
心の伊達市民 第一号
コロナに負けた「晴れ男」
中学・高校時代の友人達と「都心を歩く会」を作り、都心に住む私が友人達を都会の珍しい場所に案内するということを続けている。しかし少し前から高齢化のせいで足の具合の悪い友人が出て来て、「都心を歩かない会」に成り下がってしまった。
しかしこの会も新型コロナウィルスの感染が広がり出したせいで、2年前が最後で休会となっていた。

それがやっとコロナも落ち着き始めたので、再開となった。
11月22日がその日だったのだが、残念なことに天気予報は「朝から雨」だった。
仕方ないので、「都心を歩かない会」は延期とした。
ところが当時は天気予報が外れて、朝から雨が降っていない。

私は「自他ともに」と言いたいが、他はどうか分からないが自分では自信を持って認める「晴れ男」である。「新型コロナウィルスで晴れ男のパワーを失ったか?」と思ったが、雨を晴れには出来ないが、雨を曇りにするくらいのパワーは残っていた。そうなると暇人の私は家を出ることになる。
図書館に本を返す用事もあったので、散歩がてら歩いて行くことにした。

隅田川テラスに出るところの勝どき隅田川公園に入ると、散った桜の葉が一面に公園を覆っていた。
桜の葉は落ちた後でも赤くなるようだ。
テラスに出たら、壁に這うように生えている蔦が真っ赤に色付いていた。
このところの朝晩の寒さで、一気に色付いたようだ。

勝鬨橋を渡り「はとば公園」に入る。ここの桜の葉は散ってしまい、更に清掃されていて落ち葉が無かった。そこから聖路加国際病院の方に進み、「あかつき公園」に行く。
公園前の「プラタナス」の紅葉が、赤と黄色で美しい。
道路一面にプラタナスの葉の絨毯が出来ている。思わず何枚かを広い、家へのお土産にする。

公園内の期待した黄色く熟れているはずのカリンは、既に刈り取られてしまっていたのは残念だ。
大木のメタセコイアが茶色に色付き、いい感じになっていた。
天気が悪いので、いつも大騒ぎしている幼稚園児がいなく公園は静まり返っていた。
公園を出るとアメリカスズカケノキの並木が続くが、茶色になって道路に落ちた葉は美しくない。
同じプラタナスの系統なのに、こちらは色付かないで落ちてしまう。

その先の聖路加国際大学の雑木林では、ハトがエサを求めて歩き回っていた。
更に進むといつもコーヒー豆を買う店の前を通り過ぎて、築地川公園に出る。
ここでは春に私を楽しませてくれたソメイヨシノの葉が紅葉して、秋にも私を楽しませてくれる。
今にも雨が降りそうだが降らない。だから公園はどこも人がいなくて、ゆっくりと紅葉を楽しめた。

(おまけの話)
紅葉見物の後にランチに行こう思った。
そこでそうせなら「都心を歩かない会」で予定していた新橋の中華料理店「新橋亭」に行くことにした。
銀座通りを歩いて新橋に向かう。新橋駅前で今日の集合場所としていた蒸気機関車の写真を撮る。
そして新橋亭で「今日のランチ(1500円)」を食べてから、日比谷公園に向かった。

途中の西新橋交差点から日比谷公園に向かう道路の左側の、プラタナスの並木が紅葉で驚くほど綺麗だった。日比谷公園に入ると入口の大きな銀杏の木が丁度、黄葉真っ盛りで、道路に落ちた銀杏の葉が織物の柄のように見えた。中央の大噴水は工事中のようで、いまは近寄れない。
松本楼の前の銀杏の葉の絨毯が、風景に溶け込んで美しい。

その先の「雲形池」に行ってみた。ベンチに若い女性が1人、もの思いに耽って座っていた。
そこにある鶴の噴水は見る確度によって、背景が赤と黄色に変わる。
赤は「もみじ」だろうか?、黄色は銀杏である。冬の凍った鶴の噴水も魅力的だが、紅葉を背景にした鶴の噴水もいい感じだ。天気予報で「都心を歩かない会」は中止となったが、思いがけず都会の紅葉見物が出来たのが「コロナに負けた晴れ男」のせめてもの救いだった。

北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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伊達に「藍染めワンダーランド」を創る![ aizome-「I」/ 伊達 ]
