中学・高校時代の友人達と「都心を歩く会」を作り、都心に住む私が友人達を都会の珍しい場所に案内するということを続けている。しかし少し前から高齢化のせいで足の具合の悪い友人が出て来て、「都心を歩かない会」に成り下がってしまった。
しかしこの会も新型コロナウィルスの感染が広がり出したせいで、2年前が最後で休会となっていた。




壁に沿って伸びている蔦(隅田川テラス)

 

それがやっとコロナも落ち着き始めたので、再開となった。
11月22日がその日だったのだが、残念なことに天気予報は「朝から雨」だった。
仕方ないので、「都心を歩かない会」は延期とした。
ところが当時は天気予報が外れて、朝から雨が降っていない。




 「はとば公園」のモニュメント「水の情景」

 

私は「自他ともに」と言いたいが、他はどうか分からないが自分では自信を持って認める「晴れ男」である。「新型コロナウィルスで晴れ男のパワーを失ったか?」と思ったが、雨を晴れには出来ないが、雨を曇りにするくらいのパワーは残っていた。そうなると暇人の私は家を出ることになる。
図書館に本を返す用事もあったので、散歩がてら歩いて行くことにした。




 「あかつき公園」の前のプラタナス並木

 

隅田川テラスに出るところの勝どき隅田川公園に入ると、散った桜の葉が一面に公園を覆っていた。
桜の葉は落ちた後でも赤くなるようだ。
テラスに出たら、壁に這うように生えている蔦が真っ赤に色付いていた。
このところの朝晩の寒さで、一気に色付いたようだ。




メタセコイアの紅葉「あかつき公園」

 

勝鬨橋を渡り「はとば公園」に入る。ここの桜の葉は散ってしまい、更に清掃されていて落ち葉が無かった。そこから聖路加国際病院の方に進み、「あかつき公園」に行く。
公園前の「プラタナス」の紅葉が、赤と黄色で美しい。
道路一面にプラタナスの葉の絨毯が出来ている。思わず何枚かを広い、家へのお土産にする。




 聖路加国際大学の雑木林でエサを探すハト達

 

公園内の期待した黄色く熟れているはずのカリンは、既に刈り取られてしまっていたのは残念だ。
大木のメタセコイアが茶色に色付き、いい感じになっていた。
天気が悪いので、いつも大騒ぎしている幼稚園児がいなく公園は静まり返っていた。


公園を出るとアメリカスズカケノキの並木が続くが、茶色になって道路に落ちた葉は美しくない。
同じプラタナスの系統なのに、こちらは色付かないで落ちてしまう。




アメリカスズカケノキの並木道

 

その先の聖路加国際大学の雑木林では、ハトがエサを求めて歩き回っていた。
更に進むといつもコーヒー豆を買う店の前を通り過ぎて、築地川公園に出る。
ここでは春に私を楽しませてくれたソメイヨシノの葉が紅葉して、秋にも私を楽しませてくれる。
今にも雨が降りそうだが降らない。だから公園はどこも人がいなくて、ゆっくりと紅葉を楽しめた。




ソメイヨシノの紅葉が綺麗だ(築地川公園)

 

(おまけの話)
紅葉見物の後にランチに行こう思った。
そこでそうせなら「都心を歩かない会」で予定していた新橋の中華料理店「新橋亭」に行くことにした。
銀座通りを歩いて新橋に向かう。新橋駅前で今日の集合場所としていた蒸気機関車の写真を撮る。
そして新橋亭で「今日のランチ(1500円)」を食べてから、日比谷公園に向かった。




 鶴の噴水(日比谷公園)

 

途中の西新橋交差点から日比谷公園に向かう道路の左側の、プラタナスの並木が紅葉で驚くほど綺麗だった。日比谷公園に入ると入口の大きな銀杏の木が丁度、黄葉真っ盛りで、道路に落ちた銀杏の葉が織物の柄のように見えた。中央の大噴水は工事中のようで、いまは近寄れない。
松本楼の前の銀杏の葉の絨毯が、風景に溶け込んで美しい。




撮影角度により背景の紅葉が変る(日比谷公園)

 

その先の「雲形池」に行ってみた。ベンチに若い女性が1人、もの思いに耽って座っていた。
そこにある鶴の噴水は見る確度によって、背景が赤と黄色に変わる。


赤は「もみじ」だろうか?、黄色は銀杏である。冬の凍った鶴の噴水も魅力的だが、紅葉を背景にした鶴の噴水もいい感じだ。天気予報で「都心を歩かない会」は中止となったが、思いがけず都会の紅葉見物が出来たのが「コロナに負けた晴れ男」のせめてもの救いだった。




雲形池に映る紅葉(日比谷公園)


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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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