。
この日は入学式のある日らしく、ピカピカの制服に身を包んだ小学生達がいた。
すぐ近くに正装した両親がいて、スマホで我が子の晴れ姿を撮影していて微笑ましい。
飛鳥山は名の通り山であるが、丘のような感じである。
思い思いにシートを広げ、団体がお花見をしている。
昔のように大酒を飲んで歌ったり、大声を出したりする人はいない。
こんなに多くの花見客がシートを敷いて、お花見をしている光景を久し振りに見た。
1人で来た私だが、なんだかお仲間のような気がして疎外感は無い。
桜の花は最終章を迎えていて、風が吹くと花びらがヒラヒラと舞う。
私もミニ三脚を出して、タイマーで桜を背景に自撮り写真を撮った。
飛鳥山は高さが25.4メートルで、東京23区で一番低い山だそうだ。
しかしここには日本一短い、無料のケーブルカー「アスカルゴ」がある。
上りは行列があるが、下りは乗る人が少ないので私は乗ってみた。
ものの2分で下まで到着する。
そこからすぐのJR王子駅に出て、立ち食いそばで名物の「ゲソ天そば」を食べた。
(おまけの話)
王子駅からまた都電「荒川線」に乗り、帰りは巣鴨経由で帰ることにした。
5つ目の「庚申塚駅」で降りた。この駅には荒川線で唯一の、構内に「甘味処」がある。電車からホームに降りると目の前に店「いっぷく亭」がある。
都電は駅に改札が無いので誰でも入れるが、荒川線で駅構内に店があるのはここだけである。王子駅で食べた「ゲソ天そば」で喉が渇いたので、店に入り「おはぎセット(495円)」を注文した。
「いっぷく亭」で一休みしてから、巣鴨地蔵通りに向かった。
すぐの信号の左角に、駅名となった「庚申塚」がある。
「庚申塚」というのは、『中国より伝来した道教に由来する庚申信仰に基づいて建てられた石塔のことで、塚の上に石塔を建てることから庚申塚と呼ばれる』そうだ。
境内は綺麗に掃除がされているが、あまり参拝者はいないようだ。建物の前には大きな幟が立ててあり、「令和6年4月2日は庚申の日」と書かれていた。
庚申塚にお参りした後に、地蔵通りを地下鉄「三田線」の巣鴨駅へ向かう。
この通りは「お婆ちゃんの原宿」と呼ばれ大混雑していたが、いまはガランとしている。店の扱い商品も変り、若者向けになっている。私の贔屓の和菓子屋は廃業となった。途中にある高岩寺の「洗い観音」は、以前は行列が出来ていて30分待ちだった。
それが今回の私が行った時は、誰も来ていない。その頃のお婆ちゃんは亡くなってしまったか、或いはお婆ちゃんの間でも流行が変ったのかもしれない。
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伊達季節移住のススメ 心の伊達市民 第一号
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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
引用元:洞爺湖周辺地域マガジン「むしゃなび」
https://mushanavi.com/author/jiyujin/blog2/see/entry-22426.html
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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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飛鳥山の桜は、なぜか古代の日本の花見を連想させます。王朝人の時代の花見は、こんなわずかな高台の緩やかな丘で行われたのではないか、と。吉野の桜の連想にも重なります。