伊達市で藍染めの魅力を伝えている”aizome-「I」"さん。むしゃなびでは一昨年に特集していました。 2023年6月の記事はこちら▼ 『染まらないために染める』パンチラインな大和魂 〜異端児染師Aizome『I』 ご縁があり「ここだ!」という場所を見つけ工房とし、その場所でのイベントも始めていた頃でした。そこからストーリーは進み、今年、熱い想いでクラウドファウンディングをスタートさせました。 クラファンページはこちら!3/31まで!▼ 『藍染め工房と宿泊施設で地元と人々が繋がる「藍染めワンダーランド」を創ります!』 『 藍染め 』という伝統文化を次世代に繋ぐ、更には地域の活性化、人と人が結びつく新たな場の創出を目指す、aizome-「I」の金子夫妻。地元のみんなで応援してみませんか? 藍染工房の立ち上げ、さらに宿泊施設をプラスし『藍染めワンダーランド』を創りたいとの想いで挑戦。リターン品には藍染体験(オススメ!)や藍染めで仕上げたアクセサリーやTシャツ、ストール、靴下やストラップなども。ふたりの想いが伝わってくるクラファンページをぜひ一度ご覧ください。 伊達で生まれ育ったふたりの、ふるさとへの想い 「地元の人たちと繋がりを深められる場所にしたい」 「伊達市の特産品である藍を広め、観光客やインバウンドの人たちに『目的地』として訪れてもらうことで、伊達全体の活性化にも繋げたい」 お二人の言葉の節々に伊達市への愛を感じます。お二人は伊達市で生まれ育ち、今その地元で子育てをしています。地元を愛し、盛り上げたいという気持ちは既に周囲にもしっかりと伝わっていて、イベント時には多くの地元の人々が運営に携わっています。 「イベントなどを通じて人と人がつながり、交わることで、ここが藍染めの液のようにいい形で発酵し、美しい「華」を咲かせられたらとも願っています」 奥が深い”藍染め”という技術 ・そもそも、なぜ藍染め? ・藍が伊達市の特産品なのは知っているけど、 藍染めのことはよく知らない……。 ・草木染めのことでしょ? と思われる方も多いと思います。ここで藍染めについて少しだけご紹介します。 まずご紹介したいのは、藍の国内生産量について。第1位は徳島県、第2位が北海道です。そしてなんとその藍は全て伊達産!そして伊達では一件の農家のみが藍を栽培しています。つまり伊達市の農家・篠原一寿さんが、全国2位の生産量を栽培しているのです。 次に”藍”という植物について。藍は大昔から様々な用途に使われてきました。生葉を絞ったものはやけどや口内炎などに効果があり、葉を煎じたものは解熱や解毒に効果があると言われています。高い抗酸化作用や抗菌作用があることも分かっています。藍染めで染めた布は防臭効果、防虫効果、UVカット、保温保湿、燃えにくい(難燃性)といった特徴があり、昔から山や畑仕事の作業着に重宝されていたそうです。 特に奥が深いと感じさせるのは、染め方です。藍は水溶性では無いため、他の草木染めとは全く異なる染め方を要します。まず、藍の原料を作るためには藍の葉を摘み取り、乾燥させ、1週間に一度水打ちと切り返しを行います。これを100日間ほどかけると、藍の葉は発酵し、藍の原料「すくも」が出来上がります。 このすくもは水には溶けないので(不溶性)、広葉樹(カシ、ナラ等)の木を燃やし、灰にします。その灰を熱湯に入れ良く攪拌し、一晩寝かせて出来た灰汁に入れる事で、すくもにふくまれた有機物や微生物が徐々に溶け出し、発酵して液が出来上がります。染め液にするまでには、およそ1週間から2週間ほどかかります。 さらに染め液はとても繊細で、そのときの温度や環境、そこにいる人のエネルギーによっても染まり方が変わると言います。 「だからこそ奥が深く、おもしろいと思います。また、藍染めは、綿やシルク、麻などの天然素材との相性がいいのも特徴です」 クラファンには藍染め体験のリターンもあります。ぜひご自身の手で染めて、藍を体感してみては。日本の伝統工芸でもある藍染めを、自身で体験できるところは全国でも限られています。多くの体験者が、藍染めの奥深さと色の美しさに魅了されています。 藍染め液の中のような『温かい場所』を目指して 総面積が2500坪もある工房敷地。前の持ち主の方が手入れしていた庭が1200坪。景色を遮る高い建物が周りになく、空が広くて近くて、緑と季節の花に囲まれていて、気持ちがリフレッシュするような場所です。 