心の伊達市民 第一号
【マスク】
3月13日から「マスク着用は個人の判断に委ねる」となった。
「個人の判断」というのは、日本人は苦手のように感じる。「みんなはどうするのか?」と、みんなが考えていたら何も変らない。例えは悪いが「出る杭は打たれる」という諺があるほどだから、マスクをしないと目立ってしまう。
13日に街の様子を見ながら歩いたが、予想通りで外国人以外は以前と変わらなかった。参考までに東京の1日の感染者数は、1月14日は1万0727人、2月14日は2232人、3月14日は988人だった。いつになったら全員がマスクを止めるのだろう?
【杉材のバイオリン演奏】
東京ビッグサイトで開催された「東京国際家具見本市」を見に行った。
かなり前だが、ある見本市の事前登録をネットで行ったら、それ以来、色々な見本市の案内が届くようになった。
家具見本市で興味を持った中に「セミナー」があり、それを申し込んだ。
そのセミナーは「杉材で作ったバイオリンと、その理由」という内容だった。
このバイオリンを作ったのは大分県日田市の家具メーカーで、セミナーでは社長の簡単な挨拶と説明の後にバイオリンの演奏があった。全6曲のクラシック音楽を演奏したが、杉材のバイオリンが優れているのかどうかまでは、私には分からなかった。
【映画「オットーという男」】
映画好きの私だが、今年はまだ6本しか見ていない。それは私の興味がある映画が少なかったからだ。
3月になり、トム・ハンクス主演の「オットーという男」という映画を見た。
彼は初めて「嫌われ者」の役を演じた。妻を亡くしたオットーは、自分のやり方に拘って生きて来た。それがアチコチで問題を起こす。日本でもそこらに居そうな男だ。「私も気を付けなければ・・」と感じた。最後は近所の人が起きて来ないオットーを見に行ったら、ベッドの中で亡くなっていたという私の理想とするような結末だった。
【節電プログラム】
私の住むマンションは「オール電化」なので、最近の電気料金高騰の直撃をまともに受けている。政府も国民に節電をお願いしていて、「節電ポイント」という制度を企画した。ある時、我が家の電力の契約先である「J:COM」からメールが届いた。
『J:COM節電チャレンジは無理のない範囲で節電にご協力頂くプログラム」です。
早速、申し込んでみたら、ネットで「Amazonのギフト券」2000円が送信されて来た。
もともと無駄な電気は点けないので、チャレンジをしたが今のところ節電にはなっていない。
【450円+160円】
最近のことだが、どうしたことか理由は分からないが下痢をした。
それが3日も続いたので、心配になりマンション1階のクリニックに行ってみた。
先生は私の話を聞き聴診器でシャツの上から診察し、『1週間以上も続いたら、腸の検査をしましょう』で終りだった。
処方箋をもらい、道路の反対側の調剤薬局で薬をもらった。クリニックに450円、薬局に160円の支払いだった。健康保険はありがたいと、久し振りに感じた下痢騒動だった。薬を1回飲んだら、次の日には治っていた。
【エホバの証人】
最近のニュースでは「旧統一教会」の巨額献金や、二世信者の問題がクローズアップされている。
それに誘発されて「エホバの証人」の「輸血拒否」と「鞭打ち」が話題になっている。
私の現役時代に仕事の関係で、一部上場企業のX社の営業マン(Tさん)と一緒に何度も静岡の取引先の会社を訪問した。
ある時に私が彼に『あなたはなにか宗教活動をやっているの?』と聞いたら、彼は『そうだが、どうして分かる?』となった。
私は『あなたからそういう雰囲気が感じられる』と答えた。
そして彼が「エホバの証人」の信者だと分ったのである。
「エホバの証人」は教会を持たず、十字架などは偶像とみなして崇拝しない。
ただひたすら聖書を勉強し、それを布教するのを目的としている。
それからというもの、エホバの本を渡されて、新幹線の中では「エホバの話」で参った覚えがある。エホバの本を家に持ち帰ったら、女房が心配して『そんな本は読まないで!』と言った。
ある時、Tさんは『会社を辞める』と私に言った。その理由は『残業をしたくない。管理職になりたくない』であった。『残業をすると、布教活動が出来なくなる』と言って、Tさんは間もなく退社して行った。
今ごろになって、テレビ報道でTさんのことを思い出したのである。
(おまけの話)
【ベトナムからのメール】
ベトナムの「テト」が終り落ち着いただろうと思い、ハンさんにご機嫌伺いのメールを出した。彼は25年くらい前に、私の会社で実習生として働いてくれた男である。
その後、ベトナムで金属加工業の会社を興し、小さな会社の社長をやっている。
そのメールの意味は大体は分かるが、全く分からない単語もあるのが困る。
『私たち元気です。ベトナム暑いから、よくかしぜされただけ』とあったが、この「かしぜ」がいくら考えても分からない。
ベトナム人の変な日本語に慣れている私が、全く分からないことも珍しい。
もしかして『よく風邪を引く』かもしれないが、わざわざ問い合わせることもしない。
『日本さくらをだんだん咲いていますね。私はお久しぶり桜花見ませんです』は、よく分かる。クイズのような日本語の文章を読み解きながら、私は楽しんでいる。
私が10年くらい前にホーチミン市に行った時に、彼の工場の前に「マンゴー」の木を植樹した。それが育ち実が付くのが楽しみだったが、枯れてしまったそうだ。
その後、同じ場所に代りに大きなマンゴーの木を植えてくれた。それが実を付けるのが楽しみだったが、遂に今回のメールで実がなった写真を送ってくれた。
そして『あと2ヶ月ぐらいまで、食べれるか、美味しいか、緊張しますね』と書いてあった。遠いホーチミン市でマンゴーがなるのを楽しみにしていられるのも、後期高齢者には大きな励みになっている。
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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