連日のように中央区からLINEで、「熱中症情報」が送られて来る。
この日は『本日は暑さ指数が「厳重警戒」以上と予測されています。炎天下の活動は控え、こまめな水分補給、休憩を心掛けて下さい』と書かれていた。それでも私は仕事でもないのに、出掛けて行く。




バスを降りて坂を上ると、万国旗が見えて来る。

 

私の子供の頃はクーラーなんて無かった。
電気冷蔵庫も無かった。あるのはガタピシと音の出る扇風機だけだった。
夕方になると「風鈴」の「リーン、リーン」と鳴る音で、少しは暑さも和らいだ。


ところが最近では『風鈴の音がうるさい!』と隣の家から文句が出るそうだ。
日本人も変ったものだと感じている。




左手で子供向けのイベントが行われていた。

 

少し前に東京タワーに行った時は、鯉のぼりが鉄骨から吊り下げられてはためいていた。
マンションのデジカメクラブのメンバーがfacebookに、東京タワーに大量の「風鈴」が吊るされている写真を投稿しているのを見た。
そこで私は「熱中症注意報」が出ている中を、東京タワーに出掛けて行った。




ここでやっと今は夏休みだと気が付いた。

 

もっともこの日は東京オリンピック・パラリンピックの開会式の前日なので、東京駅のカウントダウン時計の写真を撮るという目的もあった。
東京駅丸の内側から東急バスに乗り、「東京タワー」で降りた。
そして少し坂を上ると、すぐにオレンジ色の東京タワーの巨大な鉄骨が見えて来る。




ギラギラと太陽が照り付ける(気温34度)

 

左手の観光バスの駐車場で、子供達がなにかのイベントに参加しているのが見えた。
これを見て、私は少し嫌な予感がして来た。
風鈴を吊り下げているなら、そこから更に進みチケット売り場の前のはずだ。
そこへ行ってみたが、なにも無い。やはり私の「嫌な予感」が当たってしまった。




下から東京タワーを見上げると、首が痛くなる。

 

帰ってからfacebookに風鈴の写真を投稿した、デジカメクラブのメンバーに聞いてみた。
そして分かった。彼女は『あの写真は台湾祭の時のもので、ランタンです』と言った。


まさか古い写真を投稿したとは思っていなかった私の「早とちり」だった。
しかも風鈴ではなく、ランタンだったとは・・・。
行く前に「東京タワーのHPで調べれば良かった」と思ったが、もう遅い!




増上寺の裏手には「水子地蔵」がたくさん並んでいる。

 

仕方ないので、帰りは浜松町駅に出ることにした。
途中で増上寺の横を通るのだが、ここを通る時はいつも霊気を感じて涼しくなる。
その理由は50メートルくらいの長さに、道路沿いに赤い毛糸の帽子をかぶった「水子地蔵」が後向きに立っているからだ。


ここをソソクサと通り過ぎ、大門で老舗の蕎麦屋に初めて入った。
この蕎麦屋は「芝百年会」という老舗グループのメンバーだそうで、「芝大門更科布屋」という店名だった。暑い中を歩いて来て食べた「おろしせいろ」は美味しかった。




「芝百年会」の蕎麦屋の「おろしせいろ」は880円。

 

(おまけの話)
東京駅から家に帰る時は、都バスの「豊海水産ふ頭」行きに乗る。
その時に目の前に「丸ビル」と「新丸ビル」が見える。
最近になり気が付いたのだが、この2つのビルの前面に巨大な壁画があった。
とりあえず写真を撮って帰り、家でこの企画を調べてみた。




左から丸ビル、新丸ビル、建設中のビルのガラスに映った芸術。

 

するとこれは【東京大壁画】というイベントで、『オリンピック・パラリンピックが開催される東京を文化の面から盛り上げるため、多彩な文化プログラムを展開し、芸術文化都市東京の魅力を伝える取り組みです』とあった。


この作品は世界的アーチストの横尾忠則氏と、その娘でデザイナー・アーチストの横尾美美氏のもので、丸ビルのガラスにはオヤジ、新丸ビルには娘の作品が展示されている。




丸ビルの横尾忠則の作品(窓のサッシが目立ち過ぎる)

 

しかし私が気が付かなかったように、誰も気が付いていないようだ。
その理由はビルの窓が上の方だし、窓ごとに細かいサッシがあって全体像がよく分からないのである。
折角のアートがもったいない。


それよりも東京駅の八重洲側に建設中のビルのガラスに映った、雲とビルの方が芸術的に見えてしまうのは私が芸術音痴だからか?




新丸ビルの娘の横尾美美の作品は良く分からない。


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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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