「この場所を生かしてマルシェや子どもまつり、音楽フェスなどを開催。藍染めに興味がない人、藍染めを知らない人にも、イベントに参加してもらうことで藍染めについて知ってもらえたらと思って開催してきました」 今まで開催されてきたイベントには多くの人が訪れ、この場所の素晴らしさを知り、そして人と人が出会い・繋がっていきました。このクラファンを通してより多くの人々の想いが加わることで、さらに”温かい場所”となるでしょう。伊達市を盛り上げるスポットになること間違いなし。応援したい!と思われた方は、こちらから▼3/31まで!▼ 『藍染め工房と宿泊施設で地元と人々が繋がる「藍染めワンダーランド」を創ります!』 とにかく明るく、前向きでエネルギッシュで、藍と愛に溢れる金子夫妻。二人を応援したらご利益がありそうな雰囲気です。正式にオープンしたら、二人(+いっつもニコニコ愛娘みねちゃんの三人)に会いに、ぜひ工房を訪れてみてくださいね。 ※こちらの記事は一部クラファンページより引用・参照して作成しています。 (クラファンページ ライター:徳積ナマコ 様 / 一部写真借用) ____________________________________________________________ aizome-「I」 北海道伊達市で夫婦で活動する藍染め作家 地元で育つ天然藍で染めています。 1/15よりクラウドファンディングに挑戦。
misaki
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“ 通過点としての居場所 ” 荒川量子が考える 『るる』 の役割
この日は、洞爺湖湖畔でお話を聞かせていただきました。 留寿都村で活動されている方なのに申し訳ないとおもいつつ…。 でも、実は彼女にはぴったりのロケーションだったと思った取材となりました。 地域おこし協力隊で留寿都村に 荒川量子(かずこ)さんは札幌ご出身。 高校卒業後、進学等で札幌を出てからは千葉県に長らく住んでいらっしゃいました。 その後、お子様お二人とともに留寿都村の地域おこし協力隊として2020年に北海道に戻って来られました。 いえ。 「北海道に戻って来た」という表現は、もしかしたら適切ではないかもしれない…というのが、今回のストーリー展開となります。 「そろそろ、都会を離れたい。」 東北の大震災以降、都会に住みにくさを感じはじめ、生活を見直したいと考え始めていた量子さん。 「自然に恵まれた環境で豊かに生活をしたい。」 そう思っていた時に目に飛び込んできた募集が、“留寿都村の教育委員会(社会教育)所属の地域おこし協力隊でした。 そもそも量子さんは教育分野にとても興味がありました。 それというのも、千葉県での活動が背景にあるからです。 つまり、採用された後の活動イメージを量子さんは既にお持ちでした。 「千葉県在住時は、小学校特別支援学級のサポートや、『自主保育』活動をしていました。プレーパーク活動をしていた方とも接点があり、野外活動にも興味があったので自然体験指導者とのつながりもありました。」 と、そんなバックボーンを持つ量子さんは続けてこんな話しをしてくださいました。 「子どもに対しても、大人に対しても、「こうであらねばならぬ」という考えを押し付けるのは違うと思っています。こう言われたからとそうするではなく、「自分はどう思うのか?」「自分はどうしたいのか?」を考えて、どちらに転んでも全て自分の責任だと自覚をもって行動できるように、相互に自立をしたいと思っています。そして、大人も子どもも縦ではなく、横で、1対1の人間同士の関係つくりを理想としています。ゆくゆくは、お互いが地域や北海道(あるいはもっと広く)に還元できるようになっていけたら嬉しいです。」 ここで、耳慣れない二つの用語について簡単に説明しますね。 自主保育とは〜 就学前の子どもたちを、特に自然の中で遊ばせたいと考える保護者主導の保育の取り組み。 地域の公園はもちろん森・海・河川敷など自然の中を中心に、時には屋内において活動をする。生まれてから小学校就学までの子どもたちの生活や成長の場を、保護者たちの手で地域の中に作り、保育士や教諭に全面的に頼るのではなく、保護者たちが協力し合いながら、家族以外の子どもたちも我が子と一緒に見守りつつ、ひとりひとりの個性を尊重し生きる力を育んでいくことを目的とする。