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心の伊達市民 第一号
寒い日が続いていたが、梅の花が咲く季節になった。
アチコチから梅の便りが届くとマンネリになっているが、「仕方ない。見に行くかー」となる。近くでも梅の花は見られるが、たくさんの梅の花は名所に行かないと見られない。
そこで今回は先ず上野の「湯島天神天神」に行って来た。
大江戸線の「上野御徒町駅」で降りて、約10分ほど歩く。途中から急坂になるのが高齢者には辛い。この神社の神様は菅原道真なので、やはり受験生の親らしき人達が大勢お参りに来ていた。
ここでは2月8日から3月8日まで「梅まつり」が行われている。
湯島天神の神様は菅原道真で、学問の神様として崇められている。
毎年、梅まつりと受験シーズンが重なるので、多くの受験生がお参りに来ている。
梅は桜より花の寿命が長いので、1か月間も「梅まつり」が行えるのである。
境内に入ると、右手に派手な舞台が目に付く。
説明書きを見たら、「梅まつり」の期間は毎週の終末にここで色々な演芸が催されるようだ。私は月曜日行ったので見られなかったが、次のようなプログラムが出ていた。
『12:00 パフォーマンス 東京大学応援団 12:30 ダンス 13:00 ハワイアンフラ 14:00 ジャワ舞踊 14:30 よさこい踊り 15:00 白梅太鼓 湯島天神太鼓保存会』。
「ハワイアンフラ」や「ジャワ舞踊」と菅原道真の関係が知りたいなー。
なんだか神社の演芸には関係ないようなものが多いように思うが、日本の神様は心が広いからいいのかな?
中庭に出ると梅の木が目立つようになる。しかし花が咲いている木はほとんどなく、みんな固い蕾である。わずかに咲いた梅の木を探して、ブログのための写真を撮る。
これらが満開になるには、まだ10日以上は掛かるだろう。
いつものように「猿回し」が来ていたが、残念ながら「動画撮影禁止」だった。
花は咲いていないが参拝客は多い。子供の受験の合格を願う親たちのように感じた。
拝殿は行例が長く出来ていたので、お参りはパスとした。
梅の花が咲いていない「梅まつり」だったので、このまま帰るわけにもいかず上野公園に行ってみた。上野公園の不忍池までは徒歩で10分も掛からない。池には枯れた蓮の茎が残っている。外国人観光客が目立つが、ここは東京見物の定番になっているのだろうか?
弁天堂へ向かう小道の左側は「ボート場」で、何台かのスワンボートが遊んでいた。
昼近くになったので名前だけだが「梅」に関係がある、上野駅近くの中華料理店「梅蘭」に行った。名物の「焼きそば」を注文したが、残念ながら4分の1は食べ切れず残してしまった。
(おまけの話)
梅の花の話が1ヵ所では紙面が埋まらないので、亀戸天神にも行って来た。
マンションの前から「亀戸行き」の都バスに乗ると、東京スカイツリーの前を通過して約45分で亀戸4丁目に着く。そこから歩いて数分のところが亀戸天神である。
この亀戸天神の神様は菅原道真で、学問の神様として崇められている。
毎年、梅まつりと受験シーズンが重なるので、多くの受験生の親たちがお参りに来ている。今年の「梅まつり」は2月2日から3月2日までで、梅は花の寿命が長いので1ヶ月間も「梅まつり」が行えるのである。
鳥居をくぐると、目の前に真っ赤な太鼓橋がある。左奥には東京スカイツリーが見える。
神社の梅の木は、約300本で湯島天神と同じ数である。その8割ほどは白梅である。
太鼓橋から見えると、梅はほとんど咲いていない。出掛ける前に亀戸天神のHPで開花状況を確認した。
そのHPにはすぐ近くの「くずもち」で有名な「船橋屋」が開花状況を載せていたが、それを見たら「2月6日は3分咲き」と出ていた。
私が行ったのは13日だから、8分咲きくらいになっていると思ったのだが・・・・。
この日は寒くて風が強く、帽子が飛ばされた。幸いに池に落ちなかったから、拾えることが出来た。
本殿に行くには2つの太鼓橋を渡る。最近はなぜか池に亀がほとんどいなくなった。
風が強くまだ花も少ししか咲いていないので、参拝客も少なかった。
湯島天神と違い理由は分からないが、「合格祈願」らしき親も見掛けない。
梅の花を見に来たのだが、まだ固い蕾の木ばかり多く期待外れだった。
たまに咲いているのは紅色の梅で、なぜか白梅は咲いていない。
梅は桜と違い色々な種類を植えるので順番に咲いて行き、一斉に咲くという景観はほとんど見られない。
本殿にお参りをして、右手の小道から戻ることにした。
