心の伊達市民 第一号

「豊海水産ふ頭」と「水の消防ページェント」

私が銀座方面から家に帰る時に乗る都バスは、「豊海水産ふ頭」行きである。
終点の2つ手前で私は降りるが、終点の豊海水産ふ頭は東京湾に面している。
向かい側にはレインボーブリッジが見え、左側には臨海消防署、右側には竹芝桟橋が見えている。今回は「豊海水産ふ頭」を案内したいと思う。


 後部ドアの「恵比寿さま」(豊海水産ふ頭)



私がここへ越して来た時に、ビックリしたことがあった。
マンション前の信号で青になるのを待っていたら、突然、乗用車が止まり『おい!橋本。ここでなにしているんだ?』と声を掛けられた。こんなところに知り合いなどいない私は驚いて、人間違いだろうと思って助手席のその男を見た。

よく見たら、なんと中高の同級生のSさんだった。彼は社長でこの先の豊海水産ふ頭の冷蔵倉庫の塗装の仕事を請け負っていて、様子を見に行く途中だった。先ずは家に上がってもらい色々な話をした。その後、Sさんは脳梗塞を患い、言葉に障害が残ってしまった。


 運転席から外されたトレーラー後部(豊海水産ふ頭)



私の住むマンションから豊海水産ふ頭の先端までは、歩いても10分は掛からない。
途中にはタワーマンションが2棟、建設中である。豊海郵便局を過ぎると左側に水産関係の会社が続く。ほとんどが水産倉庫を持っているので、大型トラックやトレーラーが引っ切り無しに出入りしている。

気を付けて歩かないと、とても危険だ。
中小の会社のトラックは、社長の好みの絵柄が車体に描かれている。


 浮世絵風の車体の絵(豊海水産ふ頭)



大型トラックはバックで倉庫の入口に着ける。トレーラーは長いので、運転席を切り離して去って行く。荷台と倉庫の高さが同じに設計されているので、後ろのドアを開ければフォークリフトで魚を下ろせるようになっている。
そのせいでこの辺りを歩くと、どこでも魚の匂いが充満している。その日の夕食では、魚を食べたくなくなる。

普通の大型トラックは後輪がダブルタイヤの8輪で、運転席の前輪が2輪のタイヤで全部で10輪である。トレーラーになると、前輪にもダブルタイヤで4輪あり、その前に運転席の2輪があるので全部で14輪となる。
この日に私が見た車は、なんと18輪という凄いトレーラーだった。


18輪の大型トレーラー(豊海水産ふ頭)



(おまけの話)【水の消防ページェント】
5月18日(日)に晴海ふ頭で「水の消防ページェント」が行われたので、家から近いので見に行こうと思った。このイベントは毎年行われていて、東京消防庁の説明では「東京港の安全を守る消防の姿を都民の皆様に披露し、消防への理解と防火防災意識の高揚を図ると共に、船舶の火災予防や水難事故防止を呼び掛けることを目的とする」とあった。

イベントは色々と企画されているようで、午前10時から開始となる。
以前にも見に行ったことがあるがかなりの人出の上に、特等席がお偉方で占められていて海上が良く見えなかった覚えがある。


 東京消防庁の「フラッグ・ガールズ」の演技



そこで今回は少し早めに行って、動画撮影が出来る場所を確保しようと思った。
豊海水産ふ頭からなら、よく見えるかもしれないと思い2日前に行ってみた。
しかしそこでは横から見ることになり、写真撮影には向かないと分かった。

前日は雨で、しかも強風が吹いていた。
もしかしたら翌日のイベントは中止かもしれないと感じたので、出先から戻る時に立ち寄ってみた。すると雨の中を作業員たちは、忙しそうに準備を進めていた。


 「消防艇分列航進」



18日(日)は午前9時15分に家を出て、会場に急いだ。
同じ方向に歩いて行く人達が何組もいた。みんなイベントを見に行くようだ。
私は公園の海と反対側の高台に、撮影場所を確保した。公園は道路より5メートルくらい低い場所に広がっている。

この日のイベントのプログラムは午前10時から「消防艇分列航進」、「大型消防艇旋回放水」、「消防艇及びヘリコプターによる放水演技」、「一斉放水」、「フェアウェル・パレード」と11時15分まで続く。 


  「大型消防艇旋回放水」



この日の最高気温は29度と伝えていたが、ここは海風が吹き涼しい。
公園の海側で式典が始まったが、ここからは見えない。
音楽が始り、東京消防庁の「フラッグ・ガールズ」が旗を振り回す演技をしている。

それが終ると「消防艇分列航進」で、大小6隻の消防艇が海上を行進して行く。
そして間もなく3隻が放水を始めた。
放水量が多いので、段々と消防艇が水の煙幕で見えなくなる。


「ヘリコプターによる水難救助演技」



次にヘリコプターが飛んで来た。
小型の消防水上バイクが、猛スピードでレインボーブリッジの方へ走って行く。

ヘリコプターは海の中から人を吊り上げたらしいが、遠くでよく見えない。
そしてヘリコプターは大型消防艇の上に来てホバリングをしながら、ロープで助けた人を下ろしている。この一連の動きはストーリー仕立てになっている。

次に消防艇が5隻で一斉放水をし、それが途中から5色の放水になった。
これがフィナーレのようだ。



イベントの5日前の13日(火)にマンションのデジカメクラブの例会の時にたまたま見た光景を紹介する。午前10時30分から始まった例会が11時頃になり、何気なく私は窓の外を見た。すると東京湾に臨海消防署の消防艇が集まっているのが見えた。

「きっと18日のリハーサルだな」と思ったので、窓際に立ちカメラを構えた。
するとタイミングよく、消防艇が一斉放水を始めた。そして放水がカラーに変わった。
動画を撮っていたので、運良く本番と同じものが見られた。

49階の例会場から撮影したので、当日に会場から撮影するより全体像が良く見える映像が撮れたと思う。


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コメント

    動画(Y)

    動画(Y)

    虹色の放水の上をヘリコプターが三機編隊飛行する姿を遥か上から撮影した動画が良かった。苦労して会場に出向いて撮影した放水動画は目の前の迫力があったが、その後に見た上からの動画で素晴らしさを納得できました。今日は面白かった!

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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