また時に、地域の人の協力も得ながら子どもも大人も育っていく。そのような活動のこと。 プレーパークとは〜 「冒険遊び場」とも呼ばれ、土・水・火・木など様々な要素がある空間のこと。「自分の責任で自由に遊ぶ」ということをモットーに、子どもたちの好奇心や欲求を大切にし、やりたいことをできる限り実現できるように、ある程度大人が見守る体制が整った中で子どもの自由度と責任感を大切にする場。 量子さんは、過去の活動経験から得たアイディアを豊富にお持ちで、バイタリティーもあり、決断力と行動力もあるので、人口1900人足らずの村ではとても頼りにされています。 もちろん、その期待に添う様に、数々の活動をこなされています。 地域おこし協力隊としてのお仕事は、たとえば〜 マリーゴールド染めワークショップ:国道230号線沿の花壇に植えられ、花が終われば捨てられてしまう花を有効に利用したものです。とても美しい黄色に染まります。 制服おさがりプロジェクト 0円マーケット クリスマス飾り作りワークショップ 高齢者向けスマホ講座 みんなでつつみこむあたたか村作りプロジェクト その他、イベントというイベントの企画運営などのほか、当然事務仕事も そして実はもう一つ、量子さんの裏(?)のお顔としてアートセラピー講師としてのご活躍もあります。 ↓↓興味がある方はこちら〜 https://arakawa-kazuko.com/art-therapy/ このように超ご多忙な量子さんですが、いま、最も力を入れているのは古民家コミュニティー『るる』での活動です。 古民家コミュニティー『るる』とは 「では、まずはじめに『るる』のお名前の由来を教えていただけますか?」 「『るる』の 『る』 は、一つには留寿都の『る』です。ほかに、『あつまる』『つながる』『ひろがる』の『る』。そして『縷々(るる)』。この言葉には「長くつづく」という意味があります。地域の居場所が長くつづきますように‥の願いが込められています。」 なるほど。 可愛らしい響きのなかに、そんな素敵な意味があったのですね。 さて、現在 『るる』 となっている建物は10年以上誰も住んでいませんでした。 でも、立地はとても良い。 留寿都小学校の裏にあり、敷地も広く、村の中心部。 誰もが訪れやすい場所でした。 ところが老朽化が激しく、誰も見向きもしない建物。 周りの人たちは、直すのは無理だと言いました。 でも、量子さんは諦めませんでした。 関係各所で諸々を調べ、ついに2021年6月に広い庭込みで建物を借りることができました。 クラウドファウンディングで応援金を 借りるところまで漕ぎ着けたはよいけれど、そこからが大変でした。 トイレは使えず、壁は危険な状態…。 それに修理費用もない…。 ということで、クラウドファウンディングで資金を集めることにしました。 しかも、中間サイトを用いず、返礼品もなしで、SNSを使い応援を呼びかけたのです。 すると、驚くことに70~80名の協力者が現れ、あっという間に目標額の倍額を集めることができました。 実はその応援者のほとんどが道外の方で、千葉県での各種活動やSNS繋がりとその繋がりの仲間たちだったそうです。 個人的に直接お願いしたわけではなく、皆様が自主的に応援金を振り込んでくださったのだそうです。 素晴らしいことです。 それは、量子さんの千葉県時代の活動が認められていて、今後も期待されているという紛れもない証です。 見返りを求めることなく、応援してくださった方々も素敵です。 「全員への返礼品はありませんでしたが、留寿都高校の生徒さんが作った野菜が手に入ったので、抽選で何名かに送らせていただきました。寄付していただいたお金は、トイレと壁の修理費に使わせていただき、残りは運営費として使わせていただきます。本当にありがたいことです。」 「るる」のミッション ところで、量子さんの『るる』への想いや考え方はこうでした。 「『るる』のミッションは、“穏やかな繋がりの中で一人ひとりが輝き、お互いを認め、支えあう社会の実現に貢献します”と謳いました。 そのために『るる』にできることとして具体的に掲げた4つのことがあります。 1. 季節のイベント開催 2. 