前日まで晴天だったのに、9月8日は台風13号の影響で朝から雨だった。
今年は日本の南の方ばかり台風が襲っているのに、関東地方は「水不足」になっていた。節電に続き、節水まで言われるようになった。
米どころの新潟県では田んぼが渇いてしまっていて、米の不作が予想されている。


走る車はライトを点けている(都バスから)



農業は自然との闘いの歴史なので、壮瞥町の果樹園農家のIさんのことや、伊達市のレタス農家のSさんのことが心配である。「雨は十分に降ったかな?」、「リンゴの受粉は大丈夫かな?」などと、素人の私が心配している。

私が滞在中にお世話になったイコロ農園の水源は、田んぼの少し上の小さな池のようなところだけなので、「田んぼの水は足りたかな?」と心配だ。
雨は降らなければ困るが、降り過ぎても困るという、農家にとっては自分ではどうにもできない自然現象なのである。 


 銀座4丁目のバス停で(バスの中から)



そんなことを考えていたが、銀座の台風13号の様子を見たくなり出掛けることにした。
女房が『どこへ行くの?』と聞いたので、『床屋に行く』と言った。
すると彼女は『なんでわざわざ台風の日に、床屋に行かなければならないの?』と言う。返事に困り、『じゃー、行って来ます』と言って、私は家を出たのである。


銀座4丁目交差点を通過(バスの中から)



バス停に行ったら、かなりの雨なのにバスを待つ人が大勢いた。
出勤のサラリーマンは、台風なのに在宅勤務じゃなにのか?
歩道には学校へ向かう小学生たちが歩いている。

銀座4丁目の交差点を窓から見たら、さすがに観光客は歩いていなかった。
いつもならごった返している銀座も、台風には勝てない。


床屋のあるビルの入口を入ったら。



有楽町駅前でバスを降り、贔屓の床屋に行った。
『こんな日は私以外にお客はいないだろう』と思ったら、なんと3人も来ていた。

私は調髪椅子に座り、『台風だからお客がいないと思い、お店を助けようと思って来た』と言ったら喜んでいた。お店の方も『今日はダメだ』と思っていたそうだ。
調髪を終りまたバスに乗り、東京駅の様子を見に行った。


 東京駅丸の内側の広場には誰もいない。



東京駅丸の内側の広場には、全く人がいない。こんな光景は初めて見た。
これではどうしようもないので、またバスに乗り銀座4丁目まで行った。
ここでは少し雨が小降りになったせいか、観光客も少しだが街に出て来ていた。
でもさすがにこの日は、大きなキャリーバッグを引っ張って歩く人はいなかった。


銀座4丁目に戻ったら、雨が小降りになった。



またバスに乗り築地3丁目で降りて、築地本願寺に行ってみた。
やはりここでも観光客は僅かで、本堂で居眠りしているジジイもいなかった。
私は椅子に座り、持参した本を読んだ。そして11時30分になったので、境内のレストラン「紫水」に入った。

この日のビジネスランチは、月に一度のお得な「すき焼き」の日だった。
私は築地本願寺倶楽部のメンバーなので、10%引きで828円ですき焼きを食べてからバスに乗ったのである。
翌日は予報が外れ、台風13号は東京を逸れて熱帯低気圧になって去って行った。


築地本願寺にも人はほとんどいない。



(おまけの話)
台風の前日の夕方に、窓から驚くような光景を見た。
夕方のテレビ・ニュースで「ジャニーズ」のことを放映していたので、それを見ていた時である。なんとなく窓の方が「赤い」ような気がしたのである。

その時に女房が言った。『空が真っ赤よ!』
私は立ち上がって窓の方に行って、外を見た。


 窓から見たら、空が燃えていた。



そして驚いた。本当に空が真っ赤な夕焼けなのである。
こんなに赤くなることは、1年に1度あるかないかである。
慌てていつも使っている、SONYのコンパクトカメラを出して撮影した。

何枚も撮影した後に、モニター画面を見たら全く赤くないのである。
慌ててニコンの一眼レフカメラを出して、同じように空を撮影した。
そしてモニター画面を見たら、目で見たように真っ赤に写っていた。


18時08分の夕焼け



買ってからまだ3ヵ月くらいしか経っていないのに、「SONYのカメラが壊れたか?」と思った。SONYのホームページから「相談窓口」に進み、そこから「24時間対応」の「Chat」で『夕焼けが赤くならない』と入れた。

すぐ返信があり、『他の言葉でお願いします』と来たので、『夕焼けがグレーになる。故障では?』と入れたら、同じ答えだった。
もうAIの回答では無駄だと思ったので、落ち着いてからネットで調べてみた。

そこには答えがあった。
『普段の撮影ではホワイトバランスはオートで問題無いのですが、夕焼けの空はカメラが色を自動で補正してしまい、赤っぽさが軽減してしまうのです』。


 東京タワーの後ろの空は真っ赤だった。


伊達季節移住のススメ 心の伊達市民 第一号

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

コメント

  1. Shinji
    Shinji
    返信

    自動修正ーーーそれでですね、満月の写真をとっても、空が明るい灰色になるし、月は見た眼よりもずっと小さくて貧弱に撮れ、いつもガッカリです。

  2. JIYUJIN
    JIYUJIN
    返信

    「自動修正」・・・たまには役に立つ情報もあるでしょう?

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