そこには多くの色々な種類の梅が植えられている。全体では50種類もあるそうだ。
木には札が下がっていて、梅の種類が分かるようになっている。
主な梅の名前には次のような種類がある
「八重唐梅」、「鈴鹿の関」、「鹿児島紅」、「長谷川絞り」、「未開紅」、「東雲」、「春日絞り」、「白加賀」、「黒雲」、「思いのまま」、「楠玉」、「月影」、「無類絞り」などであるが、私のこの中の1つも名前を知らなかった。
日本中に菅原道真を祀る神社があるが、そこには必ず梅の木が植えられている。
その理由を調べたら、『晶泰4年(901年)、時の右大臣であった菅原道真は藤原氏の陰謀により太宰権帥(だざいのごんのそち)に左遷されることになった。・・・』
『いよいよ故郷を離れる日、幼い頃より親しんできた紅梅の梅に「東風吹かば 匂いおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春なわすれそ」と詠んだ。主人を慕った梅は道真が大宰府に着くと、一夜のうちに道真のと元へ飛んで行ったと言われている。これが有名な「飛梅」の伝説である』。
大手町には今でも「将門塚」があり、ここは『平安時代中期の武将であった平将門は勢力拡大に乗じて「新皇」を名乗ったことで、朝敵とみなされた。将門は乱を起こすがあえなく戦死した。そして将門の首は京都で晒された。その時、将門の首が怨念により、故郷の東国に飛んで来た』という伝説があるが、昔は今と違い「梅も首も飛んでいた」らしい。
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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10/08(日) ふらり旅人からのゲストハウス 自由人 小林圭子氏 〜想いと直感のままに『ポンコタン』
今回の主人公は洞爺湖の近くでゲストハウス『ポンコタン』を営む小林圭子さん。 旭川出身の47歳。 洞爺湖に移住する前は名古屋で商売をされていました。 「北海道には30代後半からバイクにテントを積み、 ふらりと旅しに来ていました。」 洞爺湖との出会いは、 2018年に「幸せのパン」の映画の舞台になったところを見てみたくて 青春18きっぷでふらりとやってきたのが初めてでした。 ところで圭子さん。 なんと言うか・・・。 「以前、どこかで会いましたっけ?」 そんな錯覚を起こさせる人です。 あの、バリアフリーな雰囲気は一体どこからくるのだろうか? 探ってみたくなりました。 旭川から札幌へ。 そしていきなりポン!と名古屋へ飛んだ圭子さんが始めたのは、 なんと”バナナ焼き屋“のお店でした。 店の名前は「パピリカ」。 それはアイヌ語で「豊作」という意味です。 バナナ焼き屋をやろうと思った理由は〜。 「小さい頃から食べていたソウルフードだったから」 ただそれだけの理由で、 古くからお菓子文化が発達している(駄菓子の製造所も多い)名古屋で店を出そうとは、 普通はなかなか考えつかない。 でもそれをひょいっと始めてしまうところが圭子さん流。 深くは悩まない。 やりたいからやる。 ただそれだけ。 そんなシンプルさが、度胸を超えた何かを感じます。 パピリカ時代のHPを見つけました。 熊が鮭ならぬバナナを咥えている姿が なんともユニークで忘れないロゴです。 何事もサラッと話す割には材料にはかなりこだわっています。 卵も牛乳も使用していないので(カスタード以外)、 卵アレルギーや牛乳アレルギーの子どもを持つ親御さんも よく買いに来てくれたそうです。 そして白餡はしっかりと手作り。 バナナ焼きと言えば旭川の名物お菓子。 この時お話を伺うまで知りませんでしたが、 旭川のバナナ焼きにもバナナそのものやバナナエッセンスなど、 バナナフレーバーは一切入っていないそうです。 バナナ焼きとは、形からだけ連想するネーミングのようです。 とても美味しそう〜! 食べたかった〜! パピリカはすぐに地元に溶け込み、 8年間営業を続けました。 その時の繋がりは今も続いていると言います。 人懐っこいと言う表現とも違う、 相手に壁を作らせない不思議な力を圭子さんは持っています。 「いろいろなところから転勤してきた人たちが多く住むところでした。 近所の方がよく買いに来てくださっていましたよ。 家賃を払いつつ、 女ひとりが食べるだけの分はなんとか稼げていました。」 「ところで、ポンコタンは小さな村という意味。 