心の伊達市民 第一号

「日本丸」と「東京みなと丸」

少し前にマンションのスカイラウンジから、海技教育機構の晴海専用ふ頭に停泊している「日本丸」を見た。そこで早速、出航日をネットで調べてみた。
すると2日後のいつもより早い時間の、9時丁度に出航と分かった。
早過ぎる時間だと思ったが、家から歩いて10分程度と近いので写真を撮りに行った。

この日は9月12日だというのに、朝から暑かった。
相変わらず中央区役所からは「熱中症に注意」のメールが届いていた。


晴海ふ頭公園(後方はHARUMI FLAG」



午前8時50分に晴海ふ頭に着くと、なんと「にっぽん丸」はタグボートに押されて岸を離れていくところだった。前にもあったが、出航時間は「大体」のようで、準備が整えば早く出ることもあるようだ。

私は慌てて撮影に邪魔の入らない場所を確保するために、埠頭の先に進む。
帆船は他の船とは違い湾内の移動はゆっくりだから、写真を撮り損ねることはない。


「日本丸」が出航して行く



しばらく伴走していた2艘のタグボートが離れて行き、「日本丸」はレインボーブリッジに向かって行く。
帆船は東京湾内では帆を張れない決まりなので、小さなエンジンだけで進んで行く。

今回の離岸の瞬間には間に合わなかったが、以前の経験では離岸からレインボーブリッジまでは20分くらい掛かる。船は飛行機と違い、ゆっくり進むので「旅情」を誘う。


 レインボーブリッジに向かう「日本丸」



「日本丸」は段々とレインボーブリッジに近づいて行く。
航路の関係か?、船は右へ舵を切った。 そしてレインボーブリッジの向こうに消えて行った。出航が朝早い時間だったので、見送りに来ている人はいない。
たまたま散歩途中のオヤジが1人いただけだった。

それが入港となると時間も午後2時頃なので、練習船の学生の親らしき人達が数組出迎えに来ているのを見掛ける。


間もなくレインボーブリッジを通過する「日本丸」



「日本丸」が去って行ったが次の予定は「東京みなと丸」である。
芝浦小型船舶発着所を午前10時30分に出航するので、それをレインボーブリッジの上から撮影する予定だ。9時30分に東京BRTの「HARUMI FLAG」から乗車予定なので、少し時間があるので近くをウロウロした。

水面を見ていたら、魚が跳ねている。それもあちこちである。
写真を撮ろうと頑張ったが、次にどこで跳ねるか分からない。
検討を付けて10回以上もシャッターを切って、やっと魚が飛び上がった瞬間を捉えることが出来た。多分、この魚は「ボラ」だと思う。


「ボラ」がアチコチで跳ねている



晴海ふ頭公園は中心に広場があり、海側が埠頭である。
反対側は「HARUMI FLAG」という名の、もと東京オリンピックの選手村だったところである。平日の9時過ぎということもあり、誰も来ていない。

友人の散歩好きの男の話では、『ここの住民には中国人が多いぞー』と言っていた。
公園の端まで行ったら、地面にたくさんの鳥が群れていた。
この鳥は、多分「ツグミ」ではないかと思う。


「ツグミ」らしい?



公園の東端にはカフェと公園管理事務室がある。入口に近づいたら、なにやら珍しい計器が吊るされていた。よく見たら「熱中症計」というもので、私は初めてこれを見た。
気温は37度、湿度は50%を示している。右側の針は赤い「危険」を示していた。
暑くて汗だくだくとなったし、東京BRTの発車時刻も迫ったので停留所に急いだ。


公園管理事務所の「熱中症計」は「危険」を示していた。



(おまけの話)
7月に「東京みなと丸」をレインボーブリッジの上から動画撮影をしよう思い、わざわざ時間に合わせて行ったのに、7月だけは芝浦からではなく青海からの出向となっていて空振りの経験をした。
その話は8月1日に投稿したブログに載せた・・・・https://mushanavi.com/author/jiyujin/blog2/see/entry-23017.html

今回は慎重を期して、事前に出航する港を調べておいた。
汐留から「ゆりかもめ」に乗って「竹芝駅」を出てすぐに、「東京みなと丸」の出航する場所が見える。見落とさないように気を付けていたら、右手に「東京みなと丸」が停泊しているのが見えた。
これを確認したので、午前10時30分には「東京みなと丸」は必ず出航すると分かった。

「ゆりかもめ」は「汐留」→「竹芝」→「日の出」→「芝浦ふ頭」と進む。
「芝浦ふ頭駅」で下車して、数分歩くとレインボーブリッジの足元へ着く。


 「竹芝小型船舶発着所」に停泊中の「東京みなと丸」



建物に入り、エレベーターで7階まで行く。
そこがレインボーブリッジの歩道と車道と、「ゆりかもめ」が並行している場所である。まだ10時30分には時間が十分にあるので、先の方に歩いて行った。
歩道の横を大型トラックがビュンビュンと走り去って行くのが怖い。

10時30分の出航予定なのに、20分過ぎに「東京みなと丸」が出航してこちらに向かって来るのが見えた。多分、この日の参加者が全員揃ったので、少し早いが出航したのだろう。私は慌てて、「東京みなと丸」が私の足元に来そうな場所を探した。


 「東京みなと丸」がこちらに向かって来る。



船は右側通行と決まっているので、少し芝浦側に戻った場所で待ち構えた。
帆船と違いクルーザーの速度は速い。「もう少し少し右かな?」と思い、場所を変える。動画撮影は「一発勝負」である。通り過ぎてしまったら、次は3時間は待たねばならない。幸いに私の選んだ場所が良かったようで、「東京みなと丸」は私の足元を通過して行った。

出航から足元まで、約6分のショータイムだった。
だからこの時間はまだ本来の出航時間になっていない。また「早めに行って良かった」となったのである。


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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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