
心の伊達市民 第一号
漁業調査船「開洋丸」の一般公開が行なわれると知り、私は家から近いので行ってみた。この日、1日だけの公開のようで、9時30分からの公開なのでその時間に行ってみた。
夏休みということもあり家族連れが多かったが、「船好き」らしいオタクもいた。
受付で「乗船証明書」というカードを渡されて、船のタラップを上る。
上には係員が待っていて、見学順路を示してくれる。
行く前に「開洋丸」のデータを調べておいたのが、下のものである。
【主要目】
全長・・・・・87.55メートル 幅・・・・・・14メートル
総トン数・・・2710トン 最大人員・・・53名
竣工年月日・・令和5年3月13日
「開洋丸は、水産庁に所属する大型漁業調査船で、近海から遠洋までの広い海域において、各種調査機器と大型表中層トロール網等により、水生生物の高精度な資源調査及び海洋環境調査等の高度な調査研究を実施することが期待されています」
【基本性能】
・約12,000海里以上の航続能力、30日以上の連続航海が可能な滞洋性を持ち、外洋の荒天域においても十分な耐航性を有する船型としています。
・高度な音響調査に対応した静音性を有しています。ディーゼル機関2機1軸と、推進電動機1機1軸を有し、高速航走時に有効なフィンスタビライザーと低速航走時に有効なアンチローリングタンクの両方を採用することで、横揺れの大幅な低減を可能としています。
・船首部への可変ピッチ型バウスラスターの装備により、各種観測作業時および港内航行操船に必要な横方向の推力を持ち合わせています。
【調査研究設備】
・飼育室(0~21℃)を含む研究室5室、CTDシステム、XCTD、計量魚探、超音波多層流速計、極深海測探器、低周波広帯域魚群探知機、マルチビーム海底地形探査装置、GPSブイ装置、環境センサー付き多段開閉ネット、全周ソナー等を搭載しています。
・鯨類目視台、大型表中層トロール網、稚魚採集ネット、自動イカ釣り機を装備しています。
船内の通路は非常に狭く、すれ違いが困難なので一方通行である。
見学場所は仕切られているが、どこも空いている。
見学者の多くは写真やパネルにはあまり興味が無いようで、船首に行ったら混んでいた。そこにある椅子に腰かけてみたり、船員に色々と質問などしている。
この船は新造船なので、全てがコンピューター制御のようだった。
部屋はクーラーが入っていて涼しいが、部屋から出ると外は暑い。
天気が良いので遠くまで良く見えて、気持ちは良いが暑い。
船は6階建てくらいのようで、順路に従うと外階段を上ったり下ったりと忙しい。
私が興味を持ったのは、広いキッチンである。
オール・ステンレスのようで、海の上では陸上以上に塩気に注意しているようだ。
清潔そうなキッチンでは、どんな料理が作られるのか? 食べてみたい。
見学を終り外に出ると、アンケートを依頼された。「この企画をどこで知ったか?」、「住まいは中央区か?」、「年齢?」、「どこに興味を持ったか?」などである。
それが終ると記念品をくれる。3つの内から1つを選ぶのだが、私は「調査船の漁網タオル」を選んだ。これは調査用漁網で作ったタオルだそうで、両端に持つところがある。
注意書きとして「使い始めは網が堅いので、肌の弱い方のご使用は十分注意して下さい。使い込んで行くうちに柔らかくなっていきます」とあった。
その日の夜に風呂で使ってみたが、肌が弱くなくても痛かった。
(おまけの話)
この日は予定が無かったので、東京国際フォーラムで開催予定の「ピアノ・グランドバザール」に興味本位で申し込んでおいた。
ところがその後に晴海埠頭の「開洋丸」の一般公開の参加募集があったので、それを申し込んだのである。だから午前中に「開洋丸の見学」で、午後から「ピアノ・グランドバザール」に行くことになった。
私は音楽の才能は全く無いので、特別にピアノにも興味は無かった。
でも申し込んでいたし、晴海埠頭から有楽町までは都バスで行けるので「開洋丸」の見学の後に都バスに乗った。地下一階の会場にはたくさんのピアノが展示してあった。
この企画は「ピアノプラザ」という名の会社に恒例のイベントだそうだ。
係員に聞いたら、なんと3000台も出展しているそうだ。
ほとんどのピアノが「USED」(中古品)なのに、私の思っている値段よりかなり高い。
値段の安いのは「エレクトーン」で、5万円台からある。
アップライト・ピアノの価格は色々で、50万円から外国製は380万円もするのがある。
グランドピアノになると、98万円から驚きの950万円もある。
私の子供の頃はお金持ちの家の子がピアノを習うのが流行っていたが、マンション住まいが増えた現在では、ピアノは売れないのではなか?
