
心の伊達市民 第一号
1人歌舞伎町を彷徨う
ブログ閉鎖中の話題(2014年3月29日)
新宿で用事が済んで家に戻ろうかと思ったのだが、たまには新宿歌舞伎町辺りをブラブラしてみようと思い立った。新宿という町は若い頃から、ここに越して来るまでの間はずいぶんとお世話になった。

新宿西口地下道で
学生時代は紀伊国屋書店の向かい側のシュウマイ屋の2階で、よく賭け麻雀をしていた。
歌舞伎町にはミラノ座という映画館があり、よくアメリカ映画を見に行った。
また卒業後は、同級生のX君が歌舞伎町で2軒のクラブを経営していたのでたまに行くことがあった。

冬物は既にバーゲンセール。30%、50%、70%OFF
結婚してからは女房と買い物に行く時は、いつも伊勢丹デパートだった。
西口には住友ビルに会社の取引先があったので、よく打合せに行った。
その時の縁で、今でも床屋は住友ビルの3階に行き、帰りに伊勢丹でパンを買って帰る。

新宿大ガード西交差点。
またカメラのニコンのサービスセンターがあるので、カメラに問題が起きると必ずそこへ行く。銀行もシティ・バンクを利用していたので、たまに出掛けた。
季節ごとに新宿御苑に写真撮影にも行く。
そんな縁の深い町なので、たまにはと思い、ご挨拶を兼ねて新宿の町を歩くことにした。新宿駅の西口から甲州街道に出ると、青梅街道に架かる横断歩道橋がある。
私はそこから見る電車のガードである「新宿西口大ガード」の景色が好きだ。

新宿西口大ガードの向こうに歌舞伎町のネオンが見える。
帰宅時間なのか、駅に急ぐサラリーマンやOLが足早に通り過ぎて行く。
歩道橋の上で写真を撮り、駅の方に戻り、「思い出横丁」に入る。
最近はサラリーマンだけでなく、外国人観光客も来ているので清潔になったような気がする。
「思い出横丁」を通り抜け、大ガードの下を歩いて歌舞伎町に向う。
歌舞伎町の入り口のアーケードは以前と変らない。
大勢の若者とオジサン達が、駅の方からどこへ行くのか歌舞伎町に入って行く。

新宿西口「思い出横丁」。
誰も私などに構うものはいない。
最近は歌舞伎町も環境浄化を謳って町内会が見回りをしているので、昔のような怪しさが減っている。でも、相変わらず怪しげな店も多いので、実際のところは分らない。
昔は「スマートボール」などという店があったが、今はもう無い。
私には何屋かよく分らない店さえある。毛糸の帽子を目深に被って、私は年齢不詳の格好で歩く。

歌舞伎町の入り口の案内看板。
「無料案内書」というド派手なネオン看板が目立つ。
無料で風俗店を紹介するのだそうだが、かなり怪しい。
私は客引きにも相手にされない寂しさを感じながら歩く。

右側の「優良店案内」とは、なにを案内してくれるのか?
歌舞伎町のシンボルであったコマ劇場は建て替えの為に、工事用の壁で覆われている。この辺りは怪しいネエチャンやニイチャンがいたのだが、今はいない。
冬はゲームセンターやパチンコ屋もドアを閉めているので、外に音が漏れず活況感に欠ける。

パチンコ屋の女性客は当りが出ていないようだ。
1人で歩いていると、都会の中で孤独を感じる。
誰からも相手にされず、1人で喧騒の中にいる不思議を感じる。
田舎から東京に出て来た若者が誰も知り合いがいないで寂しさを忘れる為に盛り場に行き、かえって寂しさを感じるというのが分る。
なんだか急に寂しくなって、急いで家に戻った。
その日の夕食は暖かい「湯豆腐」だった。その夜だけは、急に女房がありがたい存在に思えて来た。

「思い出横丁」の縄のれんはオヤジ達でいっぱいだった。(写真違い)
(おまけの話)
家に戻ってパソコンを開いたら、ベトナムから日本に実習生として愛媛県に来ている女性からメールが届いていた。それには写真が添えてあり、地元のイベントでベトナム舞踊を披露したとあった。
私は歌舞伎町で寂しい思いをした後だったので、「これからは日本に来ている実習生達の面倒を見て、彼女達が寂しくならないようにしよう」と思った。

