心の伊達市民 第一号

写真で見る東京(78)・・・「梅」を見に行く

寒い日が続いていたが、梅の花が咲く季節になった。
アチコチから梅の便りが届くとマンネリになっているが、「仕方ない。見に行くかー」となる。近くでも梅の花は見られるが、たくさんの梅の花は名所に行かないと見られない。
そこで今回は先ず上野の「湯島天神天神」に行って来た。

大江戸線の「上野御徒町駅」で降りて、約10分ほど歩く。途中から急坂になるのが高齢者には辛い。この神社の神様は菅原道真なので、やはり受験生の親らしき人達が大勢お参りに来ていた。


「湯島天神」の山門 



ここでは2月8日から3月8日まで「梅まつり」が行われている。
湯島天神の神様は菅原道真で、学問の神様として崇められている。
毎年、梅まつりと受験シーズンが重なるので、多くの受験生がお参りに来ている。
梅は桜より花の寿命が長いので、1か月間も「梅まつり」が行えるのである。


 「梅まつり」の演芸舞台



境内に入ると、右手に派手な舞台が目に付く。
説明書きを見たら、「梅まつり」の期間は毎週の終末にここで色々な演芸が催されるようだ。私は月曜日行ったので見られなかったが、次のようなプログラムが出ていた。

『12:00 パフォーマンス 東京大学応援団  12:30 ダンス  13:00 ハワイアンフラ  14:00 ジャワ舞踊  14:30 よさこい踊り 15:00  白梅太鼓 湯島天神太鼓保存会』。

「ハワイアンフラ」や「ジャワ舞踊」と菅原道真の関係が知りたいなー。
なんだか神社の演芸には関係ないようなものが多いように思うが、日本の神様は心が広いからいいのかな?


 満開が近い「紅梅」



中庭に出ると梅の木が目立つようになる。しかし花が咲いている木はほとんどなく、みんな固い蕾である。わずかに咲いた梅の木を探して、ブログのための写真を撮る。
これらが満開になるには、まだ10日以上は掛かるだろう。
いつものように「猿回し」が来ていたが、残念ながら「動画撮影禁止」だった。

花は咲いていないが参拝客は多い。子供の受験の合格を願う親たちのように感じた。
拝殿は行例が長く出来ていたので、お参りはパスとした。


 まだ蕾の「白梅」



梅の花が咲いていない「梅まつり」だったので、このまま帰るわけにもいかず上野公園に行ってみた。上野公園の不忍池までは徒歩で10分も掛からない。池には枯れた蓮の茎が残っている。外国人観光客が目立つが、ここは東京見物の定番になっているのだろうか?
弁天堂へ向かう小道の左側は「ボート場」で、何台かのスワンボートが遊んでいた。

昼近くになったので名前だけだが「梅」に関係がある、上野駅近くの中華料理店「梅蘭」に行った。名物の「焼きそば」を注文したが、残念ながら4分の1は食べ切れず残してしまった。


 「梅欄」の「焼きそば」(970円)



(おまけの話)
梅の花の話が1ヵ所では紙面が埋まらないので、亀戸天神にも行って来た。
マンションの前から「亀戸行き」の都バスに乗ると、東京スカイツリーの前を通過して約45分で亀戸4丁目に着く。そこから歩いて数分のところが亀戸天神である。
この亀戸天神の神様は菅原道真で、学問の神様として崇められている。

毎年、梅まつりと受験シーズンが重なるので、多くの受験生の親たちがお参りに来ている。今年の「梅まつり」は2月2日から3月2日までで、梅は花の寿命が長いので1ヶ月間も「梅まつり」が行えるのである。


赤い鳥居をくぐると赤い太鼓橋がある。



鳥居をくぐると、目の前に真っ赤な太鼓橋がある。左奥には東京スカイツリーが見える。
神社の梅の木は、約300本で湯島天神と同じ数である。その8割ほどは白梅である。
太鼓橋から見えると、梅はほとんど咲いていない。出掛ける前に亀戸天神のHPで開花状況を確認した。

そのHPにはすぐ近くの「くずもち」で有名な「船橋屋」が開花状況を載せていたが、それを見たら「2月6日は3分咲き」と出ていた。
私が行ったのは13日だから、8分咲きくらいになっていると思ったのだが・・・・。
この日は寒くて風が強く、帽子が飛ばされた。幸いに池に落ちなかったから、拾えることが出来た。



本殿に行くには2つの太鼓橋を渡る。最近はなぜか池に亀がほとんどいなくなった。
風が強くまだ花も少ししか咲いていないので、参拝客も少なかった。
湯島天神と違い理由は分からないが、「合格祈願」らしき親も見掛けない。

梅の花を見に来たのだが、まだ固い蕾の木ばかり多く期待外れだった。
たまに咲いているのは紅色の梅で、なぜか白梅は咲いていない。
梅は桜と違い色々な種類を植えるので順番に咲いて行き、一斉に咲くという景観はほとんど見られない。


日当たりの良い池にも亀がいなかった。



本殿にお参りをして、右手の小道から戻ることにした。
そこには多くの色々な種類の梅が植えられている。全体では50種類もあるそうだ。
木には札が下がっていて、梅の種類が分かるようになっている。
主な梅の名前には次のような種類がある

「八重唐梅」、「鈴鹿の関」、「鹿児島紅」、「長谷川絞り」、「未開紅」、「東雲」、「春日絞り」、「白加賀」、「黒雲」、「思いのまま」、「楠玉」、「月影」、「無類絞り」などであるが、私のこの中の1つも名前を知らなかった。


本殿の前に植えられた白梅は8分咲きだった。



日本中に菅原道真を祀る神社があるが、そこには必ず梅の木が植えられている。
その理由を調べたら、『晶泰4年(901年)、時の右大臣であった菅原道真は藤原氏の陰謀により太宰権帥(だざいのごんのそち)に左遷されることになった。・・・』

『いよいよ故郷を離れる日、幼い頃より親しんできた紅梅の梅に「東風吹かば 匂いおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春なわすれそ」と詠んだ。主人を慕った梅は道真が大宰府に着くと、一夜のうちに道真のと元へ飛んで行ったと言われている。これが有名な「飛梅」の伝説である』。

大手町には今でも「将門塚」があり、ここは『平安時代中期の武将であった平将門は勢力拡大に乗じて「新皇」を名乗ったことで、朝敵とみなされた。将門は乱を起こすがあえなく戦死した。そして将門の首は京都で晒された。その時、将門の首が怨念により、故郷の東国に飛んで来た』という伝説があるが、昔は今と違い「梅も首も飛んでいた」らしい。


 神社の塀沿いにある「呉服枝垂」が綺麗だった。

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コメント

  1. 梅(Y)

    梅(Y)

    返信

    我が家には私の誕生祝いに植えた梅の木があった。古木風の趣があり多くの梅の実を隔年ごとにつけて忠実な良い梅の木でありました。ところが梅に大嫌いなケムシが付いてしまうのが困りものでした。ある時ケムシ退治をするのに濃い消毒液をバケツに入れ、そのまま梅の古木にかけてしまった。案の定梅の実は生育せづに古木は次第に枯れ始め遂には「枯れ古木」となってしまいました。
    梅の神様の怒りを買ってしまった私は受験戦争に負け続てしまいました。怖い話です!!

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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