
心の伊達市民 第一号
中央区報の記事に『9月4日(日)に東京都中央区立あかつき公園を主会場として「令和4年度中央区総合防災訓練」が開催されます。消防・警察・自衛隊などが連携した救出救助等の訓練や、防災体験コーナーも実施されますので、感染対策をしてご来場ください』とあった。
大型台風11号が沖縄方面に被害をもたらしているニュースを見ていたので、「4日は雨で中止だろう」と思っていた。
ところが東京地方はまだ台風の影響が無く、防災訓練は予定通りに開催と分かった。
朝から気温も高く、台風は全く関係無いようなので、出掛けることにした。
中央区のHPでは10時45分から消防隊の放水があると知り、放水を見るのが目的だった。家の前から100円で江戸バスに乗り、築地7丁目で降りれば、すぐに公園である。
バスを降りると、いつもならそのまま進む江戸バスが右折して行った。
どうやら「あかつき公園」前の道路は、このイベントの為に通行止めとなっているようだった。会場に入ると子供連ればかりで、私はなんだか場違いのところに来てしまった感じがした。広場の周りには多くのテントが張られ、色々な関係団体のブースとなっている。
広場には小さなベニヤ作りの小屋のようなものが3棟、建てられていた。
なにかイベントに使うのだろうが、その時は「これに火を放って消火する」のだろうと思っていた。地面には木材が乱雑に積まれ、その下に人体を模した人形が置かれている。横には自動車が置いてあるが、これは何に使うのだろう。
10時45分になり、アナウンスがあった。
『ただいまから消防・警察・自衛隊の方々による、救出訓練を行います。その後、一斉放水を行います』
先ずはベニヤ作りの小屋から煙が上った。少年消防クラブのメンバーが、消火器で小屋を消火する。続いて警察と自衛隊が小屋に閉じ込められた人を救出する訓練である。
チェーンソーを持った男が梯子を登り屋根に上がって、屋根に穴を開けけて人型の人形を救出して来る。本人たちは真面目にやっているのだろうが、見ている私は実物とあまりに違う大きさの家なのでピンとこない。
ただ気になったのは「報道関係者達」である。我々は柵の外で、報道関係者は柵の中である。ビデオカメラ2人、通常カメラが3人くらいがいて、間近から撮影するために訓練の近くでカメラを構えている。
だから私としては肝心のところで彼らが邪魔になって、良く見えない。
みんなに見てもらうためのイベントなのだから、「見る人の視界を遮るな!」と言いたい。報道だからといって、我が物顔をしていいのか?
私も自分で作った腕章を付けて、ロープの中で撮影したい!
やっと消防隊の放水が始まった。
消防庁と消防団が並んで放水するのだが、高層マンションだらけの中央区で、「どうやって消火するの?」と心配の方が先に立った。放水はあっという間に終ってしまった。事前に会場に置いてあった水槽を見た時は、家庭の風呂桶で10個分くらいしかなかった。
大雨が続いた東京で水は十分にあるのだから、消火栓を使って盛大に放水して欲しかった。しかし消防団のユニホームがお洒落で、とても良かったことが印象に残った総合防災訓練だった。
(おまけの)
放水はアッという間に終ってしまった。
これからお偉方の終了の挨拶が始まるようなので、私はその場を離れた。
そしてこの時期になると黄色い実を付ける、公園中央の「カリン」の木の下に行ってみた。
ところがまだ黄色になっていない「カリン」が上の方に2個、見えるだけだった。
昨年もそうだが、誰かが勝手に取っているようだ。
「黄色くなるまで待て!」と言いたい。
その時、スピーカーから『防災訓練のイベントとして炊き出しを行っていますので、是非ともご参加ください』と知らせる声が聞こえた。「炊き出し」と言えば、昔から日本人は「おにぎり」である。
会場の一番奥に行くと、ボランティアの女性達がカレーをプラスチックの食器に入れて配っていた。私も列に並んでカレーをもらい、近くのベンチで1人で食べた。美味しかったが、なぜか「和歌山カレー事件」を思い出してしまった。
会場では子供相手に「地震体験」や「消火器で消火体験」などを行っていたが、いずれも子供相手のイベントなので私は家に戻ることにした。聖路加国際病院の横の道から、隅田川テラスに出た。日曜日なので隅田川を行く観光船は、観光客で鈴なりだった。
