「新東京丸」の後継船の「東京みなと丸」が就航したと報道があった。
それによると、『この船は東京都の所有で、東京都は12月から東京港の役割を広報する目的で運用されている視察船の一般乗船を再開する。新型コロナウイルスの影響で2月から中止していた』。


               「竹芝小型船船着き場」を出航する「東京みなと丸」

『再開に合わせ新船「東京みなと丸」が就航する。レインボーブリッジや大井コンテナ埠頭、東京五輪・パラリンピックの関連施設などを1時間かけて巡る。東京都民に東京湾を船で案内して理解をしてもらうことを目的としている』。


私は以前の「新東京丸」には4度も乗ったことがあり、ブログにも書いている。
その内の1回はマンションの住民を30名集めて乗り、大変に喜ばれた。


               「東京みなと丸」(豊海水産埠頭から撮影)

「東京みなと丸」は『設計図によると、全長35メートル、1階には22人が着席の会議室、2階には10人用のダイニングと応接室、3階は展望デッキになっている。発注先はイタリアのアジムット・ベネッティ社。 事情通によると製品の品質が高く、「海上の別荘」とも言われる。アジムットを持つのは成功者のステータスとされるという』。
20億円が高いのか安いのかは凡人の私には分からないが、それに乗れるなら嬉しい。


                         竹芝小型船船着き場に係留されている「東京みなと丸」

そこで東京都港湾局の「東京港を見て学ぶ」の「運航予約」から、家族の分も申し込んだ。
気が付いた時は12月10日で、8日からの申込み開始なので年内の乗船は無理だろうと思った。
ところが初日の8日にも多くの空きがあり、私は驚いた。
きっと新型コロナウィルスの感染を恐れて、乗船申し込みが少ないのだろう。
午前、午後に各1回の出航なので、私は17日の午後13時45分出航の回を申し込んだ。


                  乗船客は1席おきに着席する。

乗船場所は「日の出桟橋」の隣の「竹芝小型船・船着場」で、我が家の窓から見える。
家からはノンビリと歩いて行ったら、40分で船着場に着いた。
時間になり乗船したら、「東京みなと丸」は思ったほど豪華船ではなかった。
20億円は高過ぎと思った。国産にすれば10億円がいいところだろう。


クルーザーは定時に出航した。乗船客は定員50名のところを25名で、コロナ対策である。
でもこの船は窓が開かないので、「3密」に近いように感じた。


                    レインボーブリッジの下を行く。(右奥はフジテレビ本社)

一般乗船の前に、背広姿の男達数名が先に船に乗り込んで行った。
東京都の関係者かもしれない。我々が乗船した1階の場所にいなかったから、2階以上だろう。
我々には2階の部屋と、3階の展望室は見せてくれない。
だが下船した時に2階の窓が開いていたので下から見上げたが、1階と同じ内装で特に豪華でもないようだ。


                    「東京みなと丸」のコースは東京ゲートブリッジの前で左折する。

船は港を離れてレインボーブリッジの下をくぐり、湾内の近場を廻ったが、私は4回目なので見慣れた光景だった。以前の「新東京丸」の時のコースでは「東京ゲートブリッジ」の下を通過したが、新造船になったらそこには行かずコースは短くなっていた。


私達は東京湾を見るのが目的ではなく「20億円の豪華クルーザーとはどんなものか?」だっ
たから、無料でこんな良い経験をさせてもらったのは都民税を支払っている者の余禄だろう。


                    船が起こす波の飛沫が乾いて窓を汚し、写真撮影が出来ない。

午後3時に「東京みなと丸」は港へ戻った。1時間15分の無料の船旅だった。
家に戻ってテレビを点けたら、「今日の東京都のコロナ感染者は822人」と伝えていた。
乗船手続きの時に、「もしコロナ感染者が出たら、メールで知らせます」と言われた。


「東京みなと丸」の乗船なんて「不要不急」の代表みたいなものだから、近い内に中止になるのではないかと思っている。早く乗船してしまって、良かったかもしれない。


                   東京湾は物流の拠点である。 コンテナ船に荷物を積み込むガントレー・クレーンが見える。

(おまけの話)
竹芝小型船船着き場は我が家の窓から見える。
出航時間と帰港時間が分かっているので、その時間に窓から写真を撮ろうと思った。


16日の午後3時近くになり窓から見ていたら、午後便の船が戻って来るのが見えた。
船は思っていたより小さい。2億円の豪華クルーザーとの触れ込みとは違う。


                  前日に15時帰港の「東京みなと丸」が我が家の窓から見えた。

乗船の前日に政府のコロナ対策が急に変更になり「Go to travelは18日から1月11日まで停止」と発表されたので、「明日の見学会はコロナで急に中止になるかもしれない」と思った。


幸いに中止の連絡は無かったが、それにしても小池都知事はコロナ対策には熱心なのに、なぜ東京都所有の船「東京みなと丸」の一般乗船を中止しないのだろうかと不思議に思っている。


午後の見学会をを終えて係留場所の戻る「東京みなと丸」が窓から見えた。


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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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