7月に葛西臨海公園に「ヒマワリの撮影」に行ったが、少し時期が早かった。
その後、ホームページを気にしていたら、「New experience with nature」という名のイベントが出ていた。

説明には『葛西臨海水族館、葛西臨海公園は長きにわたり、海と深いつながりをもってきた地域です。その歴史を受け継ぎながら、今年は広大な敷地の魅力を全身で感じるアートインスタレーション「海とつながる。アートをめぐる。Harmony with Nature」を開催します』とあった。


 ヒマワリ畑と大観覧車



更に『本イベントでは、4万本の向日葵が咲き誇る葛西臨海公園の自然とアート、海を感じる演出が織りなす体験をお届けします。広大な自然空間に点在するアートは、時間や天候によって変化をもたらします』。 しかもなにやら大層な説明であるが、その中にあった「アートインスタレーション」ってなんだろう?

アーチストという人達はどうも作品の説明が難解で、「分かったふり」をしないとバカにされるのではないかと私は思ってしまう。でもそれは私だけかもしれないが・・・。


ヒマワリ畑の広場で液晶モニターが「アート」を映し出している。



「アートインスタレーション」をネットで調べてみたら、『屋外などにオブジェや装置を置いて、作家の意向に沿って空間を構成し変化・異化させ、場所や空間全体を作品として体験させる芸術』とあった。
葛西臨海公園の「ヒマワリ畑」では、4万本のヒマワリが満開になっていた。

ここでの「Harmony with Nature」はヒマワリ畑の途中の広場に、巨大な液晶モニターを設置して、画面にアートな画像を映し出していることがそれらしい。
私は大観覧車に乗り上からヒマワリ畑を見たが、高過ぎて花の咲いているのが分からない。


 ヒマワリは3種類、植えてある。



ここへ来た時は、私は必ず大観覧車に乗る。
料金は大人が800円と高いが、シニアは半額400円で乗れる。
値段のせいもあるのか、いつもお客は少なく、定員6人だが1人で乗れる。
ゴンドラはかなりゆっくりと上って行く。

公園に隣接して「カヌー・スラロームコース」が見える。
「東京オリンピック2020」のために作られた施設で、現在は一般にも有料で開放している。


大観覧車から見える「カヌー競技場」



反対側を見ると、遠くに東京ディズニーランドが見える。
東京ディズニーランドは葛西臨海公園の1つ先の「舞浜駅」だから、近いのである。
その向こうの海には、多くの貨物船が見える。

我が家からは夜はこの大観覧車が見えるので、観覧車の上から私の住むマンションを探したが、方角もハッキリしないし霞んで見えなかった。


 東京ディズニーランドも見える。



大観覧車は頂上を過ぎると、今度は目の前が開ける。
右手に東京ゲートブリッジが見える。
上から見たヒマワリ畑を期待したのだが、残念ながら畑が見えるだけだった。
1人でクーラーの効いたゴンドラに乗り、写真を撮ったり動画を撮ったりした。

約17分の空の旅はかなり長く感じて、とても気分が良かった。400円は安い!
誰でも400円にしてしまえば、大勢の人が乗るように思うがどうか?


大観覧車から見た「ヒマワリ畑」



2つ目の「New experience with nature」は、クリスタル・ビューである。
これは公園中央の道路を海に向かい、途中に道路を跨ぐように作られたガラスの建物である。イベントの無い時でも、この建物の意味が分からない。中になにも無いのである。2階に上がり、海を眺めるための建物かもしれない。

今回のアートはガラスの壁面に、花や蝶の絵が描かれているだけだ。
でも私にとっては、ここは冷房が入っているのでとても嬉しい。


 「クリスタルビュー」のガラスの壁面のアート



(おまけの話)
なんでも最後は一番良い出し物と決っている。
落語でも芝居でも相撲でも、一番良いものは最後に出て来る。
私は葛西臨海水族館に期待していたので、最後に取っておいた。

子供の頃の私は、美味しいものは最後に食べた。今どきの子は「美味しいものは最初に食べる」と聞いたことがある。
葛西臨海水族館は有料で、シニアは半額の350円だった。


葛西臨海水族館のドーム



HPの説明では『ここでの体験が、海と自然のつながりを再認識するきっかけになれば幸いです。アートを楽しみ、海とつながる水族館で生きものに触れ、生命と自然とアートを感じることで、これまでにない特別な時間をお楽しみ下さい』とある。
ここでは15分おきにミストを噴射して、水族館を包み込むようだ。

次の回に少し時間があったので、外で待つのも暑いので中に入った。
水族館は地下にあり、私はマグロの遊泳を見に何回も来ているので、今回はサメの水槽だけを見た。


「サメ」の巨大水槽



冷房の効いた水族館に居たら、暑い外へ出るのが嫌になって来た。
これを見に来たのだからと思い直し、ミスト噴射の時間に合わせて外へ出た。
色々な場所からミストが噴射されて、ドームが見えなくなった。これが一番「アートインスタレーション」らしかった。ミスト噴射は2~3分で終り、またギラギラと輝く太陽が出て来た。

多少の救いは、ヒマワリ畑と違い、海風が吹いていることだった。
東京都は令和10年3月の新水族園オープンに向けて、葛西臨海水族園のリニューアルを進めているそうだ。あと4年も先のことじゃ、私には来られるかどうか分からない。



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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

コメント

    Shinji
    Shinji

    アート作品の説明が難解、は同感です。こういう説明やコンセプトは50年以上前、私が学生の頃、インテリぶってよくやりました。まだ、こんなこと言ってるの?とあほらしくなります。「分かったふり」をする必要は全くありません。アーチストよ、もっと大人になってくれ、と言いたいです。

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