本を読んだり・おしゃべりをしたり思い思いにすごしてもらい、子育ての合間にホッとできる癒しの時間を作る。 3. 赤ちゃんからお年寄りまで多世代交流ができる。 4. やってみたい心を応援し、体験活動をサポートすることで、学び×遊びの場とする。 これら4つを通して、誰でもふらっと気軽に立ち寄ることができる地域の憩いの場=居場所にしたいと考えています。 ひいては『るる』という場だけでなく、ここでの活動や出会いを “きっかけ” に、こうあらねば!ではなく 『みんな違って当たり前』が普通になり、お互いが認め合える世界になれるよう、一人一人が自立して暮らしていけたら幸せだなあと思っています。」 これまでの『るる』の活動は〜 ・ 親子で草木染め ・ ミモザリースづくり ・ かまくらづくり ・ 焚き火 ・ 焚き火でバームクーヘン ・ 外遊び ・ 水引きワークショップ ・ マーブリング etc.バリエーション・アイディア豊富です。 いま、どの分野でも “ 多様性を認め合おう “と言われていますが、スローガンのようにただ叫ぶだけで到達できるほど容易くない世界です。 けれども、『るる』のような ありのままでいられる “ 場 “ があることで、そこで過ごした人たちのマインドが波及していくことを願う量子さんです。 あらためて、さまざまな活動の拠点としての『るる』の役割とは〜 ・ 多世代交流の場作り ・ 誰でもウェルカムの居場所作り ・ 地域づくりの場 ・ 体験活動の提供 ・ 野外活動のサポート ・ 出張ワークショップの受け入れ 千葉時代の経験の積み重ねがあり、ノウハウも多くお持ちだからこそ、『るる』の役割を自覚し、即実践に結びつけることができるのでしょうね。 「さて、色々お話を伺ってきましたが、10年先のご自身がこうありたいというイメージお持ちですか?」 ここまで流れる様にお話をされていた量子さんでしたが、少し間を置いてきっぱりとこうおっしゃいました。 「わたし、旅人になりたいんです。」 ああ…。 そうか…。 筆者には、その不思議な答えが、何故か、すんなり腑に落ちました。 量子さんは風を運ぶ人だったのです。 「わたし、旅人になりたいんです。」 「『るる』の活動も、留寿都村での荒川量子も、ここで出会う人にとっての通過点であってほしいと願っているのです。生意気な話に聞こえてしまうかもしれませんが…。依存関係ではなく、互いが自立し、認め合う、支え合うという共生社会を目指したいです。ですので、その想いは留寿都村にとどまることなく、色々な土地で広げていきたいと考えています。出会った人(子どもも大人も)にそっと寄り添い、見守る人でありたいです。もちろん、留寿都村の拠点としての『るる』は今後も大切にします。『るる』と荒川を通過点にして、ここで出会った人たちも「自分は自分」と精神的に自立して自由に羽ばたいてほしいと願っています。当たり前のことですが、世界には色々なモノがあり、色々なコトがあり、色々なヒトがいます。でも体感しているのはそのほんの一部。自立して自由になって、自分の責任のもとに生き方の選択をして、多様なモノ・ヒト・コトとつながって、心も体も経済的にも豊かになってほしいと心から思います。そうすれば、その豊かさは循環していくと信じているのです。ですから、私自身も自立して自由に羽ばたきたい。だから旅人になります!」 「通過点」という言葉も、「旅人」という言葉もとても共感しました。 自然体で生きる量子さんが纏う風。 10年後、どこか違う空の下で旅人の量子さんに偶然会える気がしました。 ―『るる』 代表 荒川量子 情報― 荒川量子 電話:090-7650-5347 Email:arakawa.chiiki.230@gmail.com Facebook:https://www.facebook.com/kazuko.arakawa.12 ホームページ:https://arakawa-kazuko.com/ 【お知らせ】 倶知安町にて「夢みる小学校」の上映会を開催します! たくさんの方にみていただきたいドキュメンタリー映画です。 ぜひ、お越しください。
Rietty
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大切なものはずっと一緒 にいたい♡だから直す!
