今回は私にはあまり縁の無い、中央区浜町をブラブラしてみた。    
浜町という場所は、人形町と隅田川に挟まれた細長い地区で下町である。
江戸時代は大名屋敷や蔵屋敷などが立ち並んでいたと言われている。最近は再開発が進み高層マンションが増えて来たが、まだまだ昔ながらの風情が残っている。

【清正寺】
浜町公園の片隅に、関ヶ原の戦いで活躍した加藤清正を祀ってある小さな「清正寺」がある。ここは熊本「本妙寺」の分院となっている。その静かな佇まいは、都心とは思えない。


「清正神社」(浜町公園内)



【ナウマンゾウ】
少し前に中央区役所の広報に、「ナウマンゾウ」という聞き慣れない名前が出ていた。ナウマンゾウを調べてみたら、「日本を代表する氷河時代のゾウで、およそ38万年前から生息していて、2万8000年前に衰滅しました。化石が発見されている場所は日本と中国に180ヵ所以上あります」とあった。

そのナウマンゾウの化石が1987年に、浜町公園近くで3頭の化石が発見された。この発見は地下鉄工事現場だったことから東京都の所有となり、その後、色々あり、現在は八王子市の所有になっている。

そこで中央区はそれを取り戻すために、浜町公園に発見の地のパネルを立てた。
私は早速、見に行ったが、ただイラスト風のゾウの絵が描かれた看板があるだけだった。


浜町公園入口に設置された「ナウマンゾウ」の看板



【荒汐部屋】
相撲部屋の多くは両国に近い場所にある。
浜町も隅田川を渡って北に行けば両国であるから、ここにあってもいいのかもしれない。しかし隅田川のこちら側にあるのは、私の知る限りでは「荒汐部屋」だけだと思う。

稽古は自由に見学が出来るのだが、大きなガラス窓越しで、肖像権の関係で写真のブログ掲載は禁止されている。仕方ないが、部屋の写真だけである。


「荒汐部屋」は稽古のある日はガラス越しに見られる。



【明治座】
中央区には明治座の他に歌舞伎座、新橋演舞場という3つの日本を代表する劇場がある。区民が70歳以上になると1年に一度、敬老の日にこの3つの劇場を順繰りに無料招待してもらえる。昨年は歌舞伎座だったので、今年は明治座の番かもしれない。

3月の演目は松平健主演で「大逆転 大江戸桜誉賑」で、ドタバタ喜劇のようだった。
劇場の案内には「マツケンサンバⅡの際、サンバ棒、ペンライト、団扇等をご使用いただけます。みなさんで一緒に盛り上がりましょう!」と書いてあるのが可笑しかった。


 「明治座」



【浜町公園】
浜町にある大きな公園で、明治座の裏手に当る場所にある。
天気の良い日はこの公園は、家族連れなどで賑わっている。
明治座で観劇をする人達も、早く来過ぎた時は公園に来ている。
この公園は「枝垂れ桜」が有名で、桜のシーズンは大賑わいになるようだ。


 「浜町公園」



【弁慶像】
私の趣味は仏像彫刻であったが、いまは部屋が狭くて休止中である。
ここへ越して来たばかりの時に、仏像以外に色々なものを彫った。
その中に弁慶の「勧進帳」の場面の彫刻がある。このお手本が浜町の緑道にある。

この緑道は以前は浜町川で、それを埋め立てて公園となっている。
私はここで弁慶像を見付けて、それを何枚も写真に撮って彫刻したのである。
弁慶が手に持っている数珠は、女房が作ってくれたものである。


 見本の弁慶像と、私が彫刻した弁慶像



【金座通り】
銀座通りと言えば、日本を代表する高級店が立ち並ぶ、ハイソな通りだとみんな知っている。しかし「金は銀より高い」のであるが、「金座通り」はあまり知られていない。
人形町交差点で東西に走る道路で、浜町から隅田川までを「金座通り」と言う。
もちろん正式名である。

この道路の由来は「西へ進むと金座のあった日本橋両替町に通じたことから来ている。
しかし銀座通りとは大違いで、両側の光景はあまりパッとしない道路である。


「金座通り」は本当にある!



(おまけの話)
「浜町」は正式には「中央区日本橋浜町」である。
地図を見ると、浜町は中央区の東の端にある。私の住む勝どきは、南の端である。
浜町公園は隅田川に面しているので、浜町の東の端にある。

すると地下鉄・浅草線「人形町駅」に戻るのも、隅田川を渡って江東区にある地下鉄・大江戸線「森下駅」へ行くのも同じような距離である。


 隅田川の「新大橋」の上から永代橋を見る。



そこで隅田川に架かる「新大橋」を歩いて渡り、森下に行くことにした。
森下で有名な人と言えば、「松尾芭蕉」である。
芭蕉はこの地で、有名な「古池や 蛙飛び込む 水の音」を詠んだ。

しかし同級生の作家で芭蕉研究家の「嵐山光三郎」は、実際に池の傍で蛙が水に飛び込む様子を眺めていたが、「蛙は静かに水に入り、音はたてない」と書いている。


 隅田川に向って座る「松尾芭蕉」



新大橋を渡り隅田川沿いにある「芭蕉稲荷神社」、「芭蕉記念館」、「芭蕉庵史跡展望庭園」などを見て廻った。3ヵ所ともあまり見学者はいない。資料を見るだけの観光は、あまり流行らないようだ。

墨田川に面した「芭蕉庵史跡展望庭園」は少し小高い場所にあり、川風が気持ち良い。
松尾芭蕉像と記念撮影をしてから森下駅に行き、地下鉄に乗って家に帰った。


 近くに「芭蕉稲荷神社」もある。


伊達季節移住のススメ 心の伊達市民 第一号

アクセス総数:1,412,212

北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

コメント

  1. Shinji
    Shinji
    返信

    昔、母と明治座へ歌舞伎を見に行った時、たしか水天宮から歩いたが、その辺のことはよくわからずにまごまごした。山の手育ちの人には、東京下町は意外と知らないことが多いとこです。下町情報これからもよろしく!

コメントを書く
お名前 必須

名前を入力してください。

メールアドレス
(表示されません)

正しいメールアドレスを入力してください。

コメント必須

コメントを入力してください。

コメントに不適切な言葉が含まれています

パスワード必須

パスワードを入力してください。

パスワードは半角小文字英数字で入力してください。

Cookie

心の伊達市民 第一号からの関連記事

伊達季節移住のススメ 心の伊達市民 第一号

アクセス総数:1,412,212

北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

心の伊達市民 第一号のよく読まれている記事(直近期間)

心の伊達市民 第一号のカテゴリー

心の伊達市民 第一号のハッシュタグ

心の伊達市民 第一号のアーカイブ