心の伊達市民 第一号

小さな発見(14)

【東京スカイツリーの写真展】
マンションのデジカメクラブの女性会員から、写真展の案内が来た。
彼女は色々な写真クラブに所属しているようで、今回の写真展は東京スカイツリー好きの人達の集まりで、「フォトジェニック・スカイツリー」というタイトルで隅田区役所で行われる。そこで私は早速、見に行った。

会場は区役所の1階のアトリウムで、5名のメンバーで88点もの写真が展示してあった。
マンションのS子さんは、13点を出展していた。
全ての写真が東京スカイツリーだけだから、かなり見応えがあった。


「フォトジェニック・スカイツリー」の会場風景


【東京スカイツリー】
隅田区役所から東京スカイツリーは近いので、私は写真展の後に歩いて東京スカイツリーまで行ってみた。東京スカイツリーの信号の手前に、少し低い場所に公園がある。
ここは昔は水路だったので、親水公園となっている。その一角に気の利いたものが置いてある。それは巨大な鏡で、その前に立つと自分と東京スカイツリーが一緒の写真が撮れる。

私がそこへ行った時に、白人夫婦が自撮りで写真を撮っていた。
気の毒なので私が『シャッターを押してあげましょうか?』と言ったら、大喜びでスマホを私に預けたのである。今日も良いことをしたので、気持ちが良い。


【文京区フォトコンテスト】
写真展続きの話だが、私は毎年「文京区観光写真コンテスト」に応募しているが、1回も入選したことがない。そろそろ応募を止めようと思っている頃になると、文京区から封書で「応募のお願い」が来る。

文京区は私にはあまり縁の無い場所なので、写真を撮りに行くことも少ないし、良い場所も知らない。それでもハガキなら応募しないが、封書となると改まった感じがして応募してしまう。

11月になり文京区から入選作品の展示の案内が来たので、会場の文京区役所に見に行ってみた。特選の写真は素晴らしいと思ったが、ただの入選は「私の落選写真と大差ない」と僻む。


写真展会場(文京区役所)


【防災用品の無料配布】
中央区から分厚い封書が届いた。
表に書かれた文字を読み、『また多摩格差だー!』とYさんに言われると思った。
それは「ちゅうおう防災カタログギルト」で、区民に5000円相当の防災用品をプレゼントするようだった。カタログを見ると携帯ラジオ、ランプ、非常食、携帯トイレ、モバイルバッテリー、安全スリッパなど多数が載っている。

中には注文書もあり希望の品を注文するようになっていた。
また重要情報として、「東京都におけるライフラインの復旧の見通し」に電力・通信・・4日後、上水道・・17日後、下水道・・21日後、ガス・・6日後と出ていた。
この情報はとてもありがたかった。


 中央区防災カタログ・ギフト


(おまけの話)【ボケ老人?】
マンションでの友人のXさんが、急にボケて来た。彼は奥さんを亡くし、1人住まいである。ある時、スマホが見付からなくなったと言って、ドコモに新しいスマホを買いに行った。その後、カフェで会ったらスマホを2つ持っていた。

私 『スマホが見付かったの? どこにあったの?』
X  『分からない。気が付いたら、あった』
私 『でも見付けた場所は?』
X  『それは分からない』



私はXさんのことが心配になり、お金の管理に付いて聞いてみた。

私 『このカフェの支払いもスーパーでの食品の買い物もEdyでやっているが、入金の現金は銀行で下ろしているの?』
X  『えー、入金なんてしていない』
私 『Edyはクレジットカードではないので、残高が無くなれば使えなくなるのですよ』

X  『今までに入金したことは無い』
私 『そんなはずはない。銀行でお金を下ろしているはずだ』
X  『銀行の通帳は見たことが無い。カードも持っていない』



別の日にカフェでXさんに会ったら、宅急便の不在連絡票を持っていた。
内容を確認したら、もう1週間も経っている。しかもクール宅急便だった。

私 『ヤマトに連絡したの?』
X  『してない。送り主名が書いてなく、誰か分からない。荷物が届くあても無い』
私 『送り主は荷物を戻され心配していると思うから、ヤマトヘ連絡した方がいい』
X  『連絡方法が分からないから、やってくれる?』

・・・ということで私がヤマトに連絡したら、『不在連絡票を入れた翌日に届けて、サインももらっています』とのことだった。 
少し前までは普通の会話が出来ていたのに、急に認知症になったようだ。


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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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アクセス総数
1,440,756回

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