「ピアノの買取り」の宣伝はテレビで流れているところを見ると、使わないし邪魔なピアノが家にある人が多いのだろうと思うが、どうか?
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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『自然と科学のミュージアム「森の工舎」』 〜自然と人への愛を感じる癒しと学びの時間
2Fから吹き抜け越しに1Fのフロアを覗くと見えるこのソファ(?) 何をモチーフにしているのかお分かりでしょうか? 時間が経つのを忘れてしまう。 白老虎杖浜にある『ナチュの森』は、1日中居られる… いえ、1日では足りないと感じる心地よく学びの多いところでした。 今回は『ナチュの森』の中に2022年12月OPENされた「森の工舎」の取材で訪れたのですが、 ナチュの森の全てを案内していただきました。 丁寧な案内をしてくださったのが、「ナチュの森」広報担当の 山本祥史さんです。 さて。 皆様、いろいろな名前が出ているので、そろそろ混乱し始めていらっしゃいますよね…。 そこでちょっと、「ナチュの森」のこれまでの歩みと背景について簡単にご説明しますね。 ナチュの森の運営会社は東京本社の株式会社 ナチュラルサイエンスという名の低刺激スキンケア商品メーカーと北海道本社の株式会社 ナチュラルアイランドという名の北海道素材に着目したスキンケアメーカー 2011年 白老虎杖浜の工業団地用地を取得 2014年 地域説明会、協議会などを経て、閉校した旧虎杖中学校(1988年使用開始の校舎)土地建物売買契約を締結 2017年 ナチュラルアイランドの北海道工場竣工 2018年 ナチュの森オープン 2022年 自然と科学のミュージアム「森の工舎」オープン “ 校舎 ” が ” 工舎 ” に生まれ変わった時でした。 このような歩みを経て、虎杖中学廃校跡地を活用した工場&ガーデン施設「スキンケア工園 ナチュの森」は完成しました。 ただ、このように箇条書きにしてしまうと、その道は淡々と着々と進めてこられたように見えます。 けれども、「北海道の自然の恵みを素材にした商品作りをしたい」という構想から15年、 この地に出会ってから完成まで10年が経過しました。 このプロジェクトに向けられた大きな原動力は、自然と人への大きな愛でした。 それを実感できるのがこちら。 こちらの冊子は「ナチュラルアイランド」のものです。 表紙の花は、皮膚のガードマンとも呼ばれる万能ハーブのカレンデュラ。 ナチュラルアイランドのカレンデュラ製品は、全てナチュの森のファームで栽培された花を使っているそうです。 この冊子、「ナチュの森」を訪れた時、ぜひ開いて見ていただきたいです! 筆者は全26ページの冊子を美しい写真とともに読み終えた時、 胸が熱くなり幸せな気持ちになりました。 今やどこでも溢れている言葉。 「持続可能な」や「環境にやさしい」という文字はこの中のどこにもありません。 読み進めながら感じるのは、 「大切なものは敬意をもって守る」という自然へのリスペクトと人へのリスペクトでした。 さて、それではいよいよ今回の主役的な建物、 旧虎杖中学校校舎「森の工舎」のお話に入ります。 と、その前に。 実は〜 アポイントメントの時刻は13:00でした。 私が到着したのは10:00。 山本さんにお会いする前にどうしても体験したかったのがこちら。 「蒸留カフェ」も魅力的でした。 「花のある暮らし」〜エッセンシャルオイルを楽しめるドライフラワーアレンジ ワークショップ(こちらは2/28までの期間限定メニューです) 季節ごとにワークショップメニューが変わります♡ ワークショップが行われるスペースは「森の工舎」の無料スペースです。 