パピリカは豊作という意味ですよね? どちらもアイヌ語ですが、なにか特別な意味があるのですか?」 そんな筆者の質問に 圭子さんはまたもやあっさりと答えます。 「いや、なんとなくです。」 まただ…。 やはりこんな調子…笑 筆者はその言葉の背景を知りたい!と質問をしても、 決してはぐらかす訳ではなく、あくまでもサラッと答える。 想いが至極シンプルだからこそ、 きっとその時の直感のまま「なんとなくそうしよ」と 思った通りに動いてしまうのだろうと思います。 しかも、転機にはだいたい誰かが力を貸してくれる。 これはもう人徳です。 気負わず流れに任せるというのは、実は楽そうで楽ではない。 でも圭子さんは素直に誰かの力を借りながら、 とても自然にその技を使ってしまう。 「名古屋の友人がゲストハウスをしていたんです。 あらたに宮古島でゲストハウスを始めるにあたって、私も少し手伝いました。 その友人は度胸があるというかなんというか、 外国人が結構泊まりに来ていたのですが、英語は喋れないんです。 でもなんてことなくやっているのを見て、 私も妙な自信をつけてしまいました。 『そうか、英語ができなくても宿屋はできるんだ』 ってね。」 「その辺りから、ゲストハウスに興味を持つようになりました。 ちょうど、ふらりと洞爺湖へ足を運ぶ機会も増えていたこともあり、 洞爺湖の近くでゲストハウスをやることが ふわっとしたものから現実的になりました。 あ…その前にバナナ焼き屋を畳まないと。」 そう思った時、 店を丸ごと買いたいと申し出てくれた人が現れました。 それは元々はお客様だった友人で、古民家カフェを営んでいる方でした。 バナナ焼き屋営業終了2日後には洞爺湖に移住してしまうというスピーディーさ。 思ったらサラッと行動! その後、1年半をかけて建物をリフォームし、ポンコタンを開業されました。 「待っていてくれているような気がしていました。 洞爺湖はどっしりとしていて迎え入れてくれるような安心感がある湖だと感じています。 移住してすぐは、キャンプ生活をしながらあるホテルでバイトをしていました。 同時に物件探し。 そんな中、即決したのがこの建物でした。 借金も1000万円以上してしまいました。」 この建物は、昔、ある会社の社員寮だったところ。 なので、一部屋一部屋にトイレが付いていました。 さて、ゲストハウス「ポンコタン」は 内装・外装そのほとんどをDIYしています。 もともと建物に興味があったわけでもなかった圭子さんですが、 もの作り好きであったことが功を奏しました。 「必要に迫られた部分もありますが、 バナナ焼き屋時代に建物の内部構造にものすごく関心を持つようになりました。 そもそもは工事関係者への不満に端を発したのですが、 お陰で建築について色々知ることができました。 建物がどんなふうにできているのかを知るために、 分解しながら構造を理解していきました。 コンクリートにネジを入れるにはどうしたらよいか?とかね。」 冒頭に登場した仕切りに描かれた洞爺湖の絵は、名古屋時代の友人が描いてくれたもの。 「名古屋時代の友人たちは変人が多くて(笑) 尋ねてきては色々置いて行ってくれます。」 困ったふりをして、笑いながら話す圭子さんには、 遠くから支えてくれる友の存在に感じる安心感が表れていました。 圭子さんの仲間たちは、 「ポンコタン」のオーナーの とてつもなく自然体なおもしろキャラクターをよくご存知のようです。 「うちね。コンセプトなんてないのよね。」 圭子さん、突然、そうサラッと言った後でこう続けました。 「よく眠れました!って言ってもらえるのが一番嬉しいかな。 旅の途中で快適な時間をここで過ごしてくれたら、 それが一番嬉しい。 それとね。 今年の夏はすごく忙しかったのね。 借金あるからあと10年はやらないといけないけど、 とりあえず持続可能な宿を目指して働き方改革するわ(笑)」 「10年経ったら何するの?」 そんな問いに。 またもやサラッと 「わからないな」 と答える圭子さんでした。 帰り際 「また来て!」 と軽い調子で言われました。 「うん」 と答えてしまいました。 ポンコタンの魅力は この気安い感じなんだろうと思った筆者でした。 決して気負うことなく、 そのまんまの圭子さんが妙な安心感を与えてくれる取材の時間でした。 ゲストハウス ポンコタン 〒049-5721 北海道虻田郡洞爺湖町洞爺湖温泉97 080-6092-4967
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