
心の伊達市民 第一号
毎年この時期になると、桜を見て廻っている。
ここへ越して来て12年ともなると、いつも同じ場所に行くのでマンネリとなっている。
でも桜の花が好きなので、相変わらず出掛けて行くのである。
今回はいつもと違い、何ヵ所かの桜を一緒に載せたいと思う。
【六本木ヒルズ】(3月21日)
ここは毎年のように行っている。
テレビ朝日の横の「毛利庭園」の桜が綺麗だが、お勧めは住居棟の裏の横断歩道橋から見る桜である。時々、道路を通過する車が、桜の中を進んで行く光景が私は好きだ。
それと忘れてはいけないのは、私の母がこのすぐ近くで生まれ育ったのである。
かなり前にいまは亡き母を60年ぶりに、その場所に案内したことがある。
その場所は区画整理がされていなくて、建物は無いが昔の面影があったようだ。
私の親孝行の話である。
【ミッドタウン六本木】(3月21日)
六本木ヒルズに行けば、「ミッドタウン六本木」にも行くことになる。
フジフィルムのギャラリーで写真展を見るのが、ここへ行った時の恒例の行動である。
その先の信号を右折すると、そこから桜並木が始まる。
途中の横断歩道橋から見る桜はみんなも好きなようで、いつも混み合っている。
右手に見えるレストランは桜の時期はいつも満席で、いつかは入ろうと思っている。
【浜町緑道公園】(3月22日)
浜町緑道公園は人形町の「甘酒横丁」を進むと、100メートルくらい先にある。
横に長い公園は、以前は水路があった場所を埋め立てたものと思う。
ここには以前はよく通ったものである。
私の趣味の仏像彫刻で、以前にここにある「弁慶像」を彫ったことがあるからだ。
写真を何枚も撮って、それを見ながら彫刻したが、それでも分からないことがあり見に行ったのである。
【門前仲町・大横川】(3月22日)
大横川は墨田区から江東区を流れ、隅田川に注ぐ運河である。
この両岸には桜の木が植えられていて、桜の季節には色々なイベントが開催される。
私が見に行った時は、大きな「お花見観光船」と個人所有らしき大きなボートが水上から花見をしていた。
個人所有のボートには金持ちそうな欧米人がグループで乗っていて、酒を飲んで楽しんでいた。運転席を見たら、驚くことに同じ欧米人だった。ボートはレンタルか?
【月島第二児童公園(勝どき駅前公園)】(3月23日)
「月島第二児童公園」という名の桜が綺麗な公園があるが、ここは「勝どき駅」の上である。なぜ隣町の「月島」とおいう名を付けているのか調べてみた。
すると公園の隣に「月島第二小学校」があった。勝どきにマンションが建ち人口が増える前は、学区が月島だったのだろうと思う。勝どきの児童数が増えても、学校の名前は変えられないらしい。この公園では、週末にはマルシェが開催されて賑わっている。
【日比谷公園】(3月24日)
普段はあまり日比谷公園には行かない私だが、年に3回は必ず行く。
それは「春の桜」、「秋の銀杏拾い」、そして「冬の凍結した鶴の噴水」の時である。
公園の外れに「野外音楽堂」があり、色々なコンサートが開催される。
最近になり、その野外音楽堂が建て直しの為に、取り壊されることになったと知った。
その最後のイベントとして、無料のコンサートがあるようで、私は申し込んだが「当るか?」。
【泉岳寺】(3月24日)
三田に用事があったので、ついでに泉岳寺に寄ってみた。
泉岳寺と言えば、「浅野内匠頭」、「赤穂浪士」、「忠臣蔵」が思い浮かぶ。
ここは桜の木が多く、特に「四十七士の墓」に行く参道の桜が綺麗だ。
10年以上前だと思うが、私は両国の義士が討ち入りをした「吉良邸」から、義士と同じ道を辿り浅野内匠頭の埋葬されている泉岳寺まで歩いたことがある。かなり距離があるので、私は義士とは違い2回に分けて歩いた。
【浜離宮恩賜庭園】(3月24日)
浜離宮恩賜庭園の桜は「八重桜」が多く、ソメイヨシノは少ない。
特に緑色の花が咲く桜である「御衣黄」と「ウコン」が珍しい。
4月1日から5月7日まで中央区民は入園が無料のチケットが配られる。
今回の写真のソメイヨシノは3月中なので、シニア割引で150円で入園した。
ここも銀座に近いせいか、欧米人の観光客が多かった。
【リバーシティ21】(3月25日・雨)
「リバーシティ21」というのは、元IHIの佃工場のあった場所に高級マンションを建てて付けた名前である。隅田川はリバーシティの手前で、朝潮運河に枝分かれする。
その両方の岸辺に桜の木が植えられている。全長で1キロくらいだろうか?