テラスでは土手の煉瓦の壁際に植えられた「キバナコスモス」が咲き乱れていて、とても綺麗だった。「秋の涼風」とは言えない熱い川風に吹かれながら、歩いて家まで戻ったら疲れ果ててしまった。
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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02/26(水) 布でつづる千羽鶴 [1000PEACE / 室蘭・札幌]
布をつなぐ、人をつなぐ、命をつなぐ。 今、室蘭からじわりじわりと広がり始めている集団アートの動きがあります。 ひとつひとつ”はぎれ”を手で縫って作られた、ハートをくわえた小鳥たち。ハート部分には参加者の名前やイニシャルが刺繍されています。これをタペストリーに縫い付けていき、どんどん集まっていくと…… 月へ向かうことりの群れが描かれた、巨大なタペストリーとなります。完成目標は1,000羽、長さ14m相当です。 ”月は星座と違って、世界中のどこから見ても同じ形だから”、”欠けて見えなくなっても、必ず光が戻るから” 、このデザインにしたそうです。 このプロジェクトの名前は「1000のことり」。布でつづる千羽鶴、アートによる平和の意志表示です。政治的なスローガンや言葉は一切使わず、”ころさないで”の一点で、そしてサイン(イニシャル・マークも可)の刺繍だけで、1,000人が繋がります。このタペストリーは完成後、「非戦」を求める場に飾られます。サイン参加者が使用することも可能だそうです。 ひとりひとりの想いが込められたパッチワークの美しさにエネルギーを感じます。現在、北は札幌、南は佐賀県まで参加者がいるとのこと。平和に心をよせるアートの波が、ゆるやかに広がっていっています。 今年20周年を迎える 『1000PEACE』 『1000PEACE』は、「戦争は昔話じゃない。現在進行形のリアルだ。お金も、地位もない、無名の自分にできることは何?」と感じた人たちが集まってできた有志団体です。 「未来の世代につながる具体的な行動をしている個人や団体を応援する」のが活動内容。対象は、国外・国内を問わず、忙しい日常の中で自分たちにできることをしています。活動内容は、その都度集まった人たちで自由に考え、話し合って決めます。 戦後60年の年であった2005年7月、募金を集めイラクの水支援に送ったことが始まり。そして今年20周年を迎えます。主に札幌を拠点に活動していましたが、今は室蘭に拠点が移っています。 直近では、パレスチナのこども達の心のケアの一環として、「パレスチナへのことり」プロジェクトもありました。北海道パレスチナ医療奉仕団の後発隊メンバーに「日本からのお土産」を託そうと、2024年10月~12月の間に子どもが描いた絵とカードを集めたのです。しかし現地の状況が緊迫し渡航を断念。次の渡航がいつになるかはわかりませんが、集まった169枚の絵はそれまで大切に保管されるとのことです。日本のこども達の絵とことり達がパレスチナのこども達に届く日が早く来ますように。 『1000のことり』に参加するには 1000PEACE には公的な事務所がないため、代表個人の連絡先が問い合わせ先となっています。「自分も参加したい」「ことりを預かって周りに声をかけるよ」という方がいらっしゃいましたら、下記問い合わせフォームよりお問い合わせください。 ~『1000のことり』参加の流れ~ ①お問い合わせフォームから『1000PEACE』と繋がる ▶直接お会いできる方 ②好きなことりセットを選ぶ ③参加シートにお名前を記入して戻す(ご自身で刺繍してもOK) ④片方のことりは自分のものに! ▶遠方の方 参加ハガキに記入していただき、後日、片方のことりが届きます。 実はことり達は双子で、1セット2羽になっており、片方は参加者が貰えるんです!ことりのハートにサインを縫って終わりではなく、このタペストリーがどこかで飾られるとき、自分のことりを探せるというワクワクが残されるのです。その場で終わりとならない、日常で忘れてしまいそうなときに思い出させてくれることりが近くにいてくれるのも大切ですね。ご興味を持たれた方は下記リンクよりお問い合わせください。 ~参加希望、お問い合わせはこちらまで~(筆者が代表の方をお繋ぎします。)
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