心の伊達市民 第一号

「町中華」と「荒川ロックゲート」

時々、女房と『たまには町中華が食べたいねー』と話している。
そんな時に、テレビで町中華を取り上げていた。
その店は江東区の外れにある「三龍亭」で、団地の中にあって大繁盛と報道していた。

そうなると「行かねば!」と思ってしまい、地図を調べて1人で出掛けて行った。
その店の場所は新宿線で「大島駅」下車で、15分も歩く北砂五丁目団地の中にあった。


 中華料理店「三龍亭」



この団地は巨大である。
初めて来たが駅から遠いので、見掛けるのは老人とインド人だった。
清掃をしているおじさんに三龍亭の場所を聞いた。聞かなければ分からないほど大きな団地だ。暑い日だったので、店の外のテーブルに着いた。

そしてTVでも伝えていた人気メニューのチャーハン(850円)と餃子(400円)を注文した。次々とお客がやって来るがみんな顔馴染みの、団地の住民と工事作業者のようだった。


 「チャーハン」(850円)



「町中華を食べたい」と言っていた家族のために、「中華丼」の持ち帰りを2人前注文した。帰るまで時間も掛かるので、それまでにご飯がグチャグチャになる恐れがあるので、『ご飯なしでお願いします』と言ったら、そんな注文は初めてらしく『少しお待ちください。聞いて来ます』となった。

結局はOKとなったが、私は家で「ゆめぴりか」で食べた方が美味しいに違いないと思ったのである。夕食に家族で食べたが、半自家製の満足の中華丼だった。


 「中華丼の頭だけ」(900円×2人前)



(おまけの話)
町中華を食べてから、荒川ロックゲートに行くことにした。
団地の近くのバス停に行ったら、「東大島行き」のバスがあった。
それに乗れば荒川ロックゲートに行く駅となる。

バスが進み外を見ていたら、荒川ロックゲートの反対側を通った。
駅まで乗るより、次で降りた方が近いと思ったが正解だった。


「荒川ロックゲートの荒川側水門柱」



駅から行くよりも半分くらいの距離で、荒川ロックゲートに着いた。
両側のゲートは閉められたままだ。見に来ている人もいない。
私は見学用のコンクリートの石段に座り、船の来るのを待つことにした。
荒川側のゲートの上の道を、次々と自転車通り過ぎて行くが船が来る気配は全く無い。


「荒川ロックゲート全景」



1時間近く待っても船が来ないので、荒川ロックゲートをネットで検索して管理事務所に電話してみた。
その結果は『今のところ予定は入っていません』と、かなりガッカリする回答だった。

仕方ないので10分くらいしてから帰ろうと決めたら、突然、アナウンスが聞こえた。
何を知らせているかは分からないが、これは入門する船に向けてのアナウンスである。


 荒川側ゲートが上がって行く


最後の最後に幸運にも、船が来たのである。
荒川側のゲートが静かに上がって行き、ロックゲートの中の水位を荒川と同じにする作業が始まった。ロックゲート内に注水が続き、水位計の目盛りが上がって行く。
水位を調節し終り、荒川から船が入って来た。

船体の文字を見たら、「国土交通省災害対策支援船」と書いてあり、搭乗員は2人だけだった。船を端に寄せ、ロープで固定する。


荒川から船が入って来た



その後、荒川側のゲートが閉じられる。
そして次は水を抜いて、反対側の「小名木川」の水位に合わせる作業が始まる。
水を抜くだけだから今度は早いかと思ったが、そうではなく同じくらいの時間が掛かる。

水位計を見ていたら、小名木川の方は荒川より1.5メートルも低かった。
これが江東区ゼロメートルの原因だと、目で見て分かった。


 江東区の「小名木川」の水位に合わせる。



水位計が動かなくなっても、なかなか船は動き出さない。
すると小名木川側のゲートが、少しずつ上がって行った。
そして水位が同じになったのが確認されと、アナウンスがあり信号が赤から青になる。
待機していた国土交通省災害対策支援船は、ゆっくりと小名木川に出て行った。


 小名木川側の水門


最初の荒川側のアナウンスから、小名木川に出て行くまでに約30分掛かっていた。
ここを通過するのは有料である。私は今回で4度目の荒川ロックゲートだが、運が良く4回とも船が通過するところに出会えている。
週末なら観光船も通過するので、調べてから行けば必ず船の通過を見られる。

パナマ運河やスエズ運河はこれを巨大にしたものだが、このように目で見ることは出来ない。もっと日本は観光資源として、外国に宣伝した方が良い。


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コメント

  1. Shinji

    Shinji

    返信

    小名木川の方は荒川より1.5メートルも低い、という事実がまだピントこない。近い川どうしだし、海に入れば皆同じ水位で、川は皆つながっているのに、と素人は思う。
    でも、オランダという国を思い出した。国土のほとんどが海抜以下という国家も存在しているというのも、驚きだ。

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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