昨年は私は足の悪いマンションの友人2人を、ここに案内した。
タクシーで近くまで行き、桜を見て歩いた。普段はあまり歩けないXさんは、写真を撮るのに夢中になり、1キロを歩いたので驚いた。
私が写真を撮りに行った日は雨で、満開なのに誰も来ていない。
【トリトンスクエアと朝潮運河】(3月25日・雨)
我が家の窓からトリトンスクエアが見えたのに、その途中にタワーマンションが建設中で見えなくなった。トリトンスクエアの前に流れるのは「朝潮運河」で、そこには桜の木が植えられている。
川沿いの桜は他の場所の桜と違い、咲くのが遅いようだ。
海から吹き付ける冷たい風の影響かもしれない。
ここの桜の木は若木ばかりで、木は小さいが花の勢いがあるように感じる。
私が写真を撮りに行った日は雨で、この日を逃すと花が落ちてしまうので仕方ない。
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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06/18(土) 景色がごちそう☆ “ モントーヤ “ ですごす ゆったり時間
温泉街から国道230号線を車で走ると、洞爺湖の上、畑の真ん中に突如現れる黒いコンテナ。 直線道路なので、気になりながらも通り過ぎ、農機具の倉庫かな?一体なんだろう?と気に留めていた昨年。 そんな、筆者のような読者の方もきっといらっしゃったことと思います。 そして今年、どうやらOPENしたらしい!との情報を得て、謎を解くべく取材をさせていただきました。 ↑この束石がポツネンとあるだけの国道からの入り口 ちょっぴり勇気がいる入り口からコンテナを目指して奥へ向かうと、そこには遮るものがほとんどない空間。 畑だと思っていたこの土地は、実は畑ではありませんでした。 周りを見渡して感動しました。 ぐるっと300度くらい見渡せます。 しかも、羊蹄山・尻別岳・ニセコ連邦・昆布岳・有珠山などなどが一望でした。 尻別岳 羊蹄山 取材に訪れたことをうっかりと忘れ、うっとりとゆったりモードにスイッチが入りそうになってしまったほどの眺望です。 「危ない 危ない」と、気を取り直して玄関に向かうと、思わず開けたくなる可愛らしい赤いドアがありました。 ↑入り口にメニューがあるのは安心します ↑ドアを開けると可愛いくて不思議でユニークなディスプレイ ↑厨房で忙しそうないずみさん こちらは、2022年5月にオープンしたカフェ&キャンプサイト “ モントーヤ “です。 札幌から6年前に移住して来られた オーナー 井上啓二さんと奥様 いずみさんが営むお店です。 実はお会いして驚いたことがありました。 ご縁というのは不思議なものだとも思いました。 ↑大きな窓からは遠くの山がよく見えます 奥様のいずみさんは2年前、筆者が企画したワークショップに参加してくださった4名様のうちのお一人だということ。 オーナーの啓二さんは、筆者がどうにも気になって気になって、何度も探しに行った洞爺湖畔の幻の珈琲ソフトクリーム屋さんのオーナーさんだったということ(数ヶ月で満足して閉店)。 そうだったんだ! そうだったんだ! このような形でお会いできるとは! と、敷地に入った最初から少々興奮気味の筆者…^^; 店内は、外からは想像できないくらい落ち着いていて、どこか懐かしい雰囲気の調度品が並んでいます。 ジャズが心地よく流れ、レコードジャケットやコレクションの古いカメラが並びます。 ↑筆者好みのアーティストとレコードジャケット ↑昭和感漂うレトロなコーナー。 「東京に居た頃は服飾デザインの仕事をしていました。いわゆるDCブランドの服です。札幌に戻ってからは、もともと好きだった馬の仕事に携わりました。馬の競りのためのプロモーションビデオを制作したり、牧場のWebを制作したりする仕事です。札幌競馬があるときは、競馬場で売店も営みます。だからまあ、そちらの仕事が本業かな。」 ↑こちらはオーナーの本業。代表取締役としての会社「inox」のwebページ なるほど…。 馬に関わる映像のお仕事と“ モントーヤ “の関連がいまひとつ見えませんでしたが、飲食業にはすでに携わっていらっしゃったわけです。 