ブログ閉鎖中の話題(2014年8月20日)

お盆の最後の日に行われた「富岡八幡宮」の例大祭の「神輿の渡御」を見に行った。
富岡八幡宮の例大祭は「深川八幡祭り」と呼ばれ、「日枝神社の山王祭」、「神田明神の神田祭」と合わせて、「江戸の三大祭り」と言われているほどの由緒正しい祭りである。しかし、この祭りが盛り上がるのは3年に一度だけである。

(注)小さい写真を2.5倍に引き伸ばしているので、画像が荒れています。


各町内から集合場所に向う行列。



【富岡八幡宮の例大祭】・・・・・・・http://koto-kanko.jp/event/fukagawahachiman-maturi2014/

その3年目が今年に当り、最終日の神輿渡御がメインイベントで神輿の勢揃いがある。
神輿の数は、なんと54基にもなる。 そして、毎年は神輿が出ないその理由に驚く。
祭りの時に出る神輿があまりに大きいので、毎年では担ぎ手がいないのだそうだ。


消防署員が霧状の水を掛ける。



この由緒正しい祭りの神輿の担ぎ手として、私の同級生のO君が出ることになった。
私は午前6時に門前仲町にある、富岡八幡宮の前にカメラを持って出掛けて行った。
こんな早い時間なのに、もう祭り関係者が大勢来ている。


水槽に自分達も入って、盛大に水を掛ける。



遠くの神輿はトラックで運ばれて来る。
近い神輿はもう「わっしょい。わっしょい」の掛け声で、集合場所へ担いでやって来る。O君の解説によると、『(わっしょい)という掛け声は(和を背負う)から来ている』そうである。


彼女達が一番盛大に水を掛けていた。



この祭りを見て感じたことがある。
他の有名な祭りは主催者と見物客とがハッキリ別れているが、この祭りはみんなが参加者である。「深川八幡祭り」は別名で「水かけ祭り」と言う。
その名の通りに、盛大に神輿と担ぎ手に沿道から大量の水を掛ける。


自分の家の前には大きなバケツで水を用意している。 



驚いたのは消防署からも署員が来ていて、消防ホースで水を掛けている。これは業務命令なのかな?
沿道の見物客もみんな自分の町内のハッピを着ていて、盛大に水を掛けている。
私のようにポロシャツ姿ではよそ者というのが分ってしまい、なんだか肩身が狭いように感じる。


水道のホースから水を掛ける。



カメラを持っていても、お構いなしに水を掛けられる。
「水を掛けられるのが嫌なら、来るな!」ということのようだ。
こんな楽しい祭りは初めて経験した。
でもカラ梅雨で水不足の時はどうするのだろう?


みんな、ずぶ濡れである。



(おまけの話)
O君は自分の年齢も考えて、お神輿を担ぐのは今年が最後だと言っていた。
そこで私は彼の雄姿を写真に収めようと思ったのである。
O君からの連絡で、彼の出番は6番目の神輿で、「東陽1」というグループから出場することが分った。


O君の所属の「東洋」のグループ。 巨漢が2人いた。



門前仲町の指定の神輿の待機場に行ったが、O君もいないし、神輿もまだ来ていない。
そこで担ぎ手の交代予定場所である東陽町方面に向かう。
連絡のあった場所に神輿は来たが、大混雑でどこに彼がいるのか分らない。


掛ける水の量が半端でない。



その場所では見付けることが出来ず、神輿に先回りして木場公園の先で待つ。
神輿は来たが、彼はいない。 
遂にここでもO君を見付けることが出来ず、歩き回って疲れてしまったので仕方なく家に帰った。

しばらくしてO君から電話があった。 彼の話では『連絡した通りの場所で神輿を担いだ』と言う。しかもあの年で「お先棒を担いだ」と言うから驚きである。
混乱の中で私はO君の最後の雄姿を写真に撮ることが出来なかった。『ご免なさい。O君』。


今回のベストショット


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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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