ベーシックな紺色が気に入って買ったダウンジャケット。 ダウンがたくさん入っているのでとても暖かくて気に入っていました。 ところがファスナーが壊れてしまいました。 修理をしてもらおうと、メーカーほか数件に問い合わせをしたのですが「ダウンはできない」と断られてしまいました。 諦めたもののもったいなくて捨てられず一年放置していました。 ところが! 灯台下暗し! 「ファッション・リフォーム」さんの存在を思い出し、ダメ元で持っていきました。 すると、あっさりと。 「出来ますよ。」とのお返事! しかも3000円で直してくれるという。 感動です。 救世主現る!です。 だって、ワンシーズン着れなかったのですから。 今こそ物の使い捨てを見直したいと思っていたところだったので、本当に嬉しかった~! 「ファッション・リフォーム」さんの店主さんは、なんとこの道50年の大ベテラン。お子様ができた時、家にいてもできる仕事としてこの道を選んだのだそうです。しかも製図から何から全て独学で学んだそうです。 最近は着物のリフォームのオーダーが多いとも話されていました。 「仕立てもするけど、直す方が好き。」 その言葉に物への愛情を感じます。 所狭しと置かれた仕事別のミシン。 右側はロックミシン。 そして、400色あるという糸。 「ここには出しきれないからよく使うのだけ並べているの。」 とのこと。今は息子さんと二人でお仕事をされています。 私がお話を聞いている間も男性が修理済みのものを受け取りにやってきました。 その男性は、戻ってきた大切なものを手に満足そうに帰っていかれました。 その嬉しい気持ち。 わかります! わかります! ちょっとキツくなったスカート。 ゆるくなったズボン。 丈を直したいコート。 諦めないで! 手を入れていただくと、なおさら愛着が湧いてきます。 諦めかけた時、もう一度、ものを大切にする気持ちを思い出させてくれました。 「ファッションリフォーム」さん。 場所は鹿島町通り、道南バス「網代町」バス停前です。 営業時間は看板の通りですが、昼休みを長く取ることがありますので、電話をしてから行かれた方が良いです。 ※記事の内容は取材時の情報に基づいています(取材2021年) ※シェア、リンク等大歓迎です!
Rietty
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〜栄養と音楽で人生に彩りを〜
『ニュートリション&ミュージックルーム』 主宰 石岡祥子さんプロフィール ピアノ、ウクレレ、チャイルドコーチ 発達凸凹ちゃんレッスン オーソモレキュラー こども分子栄養学アドバイザー 中医学、自然、アロマ、ワイン好き HSS型HSP はじめて石岡祥子さんのプロフィールを拝見した時、正直「??」が飛び交いました。 自然、アロマ、ワイン好き…はともかく、音楽以外のお仕事が頭の中でつながらなかったからです。 この方は一体どんな方なのかしら…? そんな疑問を持ちながらも、顔いっぱいの笑顔にとても魅せられ、Instagramをフォローさせていただき、「いつか取材をさせていただきたい!」とチャンスを狙っていた筆者でした。 ということで、そのチャンス到来! 今回は『ニュートリション&ミュージックルーム』主宰 石岡祥子さんにお話を伺いました。 分子栄養学と音楽の関係のこと そこはグランドピアノが置かれた音楽教室でした。 いしおかミュージックルーム 「音楽業界でのお仕事は26年になります。ヤマハとローランドの講師資格を取得して、自宅教室を主宰しています。今でも室蘭教室はありますが、3年前に伊達市に移住してきたのです。」 早速、疑問を投げかけてみました。 「分子栄養学と音楽教室の関係が見えづらいのですが、具体的にどのような活動をされていらっしゃるのですか?」 すると祥子さんは、まるで音楽が流れるように話してくださいました。 「栄養学を学んだきっかけは、私自身の体調不良でした。不定愁訴もあり、常に体調がすぐれないことが悩みでした。そんな状況から抜け出したくて、7〜8年前から栄養学・漢方・中医学などを学び、食生活の改善や生活習慣の改善に取り組みました。