心の伊達市民 第一号

大雪の都心 

ブログ休止中の話題(2018年1月25日)

22日の正午頃から降り出した雪は、天気予報では夜遅くまでには降り止み、翌日は晴れだった。そうなると東京の雪景色の写真を撮るチャンスである。
翌日はいつもより早めに起き、午前6時57分発の都バスに乗って東京駅に向かう。
まだ朝早いので雪の影響も無く、バスは順調に進んで行った。


東京駅も雪景色で美しい。



東京駅に着いたら俄かカメラマンが大勢いて、赤レンガの駅舎の写真を撮っている。
出勤途中のサラリーマンも多いが、出勤用の革靴では雪に埋まってしまう。
この辺りでも10センチ以上の積雪で、除雪がされていない歩道は革靴では無理だ。

私は滑って転ばないように、念入りに靴底がゴツゴツしているゴルフシューズを履いて来た。ゴルフは止めたがシューズだけは捨てなかったのが、こんな時に生きて来た。


皇居内の宮内庁々舎へ向かう車の轍を頼り 雪に埋まった松林が美しい。



雪に埋まりながら和田倉門から皇居前御苑に向かう。
ここからは皇居内の宮内庁々舎に向かった関係者の車の轍を頼りに、ソロソロと歩いて行く。丁度、太陽が昇って来たので、光で温められた雪からモヤが立ち上って霞が掛かって幻想的な光景が出現している。「早起きは三文の徳」を実感する。


霞の中を出勤する宮内庁職員。



遠くでモヤの中を歩いて宮内庁に出勤する職員の姿が見え、その姿が霞んで見える。
車の轍から外れて二重橋に進む道は全くの白銀の世界で、靴が雪に埋まってしまう。
雪に埋まった松林が美しい。二重橋に着くと、10名くらいのカメラマンが来ていた。
いつもは溢れるほどの外国人観光客も、今はまだいない。


逆光の朝日を浴びて松の木が美しい。



桜田門方面に行ってみる。
ここにも皇居に出勤する宮内庁職員が歩いているが、その先の雪の深さをまだ知らない。驚くことに、桜田門をくぐって走って行ったランナーがいた。
なにもこんな日に走らなくても!・・と思ったが、彼も雪景色を見に来たのかもしれない。


雲一つ無い青空の下の二重橋。        桜田門を駆け抜ける早朝ランナー。



桜田門を出て広い通りを渡ると、右手奥に国会議事堂が見えた。
左手は赤いレンガ造りが美しい、法務省である。
以前からこの建物の雪景色の写真を撮りたいと思っていたので、やっとチャンスが来た。しかし構内には入れないし、道路側の壁が高くて、思うような写真にはならなかった。


法務省の建物は雪に埋もれていた。



そこから裁判所の前を通り、日比谷公園の裏口から中に入る。
こちらは歩く人もほとんどいないので、まだ足跡も少なく雪景色が美しい。
鶴の噴水は凍っていなかったが、昨夜の大雪で池はシャーベット状になっていた。

この頃からドンドンと気温が上がり、木の枝に積った雪がドバッと頭の上に落ちて来る。出口の近くに、誰が作ったのか雪ダルマがあった。


日比谷公園の鶴の噴水は凍っていなかった。



(おまけの話)
前日の続きである。東大での映写会を終えて、午後8時近くに家に戻った。
その頃には雪も小降りとなったが、道路に雪は多く交通が混乱した。
本郷辺りでは10センチくらいの積雪だったが、家の近くでは5センチくらいだった。
都内では交通事故も多かったようだし、雪道で転んで怪我をした人も多かった。


文京区本郷3丁目付近(1月22日、夜7時頃)



我が家の前を通っている清澄通りで、すぐ近くに新島橋という名の橋がある。
この橋は坂になっていて、そこを渡るには少し上って、また下るようになっている。
橋の下は水路になっていて、船が通るからである。

昨夜、駅から家に向かう時に、「なんだかずいぶん車が渋滞しているなー」と感じながら歩いていた。ところが新島橋に来て分かった。
ノーマルタイヤの乗用車が坂を上れず立ち往生していたのである。


勝どき駅から正面のマンションの我が家を見る(1月22日、夜7時30分頃)



警察も出て、みんなで車を後ろから押しても上れない。
遂に他の車がロープで引っ張り上げる羽目になった。それでも思うように動かない。
いつまでも見ていられないので家に戻ったが、家の窓から見たら、まだ動いていなかった。その後、どうなったかが気になっている。東京の交通は「雪に弱い!」。
これは毎年、雪が降る度に言われているが、解決策は無い。


新島橋で動けなくなった乗用車をみんなで押すが駄目だった。

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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