実習先の愛媛県のイベントで民族舞踊を踊る彼女達。
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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「あなたのまま とっぽとっぽと歩きましょ」作品が語りかける『陶っ歩や』の世界。
伊達市稀府町で陶芸教室を営む『陶っ歩や』さんを訪ねました。 お話を伺ったのは、主宰の木村友子さんです。 大きな目で真っ直ぐに相手を見つめながら、優しく話される友子さんは旭川のご出身。 旦那様のお仕事の関係で転勤を何度か繰り返し、気に入った伊達に移住されました。 「今まで、ピンチや転機の時、いつも周りの方が助けてくださいました。」 そう話す友子さんは、いくつかのエピソードを話し始めました。 長和にある旦那様の会社の社宅に住んでいた時のこと。 厚真町に住んでいた時の陶芸との出会いのこと。 稀府に家を建てた時のこと。 窯が自宅にやってきた時のこと。 陶芸教室の第一歩。 陶芸教室の第二段階、そして今。 作品販売へのきっかけ。 などなど。 感心することに、それらのお話しに苦労話は一つもなく、ましてや自慢話もなく、何事にも心からの感謝を込めてお話をされる友子さんを見ていると、これらのエピソードは全て人徳によるものに違いないと感じるのでした。 出会った方をとても大切になさる友子さんだからこそ、きっと周りの方が放ってはおかないのでしょう。 2003年より始めた陶芸教室には、現在生徒さんが23名いらっしゃるそうです。 ちょうど取材にお伺いした時もお教室の日でした。 ↑玄関からお教室に続く可愛らしい足跡♡ 様々なところで友子さんの優しい配慮があります。 それぞれに思い思いの作品を作る生徒さんたち。 和気藹々と本当に楽しそう。 この日はいらっしゃいませんでしたが、男性の生徒さんもいらっしゃるそうです。 現在、ご自宅の陶芸教室以外にも市内の星の丘中学校で年に一度、また、長生大学、カルチャーセンタでの「大人の粘土遊び」などの出張教室を行っていらっしゃいます。 「陶芸は、まだ形のないところから土を捏ねると始まります。粘土遊びを通して " 作者みんなが主役で、失敗なんてなくて、何を作ってもよくて、みんなで一緒の時間を過ごせて良かった! " そんな想いを共有できたら嬉しいなと思っています。」 友子さんはそう話してくださいました。 そんな優しい空気感の中で出来上がった作品を手にした作者の達成感は、きっと自己肯定感に繋がっていくのだと思いますし、「ここに居て良かった。」という安心感に繋がっていくのだろうと、「陶っ歩や」さんの世界を想像します。 お教室の生徒さんたちの楽しそうだけれど無心な姿の中で色々なお話を伺っていると、じわじわと心が温かく解放されていく感覚を覚えました。 本当に素敵な空間。 『陶っ歩や』のお名前の由来も伺ってみました。 「陶という字は入れたかったのです。 それに間が抜けた感じにしたかった 笑 “ とっぽとっぽ “ とゆっくり歩いている感じがいいなあと思いました。」 なんだかもう、いかにも友子さんらしい♡ でももちろん、プロの陶芸家としてのキリッとしたお顔もお持ちでした。 「作家としては、見て楽しく、触って嬉しく、使ってほっとする物つくりを心がけています。また、教室の主宰者としては、できる限り生徒さんの作品に手を加えることはしないようにしているのです。なぜならば、あくまでも主役は作者ですから。もちろんサポート役としてご相談を受けたらいくつかの選択肢はご提示します。でもやはりそのチョイスは作者に預けたいと思っています。 生徒さんたちには私をどんどん踏み台にして欲しいですし、私もときには生徒さんの良いところを学ばせていただいたりもしています。 皆様と過ごす時間の中で、お互いに陶芸を通して何かを感じあって、日常生活から離れた自分に向き合う時間を共有しあって、みんなで大切にしあえたら幸せです。」 そんなお話をとても柔らかく静かにお話をしてくださいました。 コロナ前までは毎年、生徒さんたちの作品展をされていました。 再開できることを皆んなで楽しみにしているそうです。 友子さんの作品は、教室または北湯沢の「緑の風リゾート」様、あるいは洞爺湖の「ザレイクビューTOYA 乃の風リゾート」様で購入することができます。 作品は、見るほどに友子さんに似ていらして、素朴で飾らず優しいお茶目さんたちでした。 『陶っ歩や』さんの世界に浸り、幸せいっぱいになってお教室を後にしました。 陶芸教室に興味がある方は、是非お問い合わせくださいね。 優しい友子さんと、可愛い作品たちが皆様をお待ちしています。 ※記事の内容は取材時の情報に基づいています(取材2021年)
Rietty
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