その過程で出会ったのが分子栄養学でした。私自身初めて目にするものでしたが、ある方の講演を拝聴して強く感銘を受けたのです。 その後、トップ講師の方から分子栄養学を学ぶ機会を得て、分子栄養学アドバイザーの資格を取得したのが3年前のことでした。自分自身が分子栄養学に基づいて食生活の改善をした結果、みるみる体調が改善されていくのを実感しました。」 「なるほど…。活動の背景には祥子さんご自身の体験があったわけですね。でも、音楽との関連がいまひとつ見えて来ないのですが…。」 「26年間音楽教室をしていますと、3歳から習いにきてくださったお子様も成人します。とても長い期間のお付き合いになるわけです。ですから、幼児特有のイヤイヤ期やメソメソ期、思春期で不安定な時期なども時を一緒に過ごします。なかには発達がゆっくりめのお子様がいらしたり、とても繊細だったり、悩みを抱えていたり、そのような場面にも遭遇します。中には、それらが要因となって生きづらさを感じてしまうこともあるわけです。かつての私のように…。」 音楽教室といえども、20年以上も同じ時間を過ごされている中で、生徒さんの成長を音楽以外でも見守り、寄り添いながら、人間同士のお付き合いをされているということなのですね。 誰にも人生を謳歌してほしいという願いをこめて 「体だけでなく心の不調も、実は食生活改善によって大きく解消されます。体調がよくなるとパフォーマンスも上がることを知ったのは大きな収穫でした。本来、その人が発揮できるはずの力を支えているのは、毎日の食事と睡眠です。 分子栄養学的アプローチで、生活改善をすると日常のストレスも軽減されるということを、多くの方に知ってほしいと思っています。私がお伝えしていることは、私の心身で実証された実体験がベースです。そこに音楽をプラスすることで、人生をより楽しく謳歌してほしいと願って活動しています。」 「私の中では、音楽も食も人生をより豊かにするものだと思っています。決して音楽と食を融合しようとしているわけではありませんが、どちらも人生には不可欠なものだと思っています。誰でも皆、人生を楽しみたいですよね。ところが、お子様でも大人でも、様々な心身の悩みを抱えていたり、生きづらさを感じていたりする方は多いです。ですので、私は音楽と食の面から、人生を楽しむお手伝いをしたいのです。分子栄養学を学んで実践していただくことで、心身の不調の原因を推測できるようになり、ご自分の身体を整える方法を知ることができます。分子栄養学も音楽も、その方の人生に彩りを加えることができるものと信じています。」 ここまでお話を伺い、ストンと腑に落ちました。 ものすごく納得しました。 祥子さんのお話は、自らのお体で実証済みですし、科学的裏付けもあるのでとても説得力があります。 さまざまな講座を開講☆ どの企画も興味津々! これらは既に終了した企画ですが、次回開催に期待したいです。 ※画像はクリックで拡大表示できます そして・・・ なんと! 8月10日には「なつやすみこども分子栄養クッキング」教室が開催されます! 皆様に人生を楽しく謳歌してほしい! 生徒さん、お一人お一人に寄り添いながら、栄養と音楽の両方からサポートを続けている石岡祥子さんです。 ―『ニュートリション&ミュージックルーム』情報― 住所 伊達市南稀府町 電話 090-9080-5877 ◆「お子さまとママを幸せにする栄養のお話」 パーソナルセミナー 2時間以内 4,000円(テキスト付き) ◆「からだ」と「こころ」に必要な栄養のお話 パーソナルセミナー 2時間以内 4,000円(テキスト付き) ◆その他個別相談 1回1時間〜1時間半 3,000円 ホームページ http://ishiokapiano.music.coocan.jp/ LINE公式 lnktr.ee/ShokoIshioka Instagram https://instagram.com/musicroom_is?igshid=YmMyMTA2M2Y=
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今日は ”ZERODAY” にする? 旅する人の語り場をみつけた
