心の伊達市民 第一号
新型コロナウィルスが収まり、海外からドッと観光客が日本へやって来ている。
2022年10月から日本政府は「入国者数の上限廃止」、「入国条件の緩和」、「個人旅行の解禁」などの水際対策を緩和した。
また最近の円安の影響で、「安い日本」となっているのだろう。そのせいであろうか、銀座辺りでは以前はあまり見掛けなかったような身なりの悪い外国人観光客が増えている。
最近の日本は外国人観光客が大勢来ていて、特に有名観光地では「オーバーツーリズム」が問題になっている。東京でも私は経験しているが、昔の金持ちが来ていた時代と変り、多くの人達が公共交通機関を利用している。
昔の金持ち旅行者はタクシーやハイヤーを使っていたので、我々は関係無かった。また団体客は専用バスなので、これも関係無かった。
最近の外国人観光客は電車、地下鉄、都バスを利用する。
電車や地下鉄でも多くの外国人観光客を見掛けるが、それらは収容人員が大きいので問題ない。
問題は都バスである。それも家族連れで都バスに乗って来るのが困る。
彼等は都バスの「乗り方が分からない」、「同じ停留所で、いくつかの路線があるのが分からない」、「料金の払い方が分からない」などで、停留所で混乱に拍車を掛けている。
特に困るのが大勢で乗り込んだ後に、運転手にスマホ画面を見せる。スマホには自分達が行きたい場所が画面に出ているようだ。運転手だって忙しいのだから、小さなスマホ画面を見せられても困る。これで後ろがつかえるし、出発時間が遅れる。
そしてこの路線では行けないと分かり、下りて行く。こんなことがしょっちゅう起きている。銀座4丁目や築地3丁目から乗る外国人観光客は、ほとんどがこれである。
彼等は都バスで「新豊洲」まで行きたいのである。
その理由は豊洲に3つの人気スポットがあるからだ。
3つとは「豊洲市場」、「豊洲ぐるり公園」、「チームラボ・プラネッツ」らしい。
どうやら「ミシュラン・グリーンガイド」という本に、「豊洲市場管理施設棟」と「豊洲ぐるり公園」が載っているらしいと知った。
「チームラボ・プラネッツTOKYO」は「水、光、花を使った庭園をデジタルアートで表現し、その中に観客が没入して体験できるミュージアム」だそうだ。ここには1ヶ月に17万人も来ているそうだ。
中国人以外でも、迷惑でマナーの悪い外国人観光客も目立つようになった。
暑いのでミニパンツにタンクトップ、ビーチサンダル履き、おまけに気持ち悪いタトゥーを入れている。外国旅行は「よその家を訪問」するのだから、「普段着で来るな!」と言いた。
その横をイスラム教徒の女性が、暑い中を頭に黒いヒジャブを被って歩いている。
多分、インドネシアかマレーシアからの観光客だろうと思う。
ヒジャブは「男性を性的に惑わせないように」とのことらしいが、一緒に歩いているイスラム教徒の男達は銀座で興奮しっぱなしだろうなー。
最近では三越デパートの地下食料品売り場にいた、外国人観光客の男と女である。
私は女房に頼まれて「弁松」のお弁当を買いに行った時のことである。
弁松の前に行くと大柄な白人男性が、ショーケースを覗き込んでいる。
「弁当を選んでいるのか」と思ったら、スマホで写真を撮っていて動かない。
後ろでぶつかる女がいたので、良く見たら動画撮影をしながら店内を歩いているのである。「買わない奴は来るな!」とは言わないが、人の迷惑も考えろ!
(おまけの話)【刺青(タトゥー】
最近のことだが外国人観光客が増えると同時に、刺青(タトゥー)を入れた男女の姿が目に付くようになった。私は古い人間なので、刺青をした人を見たくない。
「刺青はファッション」という欧米の文化かもしれないが、ファッションと言うからには「流行(はやり)廃れ」があるだろう。社会的に成功し人前に出ることが多くなっても、考えは変らないのだろうか?
そこで刺青をしてやって来る件に付いて、アメリカに住むIさんに聞いてみた。
するとすぐに返信があり、『教養ある人はtattooを入れませんが、ごく最近になって、65才以上の成人した子供2人の母である教養ある女性が、腕に10センチくらいのtattooを入れて見せてくれたのでビックリしました』
『いまやtattooは文化の一環として普通に存在する地位を占めたかのようです。私個人としては、全く理解出来ません。最近の私はあの人達は正常な皮膚の美しさに気が付かず、なんという「親不孝者!」と心の中で叫んでいます』と知らせて来た。
また追加メールで『Googleで「tattoo shopを検索したら、家の近くだけも沢山出て来ました。およそ6マイル(約10キロ)範囲内でも、10軒もの刺青屋があるってことは、それだけ繁盛しているということです。驚きです。旅行者の服装ですが、本当にガッカリですね!』
『もうマナーとか他人のことを考えるとか、モラルもなにも失われた時代になったようです。人心は荒れ、山河は失われ救いの無い時代が到来。・・・と書いて、考えがネガティブな方向へ行き過ぎないようにと自分に警告しています』とあった。
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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