心の伊達市民 第一号

テレビで見るか、本物を見るか?

ブログ閉鎖中の話題(2014年7月27日)

暑くなると花火の季節となる。東京では7月27日に隅田川の花火大会が開催された。
昨年は私はベトナムに滞在していたので、この花火大会は見られなかった。
ところが帰ってから聞いたところによると、昨年の花火大会は開催時間に豪雨となり30分で中止となったそうだった。


花火の前のビルが邪魔である。 (200ミリ望遠で撮影)



2年前の花火大会の時は、私は現地に駆け付けた。
早目に家を出て2時間前に会場に行ったら、もうどこにも席が無い。
仕方ないのでかなり離れた場所に席を取った。そこは高速道路の下で、向いは隅田川の堤防という場所で、高速道路と堤防の隙間から花火を見る羽目となってしまった。


半分だけ開くという変な花火。


しばらくその場で花火を見たが、面白くないので場所を移る。
隅田川から離れた場所に行ってみたら、その辺りの住民達が道路を埋めて座っていた。
私も真似して道路に座ったが、そこから見る花火はビルとビルの間から見る花火だった。


ビルより高く上がる花火は綺麗に見える。


汗だくで花火を見ての帰りは、交通規制があってなかなか家に帰れない。
そんな経験をしたので、今回は家の窓から見ることにした。
家の窓からの花火はかなり遠いが、それでもクーラー付、食べ物付、愛猫ラーちゃん付である。


今回の大会で一番豪華な花火。


私の家から隅田川花火は北の方角に見える。
隅田川を溯った新大橋の向こうに見える茅場町のビル群の、更に向こうに花火は見える。花火は第一会場と、第二会場で打ち上げられるが、我が家からは第二会場の花火は見えない。


手前のビルより上に上がる花火は約半数。


時間になったのでテレビを点けて、実物とテレビ画面の両方を見る。
そこで気が付いた。 実物の花火が打ち上げられてから2秒くらいすると、その花火がテレビに映るのである。 実物とテレビの間には2秒のタイムラグがあると、初めて知った。



最近の花火は以前のようなパーと大きく開く「スターマイン型」が減っている。
それぞれの花火師が趣向を凝らした、新型花火が多い。
「横に広がる」、「顔の形」、「魚の形」、「ネオンサイン型」、「半分だけ開く」など、技巧に走り過ぎているように思える。

昔のような大玉が天空に開くという感じがなく、これじゃ「玉やー」とも叫べない。
窓の右側を見たら、葛西臨海公園らしき場所で、昔ながらのスターマインが空を染めているのが見えた。 夏は我が家は花火の特等席である。


都会の邪魔ものだらけの花火も、また面白い。


(おまけの話)
花火が終ったので、冷してあったメロンを食べた。
このメロンは北海道の友人のXさんが送ってくれたもので、当地では有名な「熊沢メロン」である。



メロンは私の若い頃は高級品で、たまに食べる機会があっても12分の1の大きさだった。ある時、知り合いが入院したので、女房とお見舞いに行った。
その時に吉祥寺の果物屋で、お土産にメロンを買った。

店の主がメロンのヘタの部分を持って品定めをしてくれたのはいいが、なんとヘタが取れてしまった。メロンというのはヘタが無くても味は同じだが、売り物にはならない。そこで私は交渉して、半値でそのメロンも買った。


第二会場は正面のビルの左側なので、見えない。


お見舞いの後に家に戻って、冷蔵庫でメロンを冷やして女房と1個の半分ずつを食べた。そうしたら、喉がえがらっぽくなってしまった。
その時に、メロンというのは、少しだけ食べるから美味しいのだということが分ったのである。


フィナーレの花火。

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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