ZERODAYという言葉をご存知ですか? ZERODAYとはロングトレイル用語で、「歩かない日・休息日」という意味です。 例えば30日くらい歩く中、全く歩かずに洗濯したり昼寝したりのんびりする日を設けたりする。 そんな日をZERODAYと呼ぶのだそうです。 アメリカ・カナダ・スペイン・イタリア・フランスなどを旅して帰った2020年1月。 日本にもcovid-19が広がり始めていました。 あらゆることの既成概念が覆り、世の中のすべてが暗中模索の中、しっかりと洞爺湖温泉の未来を見つめていた若いご夫婦がいました。 代表の大須賀太郎さんとマネージャーの大須賀桃さんです。 「桃と太郎で桃太郎です!」爽やかに自己紹介してくださったのは「ZERO DAY」を営む大須賀御夫妻です。 ナイスな掴みで笑顔いっぱい!一気に店内が明るくなりました。 今まで何故なかったのだろう? そんな、私自身が欲しかったアウトドアショップが洞爺湖温泉にできたのが2020年12月。 早速冬に訪れてみました。 けれども、その時の私はイメージしていたアウトドアショップとは違う…と正直戸惑ってしまったのでした。 そんな経験をお話した上でお店のコンセプトをお尋ねしました。 そして返ってきた答えにすこぶる納得してしまいました。 「ZERO DAYは、旅とアウトドアをテーマにしたセレクトショップです。アウトドアギアに拘らず、生活の中にも取り入れられるようなものを仕入れるように心がけているのです。」 生活のための道具として使いやすく心地よいものは、旅やアウトドアでも使いやすく心地よい。 この考え方は真理だと思います。 お客様に末永く愛して使っていただけるもの。 機能性を重視した、飽きのこないシンプルデザインだからこその美しさを持った品揃えは、桃太郎さんのお人柄の現れなのだと思いました。 ちなみに、桃さんイチオシの商品はこちら! 五徳付きのチタン製小枝用焚き火台です。 分解すると左の黒い専用バックに入り、リュックに入れて軽く持ち歩きができます。 そうそう! 北海道では「ZERO DAY」さんのみが扱うブランドがあるそうです。 それは『SUB DUED』。 狩猟や釣りをなさる方に愛されているブランドだそうです。 そして、もう一つNEWSがあります! アメリカの国立公園とジョイントしたブランド“Parks Project”の取り扱いをスタートされるそうです。 “Parks Project”は、売上金の一部を植林などの自然維持や公園の運営のために寄付しているECOブランドで、各国立公園をイメージしたデザインのプロダクトと展開している国立公園のオフィシャルパートナーなのだそうです。 支笏洞爺国立公園デザインができたら嬉しいですね。 最後に、「ZERO DAY」の目指すところをお話しいただきました。 「とかく敷居が高くなりがちなアウトドアショップですが、ZERO DAYにはアウトドアエントリーの方にもご来店いただきたいと思っています。 お客様と一緒に旅の話しをしながら、地域の情報収集の場所としても利用してほしいです。 旅好き・アウトドア好きの方が気軽に訪れる拠点を目指しています。 そして名前の由来通り、この店が、訪れる人たちの長い旅路の中の休息の場になればいいな、そしてこの先の旅の行程の準備を出来る場になればいいなと思っています。」 どんどん新しい風が吹いている洞爺湖周辺。 明るく気さくなお二人に、たくさんのワクワクをもらい、取材を忘れるほど楽しい時間を過ごしました。 店舗情報: 旅とアウトドアライフスタイル ZERODAY 北海道虻田郡洞爺湖町洞爺湖温泉45 TEL 0142-82-3020 HP https://zeroday-toya.com/ Instagram @zeroday_toya 旅に出るためお休みになることもあるそうです。ご確認の上お出かけくださいね。 ※記事の内容は取材時の情報に基づいています(取材2021年)。 ※シェア、リンク大歓迎です!
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