このスペースには、「蒸留カフェ」と「ショップ」があります。 取材前のランチには、スパイシーでお肉ごろごろなカレーセットをいただきました。 この前に、蒸留した高知産生姜エキスを使った甘味ゼロのジンジャーエールもいただきました。 スッキリ爽やか!初めての味でした。 ママと赤ちゃんが一緒に使える、「ナチュラルサイエンス」看板商品の低刺激スキンケア製品も販売されています。 これすごい! 他の商品を知りません! 皆様、俱多楽湖や虎杖浜の語源をご存知ですか? どちらも「イタドリが生えるところ」を意味しているのです。 まさにここならではの商品です。 さて、それでは本題。 そもそも何故、「ナチュラルサイエンス」は北海道白老町の虎杖浜に『ナチュの森』『森の工舎』を作ったのでしょうか? 「弊社が北海道の豊かな自然の恵みで化粧品を作りたいと考え、 低刺激化粧品にとっての最も大切な原料である「水」を探し求めていたときに、 ようやく巡り会えたのが白老町に位置する倶多楽湖の湧水(カムイワッカ=神の水)でした。 それは、他の素材を最大限に活かせる肌に優しい軟水でした。 そして、湧水口の近くには既に閉校になることが決まっていた虎杖中学校がありました。 その中学校を見学させていただき大変驚きました。 校舎は古いのに、とても掃除が行き届いていて落書きひとつありませんでした。 ずっとずっと大切に綺麗に使われてきたことがすぐにわかりました。 そのとき、『この建物と、これまでの生徒さんたちや先生たちの想いを 「ナチュラルサイエンス」で引き継いでいきたい!』と強く思ったのです。 本当は水を探して北海道中走り回っていたので、 物件探しをしていたのではありませんでした。 ですが、その時そう思ったのです。 そして、「虎杖中学校の跡地に湧水を引き込んで工場を作れないか」「校舎や体育館は取り壊さずに、そのまま残して再利用できないか」と考えるようになりました。」 なるほど…、それが「ナチュの森」が生まれるきっかけだったのですね!ちなみに「校舎」が「自然と科学のミュージアム 森の工舎」になったのは何故ですか? 「はい。ナチュラルサイエンス・ナチュラルアイランド」の工場と「ナチュの森」を運営している中で、この校舎を活用し、周辺地域の自然の恵みを利用させていただき、地域に貢献できることは何かを探っていった結果の形が、私たちが大切にしている「ものづくり」を体感する「自然と科学を通して物事を体験する」場としての「森の工舎」となりました。 また、とても重要なこととして、自然の恵みを得るためにはそのままでは毒になることもあるということがあります。 大学や研究機関との連携の中で判明した研究結果の共有も、ここを通して行いたいという考えもありました。」 訪れた時、「蒸留実験室」では、ちょうどタイミングよく釧路産モミ(トド松)の蒸留を行っていました。 使われる水はもちろん俱多楽湖のカムイワッカ。 フラワーアレンジメントを途中にして飛んで見に行った筆者です。 仕込んでから40分ほどでエッセンシャルウォーターが採れます。 先ほどのドライフラワーアレンジメントには、好きなエッセンシャルオイルが付いていました。 実は私、この後のお話を知らずにこの和ハッカのものを選ばせていただいていました。 和ハッカの貴重品種「JM-23」を、滝上町の農家 瀬川さんは2haの広さの畑で大切に育てています。 世界で唯一、瀬川さんだけが栽培されている和ハッカはとても貴重です! また、この実験室では、四季に合わせた様々な植物を使った体験会なども行われます。 この日はラベンダーサシェ作りの準備がされていました。 「アトリエ」では、お子様向けの自然と科学をテーマにしたモノづくりを体験できます。 「香りのラボ」には調香室も備え、様々な香りを体験しながら、今の自分に合う香りを分析する体験ができます。 そして「ライブラリー」では数千冊の本が並びます。 