聖書に出て来る数字と言えば、666や13は有名ですが、旧約聖書と新約聖書には、印象的な場面で繰り返し登場するある「数字」があります。聖書では、数字に象徴的な意味を与えていて、キリスト教やユダヤ教では、数字を殊の外重要視するケースが多いようです。
まず「3」という数字…。
磔にされたイエスは3日目に復活を遂げ、「あなた方は行って、全ての民を私の弟子にしなさい。彼らに父と聖霊の名によって洗礼を授け、あなたがたに命じておいた事を全て守るように教えなさい…。」と語ったと、「マタイの福音書」二十八章十九~二十節には記されていますが、ここに登場する父(神)、子(イエス)、聖霊(神の使い)こそ、祈りを捧げる存在で、神には「父」と「子」と「聖霊」の3つの位格があり、一体であると考えます。これを「三位一体」という訳ですわ…。
他にも3人の族長アブラハム、ヤコブ、イサク。ノアの3人の息子セム、ハム、ヤフェト。イエスも生誕を祝う「東方の三博士」等、3人1組で語られる場面も多い…。3は神を表す完全な数字、絶対数字だと考えられているようです。聖歌「サンクトゥス(感謝の賛歌)」では最初に「聖なるかな」を3回唱和しますが、これも聖なる数字「3」とかかわっているそうで…。
「7」も神を表す数字3に、空気・火・土・水の元素を足した聖なる数字とされている。天地創造の日数も7日ですよね?カトリックの教義の中にある「聖霊の賜物」は、「知恵と理解、判断と勇気、神を知る恵み、神を愛し、敬う心」の7つで…。また、目に見えない神の恵みの「
目に見えるしるし」としたカトリックの「秘蹟」も「洗礼、堅信、聖体、婚姻、叙階、罪の赦し、病者の塗油」と7つある…。ちなみに天界も7つの層に分かれているらしい…。もちろん、旧約聖書、新約聖書の両方に、しばしば神が起こす奇跡と一緒に登場している…。
「12」も重要な数字のようです。
イスラエルの12部族は、ヤコブの12人の子供が先祖だとされていますし、イエスには12人の直系の弟子がいました。「ヨハネ黙示録」の二十一章十二~十四節には、「都には大きな高い城壁と12の門があって、それらの門には12人の御使いがおり、イスラエルの子らの12部族の名が書いてあった…。東に3つの門、北に3つの門、南に3つの門、西に3つの門があった。また、都の城壁には12の土台があり、それには子羊の12使徒の12の名が書いてあった」と記されています。
12は完全なる数字3と、宇宙を表す4を掛け合わせた数字だからだそうで…。


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