そして、奥様とのご縁も馬が取り持ったとか♡ ↑コンテナは雨よけにもなり、イベントなどのショップにもご利用いただけます。 1本だけ残したドロノキ(ヤマナラシかも)は、シンボルツリーになっています 「この5000平米の土地は、僕が買う前は何十年も手付かずだったそうです。太くなった木も草も伸び放題のジャングル状態。崩れ落ちた家もそのままで荒れ放題。呆然としてしまうような荒地となっていました。水道も通っていませんでしたので、大掛かりな工事になりました。途方に暮れるほどの手間を掛け、足掛け4年がかりで開墾していきました。」 「そこまで苦労して…。この場所の何にそんなに惹かれたのですか?」 「景色です。どこを見ても山があるこの景色を見ながら珈琲が飲みたかった。ただそれだけです。」 それまで、クールな面持ちで話をされていたオーナーの目が、ふっと力が抜けて優しくなった瞬間でした。 この景色を見ながら一杯の珈琲(お店の珈琲は札幌の有名焙煎ショップ「斉藤珈琲」の豆使用)が飲みたいというそれだけで、4年間も開墾をしてしまう井上夫妻がなんとも素敵です。 「でも、そもそも何故札幌から移住して来られたのですか?」 「きっかけはスイスを訪れたことでした。もう本当にスイスが素晴らし過ぎて、人生観が変わりました。ほんと、絶対に行ったほうがいい!」 この時のオーナーの目はキラキラに輝いていました。 そのご様子だけで、どれほどスイスが素晴らしかったのかが分かりました。 「帰国後、札幌に住まなくても今の仕事はできるよね?と夫婦で話すようになりました。その時の場所の候補は、北海道の都会ではない景色の良いところ、もしくは南阿蘇でした。 そうして洞爺湖畔に居場所を見つけ、その2年後、周りの山々が見渡せるこの場所が気に入り購入しました。」 それから、足掛け4年の開墾の日々が始まったのでした。 店舗は、コンテナ7つを繋げて造られています。 大きな窓の店内はオーナー自らがデザインされたもので、お気に入りの調度品は、山を楽しむためのレイアウトになっています。 「ところでメニューを見せていただけますか?」 とお願いし、見せていただいたのがこちら。なんと、絵本でした。可愛い〜♡ ↑画像はありませんが、珈琲おいしくチーズケーキが絶品です! ↑次回はこちらを食べてみたい! ↑生パスタも美味しそう〜♡ そういえば、入り口にも店内にも絵本が飾られていました。 てっきり、いずみさんのご趣味かと思いきや…。 なんと、「僕のアイディアです」と。 この時のオーナーはちょっとハニかんだ笑顔でした。 ↑思い切り照れたお顔で振り返ってくださったショット ところで、“ モントーヤ “ の “モン“ とは、フランス語で “私の”という意味だそうです。 つまり” 私の洞爺”。 それでも湖畔ではなく、300度にわたり遠くに山を望めるここを選んだのは、「ここで珈琲が飲みたかったから」。 ここがオーナーにとっての「私の洞爺」なのですね。 「洞爺湖も有珠山もいい。でも、ここから眺める羊蹄山も洞爺湖町のランドマークであって欲しいのです。阻害するものが何もない畑のど真ん中で、この景色を楽しみに来ていただきたいです。」 ↑キャンプサイトご利用の場合は店舗の玄関フード内のトイレが共用利用できます 今後は、プライベートキャンプサイトも整備して行くそうです。 ただし、利用できるのはオーナーの友達か、友達の紹介限定だそうです。 優しく尖った カフェ&キャンプサイト“ モントーヤ “。 広大な土地にポツンとコンテナは目立ちますが、素敵な隠れ家を見つけました。 ―モントーヤ情報―虻田郡洞爺湖町成香19営業日時はInstagramまたはHPをご確認ください。Instagramhttps://instagram.com/montoya_108?igshid=YmMyMTA2M2Y=HPhttp://montoya.jp/*イベントのご利用も可能です。HPのお問合せフォームよりご相談ください。
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Shinji