とにかく選書が素敵すぎです! ネイチャー関連の本もたくさんあります。 なんと、なかなか見ることがない貴重な本まで!! ホント、びっくり!! どんな本があるのかは、ぜひ実際に訪れて見つけてみてくださいね☆☆ 読書のための椅子の配置も心地よい。 ここだけで1日いられます。 そして。 なんて素敵な〜!! と思ったのがこの空間♡ 元々は半円形だった天井を丸く整え、太陽をモチーフにした大きな照明をつけました。 灯りの点き方にも工夫が施されています。 そしてその下の吹き抜けのところには蛍光灯をリサイクルして作られたガラス照明「ウォーターバルーン」が、雨粒の如く各色ゆらゆらと煌めきます。 そしてその下には…。 そう、記事の最初に登場した丸いソファは俱多楽湖をイメージしたものでした。 そのソファーに寝転べば、こんな空が広がっていました。 太陽 雨 湖 それらの循環が表現されています。 そしてもっと素敵だったのがこちら〜 この日ちょうど、こちらのライブラリーで、旧虎杖中学校の卒業生の皆様と出会いました。 実は、山本さんのお隣にいらっしゃる女性は、虎杖中学校出身で現在は「ナチュの森」の工場の従業員の方でした。 そして、さらに左側の男性お二人も「ナチュの森」の従業員の方々でした。 こちらで働く従業員さんは、9割の方が地元採用だそうです。 だから、こちらの3名の方々の他にも、たくさんの卒業生がこちらで働いていらっしゃるはずです。 かつて、ここで学んだ生徒だった方々が、今度は働く場としてここに戻ってきている。 これもまた、素晴らしい循環です。 地域との関係の良さが窺えます。 学校ではなくなった今も、 こうして卒業生が気軽にこられる雰囲気作りをされていることに感動! あまりにも感動して、写真を撮らせていただきました♡ 「えほんの部屋」もあります。 0歳からのお子様と保護者の方のための部屋です。 ナチュラルカラーのマットを階段上に配置した向かい側には〜 人形劇などが上演できる舞台があります。 こちらでは今後、紙芝居などいろいろなイベントを開催するそうです。 「ギャラリー」では、北海道初上陸の「ようこそ絵本のまちへ展」を開催中です。 もと体育館だった「あそびのひろば」は、全天候型のあそび場になっています。 白老町の登別寄り、虎杖浜温泉から山の方に入ったところにある俱多楽湖のカムイワッカを引く親水公園の隣。 この水に惚れ込んだ会社「ナチュラルサイエンス・ナチュラルアイランランド」の建物が現れます。 ・自然の恵みを安全に大切に享受するために、自然を科学すること。 ・地域の人々の故郷への想いを大切にすること。 ・地域の人々と仲良くして、地域の役に立つこと。 これらを信条に、「森の工舎」は今後も進化していくことと思います。 朝から訪れたというのに、外に出ると薄暗くなっていました。 「森の工舎」は、時間を忘れて過ごせるところでした。 ―ナチュの森 森の工舎 情報― ナチュの森HP https://nachunomori.jp 森の工舎 https://nachunomori.jp/morinokousha_pre ナチュの森 Instagram https://instagram.com/nachunomori_official?igshid=YmMyMTA2M2Y= ナチュラルサイエンス Instagram https://instagram.com/naturalscience.official?igshid=YmMyMTA2M2Y= ナチュラルアイランド Instagram https://instagram.com/naturalisland_official?igshid=YmMyMTA2M2Y=
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