心の伊達市民 第一号
東京ビエンナーレ2021
毎日のブログ更新が続くと、ネタ切れが出て来る。
そうなると、「どうでもいい話」や「つまらない話」というのも出て来てしまう。
出来れば「ボケ防止」の為にブログを続けたいと思ってはいても、話題が無くなってしまう。
そんな時に「東京ビエンナーレ」というイベントが開催されていると知った。
岡本太郎の「太陽の塔」の前に「明るい未来」を立てた作品。
「ビエンナーレ」とはよく聞く言葉だが、その意味は知らなかった。
これを調べてみたら、「biennale」というイタリア語だと初めて知った。
その意味は「2年に一度」という意味だそうだ。
今回の「東京ビエンナーレ」というのは、「2年に1度、東京で行う大規模な芸術祭」のことを言うのだそうだ。
ガラス越しにスクリーンに影絵が写される作品。
ネットで説明文を読むと、『美術館やギャラリーではなく、主に屋外の公共空間や、社寺空間、オフィスビルの一角などで展示を行う。その為に見付け難い作品があり、AR作品やデジタル鑑賞ガイド「ストーリーテラー」など、地図上のポイントを頼りに鑑賞者が自身のスマートフォンで発見・体験してもらうプログラムが多数ある』。
そもそも「ARってなんだ?」となる。「VRとは違うのか?」となり、情けないがとても付いて行けない。
紙の束が置かれているだけ。QRコードのスマホをかざしたら、画像が現れた。
いつものようにネットで「AR」を調べてみた。
そして分かったのである。ARが有名になったのは「ポケモンGo」のゲームだった。
スマホ画面でポケモンが目の前の風景に重なって表示されることで、大人から子供まであの頃は夢中で街かどでポケモン探しをしていたことがあったなー。
あの時も「いい大人が何をやってんだか」と白い目で見ていた私だから、今回のビエンナーレでも、その作品はパスすることにした。目的が芸術鑑賞ではなく、ウォーキングなのであるから。
これなら私でも分かる。
「アナログの方が落ち着く」と言っているようじゃ時代に取り残されると分かっているが、もう既に取り残されているから「今さら」という気持ちになっている。
そこで自分の足で現場に行き、自分の目で見える作品だけを見に行くことにした。
そこで熱中症にも負けず、コロナにも負けず、近場の展示場を見て廻った。
コーヒーを日本に第1号で輸入した「ミカド」のソフトクリーム(390円)
最初は数寄屋橋公園である。ここには岡本太郎の「太陽の塔」があるが、その塔の前に「明るい未来」という大きな文字を展示している。これが「芸術だー」という意味が私には分からなかった。
次に国際ビルB1にある「影絵」という作品を見たが、よく分からなかった。
新東京ビル1Fの作品には驚いた。新聞紙くらいの大きさの紙の束が置かれているだけだ。
なんだかよく分からないので、神田小川町の作品を見に行った。
駐車場に面した壁に素敵な女性の絵があった。これなら私にも分る。
「東京型家」の説明文を読んでも、意味が分からなかった。
次に日本橋に行き、先ずはミカドでモカソフトを食べた。
店を出たら向かい側に作品があった。これは少し前にも見たことがある。
その時は「空き地になんだか変な空間があるな」としか思わなかったので、気にもしなかった。
それが「東京型屋」という作品だったとは驚いた。
まだまだ作品は多くAR物が多いようだが、熱中症になってもいけないのでここで止めにした。
「芸術とは、なんだろう?」と考えた1日だった。
地下鉄「三越前駅」の地下通路にあるオリパラ選手の作品を「のれん」にして飾ってある。 この方がビエンナーレより分かりやすい。「一芸」も無い私には「二芸」もある選手が羨ましい。
(おまけの話)
ビエンナーレの会場に向かっている時に、女房からLINEでメールが入った。
『原宿で空中に巨大な顔が浮かんでいる。見に行ってみたら?』
写真も付いていたので、それを見たら確かに空に大きな顔が浮かんでいる。
そこでビエンナーレは一時、保留として、原宿の代々木公園に向かうことにした。
準備の為に熱気球の籠が倒されて置かれていた。
公園に入り空を見上げながら先に進んだが、大きな顔は見えない。
そして遂にワクチンの集団接種会場まで来てしまった。そこで警備員に『大きな顔はどこですか?』と聞いたら、『入口を入ってすぐの広場です』と言った。上ばかり見ていたので、気が付かなかったらしい。
そこで入口の方に戻ってみたら、広場に籐の籠が横たわりその横にブルーシートが被せてあるのが見えた。
どうやら顔の形をした熱気球のようだ。
係員が小さな風船を空に上げてみたが、風が強過ぎるようだ。
そこにいた係員に聞いてみた。
私 『いつになったら、顔は空に上がるのですか?』
係員『まだ分からないが、今は風が強く吹いているので上げられない』
仕方ないので、ベンチに腰掛けて1時間待った。
時々、専門家らしき人が出て来て、小さな風船を空に向けて上げている。風船は大きく風に流されている。
依頼者らしき人と専門家が話をしているのが見える。遠くから見るとゼスチャーで『風が強くて駄目です』と言っているようだ。もうこれ以上、待っても駄目と思い、家に帰ったのである。
風が吹かなければ、これが見られた。
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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