心の伊達市民 第一号

オミクロン騒動でみんなが警戒しているので、どこへ行っても空いているのが嬉しい。
久し振りに「お婆さんの原宿」の様子を見に行くことにした。
お婆さんはコロナ感染を警戒しているはずだから、多分、空いているだろうと思ったのである。
大江戸線の「春日駅」から都バスに乗り換えてJR「大塚駅」に出た。



都電「荒川線」・・・大塚駅付近で


大塚に来て思い出した。昔のことだが、柳亭痴楽という落語家がいて、「痴楽綴方狂室」という噺で『我が胸の内、「駒込」と愛の「巣鴨」へ伝えたい。「大塚」なビックリ度胸を定め、彼女に会いに「池袋」・・・』などと山手線の駅名を順番に載せたバカバカしいものがあったのを、なぜか大塚駅で思い出した。


大塚駅の近くに「千成もなか」という老舗の和菓子屋があり、私は必ずここで「和風パンケーキ」を買う。
でもこれは早い話が「アンコを抜いたどら焼き」である。



「千成もなか」は1年中ドアが無い。


私が店に行った時には「和風パンケーキ」の6個入りが1箱しか無かった。
仕方ないのでそれを買うと、店のオヤジが私に言った。
『いま焼き上がるので、お茶を淹れますから食べて行って下さい』


私は言葉に甘えて店先のベンチに腰掛けて、焼き上がったばかりの和風パンケーキとお茶を頂いた。
そのままお礼を言って店を出たが、後でよく考えたら「焼き上がった」のだからオヤジも私が買い足すと思ったはずだ。私も買い足すのを忘れていた。



200円の買い物で、お茶と和風パンケーキを出してくれた。


「大塚駅」から都電荒川線に乗って、2駅先の「庚申塚駅」で降りた。
駅名にもなっている「庚申塚」は駅のすぐ近くにある。
先ずはお参りをする。境内の石碑にはここがいかに古く、昔から有名であることを記した石碑がある。


小林一茶の詠んだ句である『ふじ棚に 寝てみるも またお江戸かな』という句が刻まれていた。
その先から「巣鴨地蔵通り商店街」になる。しかしコロナ前の賑わいからは程遠い。



庚申塚は「猿田彦大神」も合祀している。


誰が名付けたのか、ここは「お婆さんの原宿」である。巧いネーミングだ。
以前ならごった返していて店も良く見られなかったが、この日はお婆さんたちがほとんどいないので、ゆっくりを見て廻ることにした。


商店街に入って先ず目に付くのが看板も店内も赤一色の「マルジ」である。
この店は「赤パンツ」で有名で、「赤いパンツを穿いていると、お漏らしをしない」という本当のような嘘のような話を信じているお婆さんが買いに来る。こういう話はホノボノする。



「巣鴨地蔵通商店街」はヒッソリしていた。


先に進むと有名な「高岩寺」がある。ここには「洗い観音」がある。
コロナ前だと、そこには長い行列が出来ていた。参拝者は観音さまに水を掛けて、自分の体の具合の悪い場所と同じ観音さまの場所をタオルで拭くのである。それで悪いところが治ると言われている。


こういう話って、私は好きだなー。その一方で、洗うためのタオルは側の売店で100円で売っている。
いまでは「洗い観音」が有名だが、高岩寺のご本尊は「とげぬき地蔵尊」なのである。



真っ赤な店「マルジ」は巣鴨の有名店


地蔵通りを歩いていると後期高齢者向けの商店が多く、他の商店街とは雰囲気が違うことが感じられる。
和風の店が多く、食堂なら「ときわ食堂」がお婆さん達のお気に入りである。
和菓子屋、洋服屋、小物屋も多い。お婆さんのお気に入りの服装に「モンスラー」がある。
これは昔のモンペの胴周りをゴムにしたもので、モンペ風スラックスでアチコチで売っている。


最近できた店では「無料なんでもお墓相談」があり、お墓に近いお婆さんのお役に立っているのだろうか?
もの真似芸人のコロッケが、「コロッケのころっけ屋」を出していたのが最新情報である。
巣鴨地蔵通りよ。コロナに負けるな!



「高岩寺」の「洗い観音」もお参り客がいなかつた。


(おまけの話)
ここからは「鍋焼きうどん」の話である。
巣鴨地蔵通り商店街で昼時になったので、「なにをたべようかな?」と考えた。
たまたま目の前の蕎麦屋の店先に、「鍋焼きうどん」と書かれた看板が出ていた。
少し前に女房とテレビでB級グルメの番組を見ていたら、美味しそうな「鍋焼きうどん」が出ていた。
でもその店は東砂町なので、わざわざ行くには遠過ぎた。



日本蕎麦屋で食べた「鍋焼きうどん」(1150円)


その時の気持ちを引きずっていたので、私はその店に入り「鍋焼きうどん」を注文した。
お客は私以外には夫婦者1組だけで、少し嫌な感じがした。
すぐに出て来た「鍋焼きうどん」に、私は食べる前から「こりゃ駄目だ」と感じた。


鍋は鉄鍋だった。「鍋焼きうどん」というものは、「土鍋」でなくてはいけない。
蓋をとったら、煮立っていない。「鍋焼きうどん」というものは、お客に供された時に鍋がグツグツと煮立っていなければならない。



畳屋の店先で売っていた「タタミ草履」


次に中に入っている「具」が気に入らない。一応は標準的な具材は入っていたが、卵がいけない。
「鍋焼きうどん」の卵は生を入れて煮立たせなくてはいけないのに、「ゆで卵」の半割が2個入っていた。
更に「うどん」は購入品で手打ちでないので、うどんに角が無い。出来たら「お餅」も欲しい。


他にも色々と気に入らなかった上に、値段も1150円もして腹が立った。
私が以前に住んでいた家の近くにあった「平作」という「うどん屋」は全てに於いて満足なものだった。
あの店の「鍋焼きうどん」を、いつか食べに行くぞー!。



「無料なんでもお墓相談会」の入口は派手だった。


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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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